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教育学科

教育学的素養を高め実践力を養う

1年次に自分の興味や適性について考え、2年次からは4コースに分かれて子どもたちの成長と学びのつながりを学んでいきます。幼稚園教諭・保育士、小学校教諭、中学校教諭、高校教諭、特別支援学校教諭、社会教育士など、教育に関わるさまざまな免許・資格を取得することができます。即戦力になる教員としてだけでなく、幅広い教育学的知識を基礎として、大学院への進学など、教育を見る視野の広がりを得ることができます。

4年間の学び

1年次

専門の土台を築く

1年次から演習に取り組み、教育に関する基礎的知識を修得します。また、教育について幅広く学び、自身の興味・関心や適性を理解します。

2年次

教育を多様な視点で捉える

2年次より4コースに分かれます。少人数による演習科目を履修し、教育を捉える複合的な視点を養います。

●初等教育コース

乳幼児から児童期の子どもたちへの教育的働きかけに重点をおいて学びます。
幼稚園・保育士コース ●幼稚園教諭一種免許状・保育士資格
幼稚園・小学校コース ●幼稚園教諭一種免許状・小学校教諭一種免許状

●学校教育コース

青年期を視野に入れて、児童・生徒への教育的働きかけを重点的に学びます。
●小学校教諭一種免許状・中学校教諭一種免許状(社会)

●教育科学コース

人間に対する理解を深めるとともに、自らのキャリア形成に活用できるように教育学を深く学びます。
●中学校教諭一種免許状(社会) ・高等学校教諭一種免許状(地理歴史)

●特別支援教育コース

教育現場において特別なニーズを有する子どもたちの能力や個性に応じた支援の実践方法を重点的に学びます。
●特別支援学校教諭一種免許状(知・肢・病)・小学校教諭一種免許状

3年次

研究と実習で実践経験を積む

研究に加えて実習も経験。教育現場で実践力を体得します。

4年次

4年間の学びをまとめ深める

研究してきたテーマを論文にまとめ上げるとともに、専門的な能力を深めていきます。

●卒業研究テーマ例

19世紀後半から20世紀後半の少女小説に描かれるヒロイン像の変遷

1990年代以降に広まったジェンダーフリーの思想実践により、女子に期待される役割は変化しつつある。18世紀後半の「子ども」概念の発見以降に登場した児童文学に描かれる子ども、とくにそれぞれの時代に特有のヒロインに対する社会的まなざしの変遷を分析することで、現代における少女そして子どもの可能性を指摘した。

特別支援学校卒業者の進路選択プロセスと職場への定着の要因

障害を有していると職業の選択肢が狭まったり定着が難しかったりする。特別支援学校を卒業し一般企業で働くAさんにインタビューを行った。その結果、職業選択と職場への定着には、好きなことを仕事に繋げる力、自己意思で決断する力、職場のよさに気づく力、大人モデルを持つ力や、自己理解と仕事の理解等が重要であった。

知的探究心を向上させる中学校社会科歴史授業

~クイズやゲームを活用して~

中学校社会科歴史的分野の授業において生徒の探究心の向上が最重要課題であると考え、探究心を向上させるための様々な方法がある中でクイズやゲームに着目した。探究心の向上させる理論やクイズやゲームを活用した先行実践の検討から、クイズやゲームの様々な学習効果を明らかにし、その活用は自ら楽しく探究するという点から有効であることを導いた。

「話し合い活動」における子ども同士の相互作用

5歳児の協同的活動場面での話し合いの様子を観察して、意見交換時に子どもが用いる方略とその作用を分析し、幼児期の意思表現と他者理解を促す保育指導法について考察した。

児童への呼称と使い分けの規定要因に関する研究

~小学校教師を対象とする面接調査を通して~

現在の小学校において、児童への呼称(名前の呼び方)は何か、なぜその呼称が使われているのかを調査した。「児童個人の特性」「児童集団に対する考え」「幼小接続」「人権尊重」など、多様な背景(呼称の決め手)が見いだされた。

資格取得

取得できる資格・免許状

授業での資格取得のほか、多彩なキャリア支援講座やきめ細やかなサポートを実施し、難関国家資格、公的資格、および民間資格の取得を支援しています。

  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 小学校教諭一種免許状
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 特別支援学校教諭一種免許状(知・肢・病)
  • 保育士
  • 社会教育士・社会教育主事(任用資格)※1
  • 児童福祉司(任用資格)※2

※1:課程修了者は「社会教育士(養成課程)」と称することができます。任用資格を得るには1年以上の実務経験が必要です。
※2:1年以上の実務経験が必要です。

特長的な学び

「人間の発達と形成」の過程を、多様な視点からとらえていく

1. 社会の要請に応じた免許・資格取得をめざす
複数の免許や資格・称号の取得をめざすことが可能です。隣接・連続する免許や資格に関わる学びを通して、教育的な視野を広げるとともに、社会における教育の広がりやその役割を考え、自分自身の強みやキャリアを考えることにつながります。

2. 幅広い教育学的教養を段階的に学ぶ
教育についての時間的・空間的なつながりや広がりについて、さまざまな視点から、段階的に学ぶ授業・カリキュラムを設置しています。

3. 地域をフィールドに、教育実践力を身につける
地域社会のさまざまな教育現場で活躍する人材から生の声を聞いたり、実際に現場に出向いて教育実践を体験したりする授業があります。
また、その他、地域に密着した教育内容について考える授業や具体的・専門的に教育実践について考える多様な科目が用意されています。

研究 in FOCUS

持続可能な社会の創り手を育むESD授業

オーストラリア ウルルの観光資源調査

永田 成文 教授

持続可能な開発のための教育(ESD※)の究極目標は、主体的な探究活動から持続可能な社会づくりにつながる学習者の行動の変革を促すことです。私の研究では、地理授業に焦点を当て、諸外国のESDプログラムの分析などを通して、持続可能な社会の実現につながる、ESDとしての地理授業のプログラムや単元の開発に取り組んでいます。
※ESD(Education for Sustainable Development)

TOPICS

学科 DATA

教育学科の進路(2022年~2024年度卒業生)

コース別資格・免許状取得者数(2024年度卒業生)

※教育学科は複数免許の取得が可能なため、卒業者数より資格・免許状取得者数が上回っています。
※特別支援教育コースは2024年度新設のため本表には含まれていません。
※他学科で認定を受けている免許教科の免許状については、時間割が組める範囲内であれば取得をめざすことが可能です。

4年間で成長したこと

三原市公立保育所(保育士) 就職

勝山 春菜 2026年3月卒業 広島県立尾道東高校出身

オープンキャンパスで子どもと関わる楽しさを体験し、また、充実した教育環境を知って教育学科への入学を決めました。入学後は、保育の専門的知識を学び、実習で発達に応じた保育指導に挑むことで保育専門性の基礎を培いました。教育学科では演習形式の授業が多く、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」に関する保育内容の授業では、子ども一人ひとりに応じた保育について多角的に考え、理解することができました。「表現」領域では造形・音楽・身体の3分野の科目があり、保育技術の修得に手ごたえを感じました。一人で抱え込みがちな私も、4年間、仲間と協同的に学び合う中で、協働する力を養うことができ、大学生活全体が自分を成長させる糧になったと実感しています。

進 路

教師以外の選択肢も

教育学の幅広い学びを応用し、多様な分野に進めます。

▼就職実績(2025年度)

●主な就職先

オタフクソース/島根県教員/積水ハウス/東京都教員/鳥取県教員/広島銀行/広島県(学校事務)/広島県・広島市教員/広島市Ⅰ種行政/三原市公立保育所/山口県教員/ランサーズ