宮島を中心に自然・景観を守り、魅力を伝えるパークボランティアとして活動
瀬戸内海国立公園宮島地区のパークボランティアとして活動する三村 澄美花さん(経済科学部経済情報学科4年)にインタビューをしました!
幅広い学びと成長を求めて
大学進学を考える中で、将来の可能性を広げられる環境を探していました。経済科学部経済情報学科を選んだのは、経済学だけでなく、これからのデジタル社会に不可欠な情報分野も同時に学べる点に惹かれたからです。また、資格取得や就職活動へのサポートに加え、ボランティア活動など授業以外でも自分を磨けるチャンスが豊富に用意されていることも大きな魅力でした。この学科で多様な経験を積み、多くの人と関わりながら視野を広げ、自分自身を大きく成長させたいと思い、入学を決意しました。
地域社会と関わるため、パークボランティアの世界へ
学生生活の中で、地域や社会と関わる取り組みに挑戦したいという思いが芽生えました。将来は公務員として地域に貢献したいと考えていたため、実際に人や地域のために行動する経験を積みたいという思いもありました。そんな時に出会ったのが、瀬戸内海国立公園宮島地区のパークボランティアでした。宮島を中心とした自然や景観を守り、魅力を伝えることを目的に、自然観察会の案内や美化清掃などを行っています。月に1回ほどのペースで活動しており、昨年度は研修生として先輩方から知識を学びながら実践経験を積んできました。
厳しい山道での作業と温かい絆
2025年の秋には、弥山などの宮島の登山道整備に参加しました。道具を手に長い距離を歩き、雨などで凹凸になった地面に土を運んでならしたり、滑りやすい落ち葉を掃いたりと、作業は想像以上の重労働でした。参加者の中で最年少だった私は、軽快に作業を進める年上の方々の姿に刺激を受け、最後まで頑張る原動力を得られました。大変な活動でしたが、利用者の方からの「ありがとう」という言葉や、外国人観光客からの「Hard work!」という笑顔での声掛けがとても励みになりました。普段何気なく利用している道も、多くの努力で保たれていると知り、自然を守るだけでなく、道を利用する一人ひとりの安全と快適さを支える活動だと実感しました。
利用者の立場に立ち、周囲と協力して最後まで責任を持つ
パークボランティアの皆さんと一緒に
常に「利用者の立場」に立ち、安全で気持ちよく登山道を進めるよう丁寧な作業を意識しました。また、多世代の仲間と協力し、分からないことは積極的に質問してチームで動くことも大切にしました。利用者からの感謝の言葉を通じて、自分たちの地道な活動が多くの人の安全につながっていると肌で感じ、最後まで責任を持って取り組む姿勢が身につきました。
ボランティアを通して深まる大学での学び
活動に参加する前は「社会経験を積みたい」という気軽な気持ちもありましたが、ある参加者の「元気なうちに地元宮島に恩返ししたい」という言葉に触れ、ボランティアは地域への感謝や愛情を形にすることなのだと意識が大きく変わりました。また、この活動は大学での学びとも深く結びついています。経済情報学科で学ぶ中で、地域の自然や景観を維持・保全することが、観光資源としての価値を高め、結果として地域経済の活性化や魅力発信につながっているのだと実感することができました。さらに、多世代の方々と協力して活動する中で養われたコミュニケーション力や相手の立場を思いやる姿勢は、大学での学びをより深める大きな糧となっています。地域のために行動する大切さを知ったことで、将来公務員として地域に貢献したいという思いは、より強固なものになりました。
修大生へのメッセージ
私自身、最初は「何か新しいことに挑戦してみたい」という漠然とした動機でボランティアに参加しました。しかし、実際に活動してみると、素敵な人々との出会いや、普段の生活では決して得られない貴重な経験があり、自分の考え方や視野が大きく広がりました。最初は不安や迷いがあると思いますが、少しでも興味があることがあれば、ぜひ勇気を出して挑戦してみてください。その一歩が、きっと自分自身の成長につながり、大学生活をより充実したものにしてくれるはずです。
※掲載内容は全て取材当時(2026年)の情報です。