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活躍する卒業生 Vol.17

竹本 修平さん

経済産業省 中国経済産業局 産業部 国際課 通商係
法学部 法律学科 2021年3月卒業

多様な経験から得られたもの

大学時代は、学部の授業や課外活動で多くのことに積極的に取り組み、社会に出たときに役立つ貴重な経験ができたと感じています。例えば、大学のプログラム(グローバルコース※1)の制度で、アメリカのポートランド州立大学へ留学した際に、現地で感じたことや見た風景は、仕事を進めて行く上での、自分なりの指針になっています。また、物事をやるかどうかを迷った時にはとりあえずやってみる、チャレンジしてみるという意識も、留学の経験から常に意識するようになりました。また、Shuddy’s※2の活動では、どうしたら高校生や保護者の方々に魅力を伝えることができるか、自分なりに考えることで思考力を養えたと思います。

※1 グローバルコース…グローバルな視野を持ちながら地域に根ざして活躍できる人材の育成を目的として開設されたコース。現在は募集終了。
※2 Shuddy’s…年間を通してオープンキャンパスやキャンパス見学のツアーガイド、入試実施の補助などに取り組んでいる学生スタッフ。

企業の本質的な課題解決に向けて

現在は、経済産業省の地方支分部局である中国経済産業局に勤めており、製造業を除く幅広い業種を所管している流通・サービス産業課において、主に小売店などのサービス産業や商業振興を行っています。課内の取りまとめ業務を担い、加えて、生産性を上げるための「デザイン経営」という考え方の普及、中国地域の魅力を高めていくためのエリアブランディング事業の担当をしています。日々の業務の中で、企業の本質的な課題を解決することを目標として取り組んでいます。企業の方が課題だと感じていることについて、話を深堀していくと、更に根本的な課題が見つかることもあります。本質的な課題を見つけるため、いかに企業の方と向き合い、信頼関係を築くことができるかが重要になると思っています。また、課題解決にあたって、企業としての視点だけでなく、消費者としての視点、行政としての視点などさまざまな視点から俯瞰してみることがポイントであると教わりました。今はまだ試行錯誤の日々ですが、常にこのポイントを意識して企業の方々と話をするように心がけています。

自分にしかできないこと

仕事をするにあたって、企業の方から信頼を得るためにも常に謙虚な姿勢でいることと、新しい知識を得るための勉強と情報収集を怠らないことを心がけています。加えて、常に自分なりの指針をもって行動できるようにならなければいけないとも考えています。変化の激しい今の時代で、自分にしかできないことで社会に貢献していきたいです。

修大生へのメッセージ

大学時代、授業だけでなく、就活・授業やゼミ・留学・Shuddy’s・サークル・アルバイト・ボランティアなど、さまざまな活動を経験し成長することができました。私が常に意識していることは、「迷ったらとりあえずチャレンジしてみること」で、これが全ての土台になっていると思います。広島修道大学にはチャレンジの機会がたくさんあり、それを応援してくれる先生や職員の方がたくさんいます。そのような風土の中では、4年間を通して大きく成長できると思います。自分のやりたいことを見つけて、ぜひ充実した大学生活を送ってください!
※掲載内容は全て取材当時(2023年)の情報です。