1. ホーム
  2. 大学について
  3. 教育研究上の目的と教育方針(3つのポリシー)
  4. 英語英文学科

英語英文学科

I.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

英語英文学科は、学生一人ひとりが「地球的視野を持って地域社会の発展に貢献できる人材」となることができるよう、以下の3点を学士課程教育において身につけるべき学士力として明示します。

1.知識と技能

講義、ゼミナールなどでの読む・聞く・書く・話すことの反復をとおして、言語としての英語、及び英語圏の文化の諸相に関する知識を収集・整理・理解し、分析・表現することができるようになること。

2.思考力・判断力・表現力

修得した知識と技能をもって、自らの課題を発見し、課題の解決に取り組み、その成果を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力を持つようになること。

3.多様な人々との協創

グローバル化が進む社会において活躍できる的確なコミュニケーション能力を身につけ、主体性をもって異なる文化や価値観を等しく尊重し学び合う態度を養うこと。

II.教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

英語英文学科は、学生一人一人が円滑に大学での学修を開始し、学士課程をとおして深い学識を身につけ、「地球的視野を持って地域社会の発展に貢献できる人材」となることができるよう、以下の3点を教育課程の編成方針として明示します。

1.基礎から発展へ

基礎的な英語運用能力を修得し、専門性の高い学修に結び付けるため、初年次の英語力錬成科目から高学年次の発展的な科目へ、科目を段階的に配置します。

2.視野の拡大

英語圏の文学・文化と英語学・英語教育学に関する専門的知識の修得にむけて、自専攻科目の中にそれぞれの分野の科目を体系的に配置します。学士課程における学修成果の集大成として卒業研究を必修とします。

3.経験の拡充

卒業後の実社会での活動に資するため、時事問題や各種英語検定に対応した科目群のほか、語学の専門職に必要な技能を育成するための科目群を配置します。また英語圏での授業や生活を通じて、英語の実践的運用能力を向上させ、同時に幅広い国際的視野を身につけることができるように海外研修プログラムを提供し、単位を認定します。

III.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

英語英文学科は、学士課程教育を受けるに必要な基礎学力と主体性を備えた人を、様々な入学試験制度により選抜し、受け入れます。具体的には、言語や文化、とりわけ英語や英語圏の文化に強い関心と探究心があり、英語習得に必要不可欠な努力を惜しまず、英語で他者と積極的に交流し、多様な価値観を持つ他者とともに問題の解決に当たる協創性を備えていることを重視します。英語英文学科が求める学生像は、次の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を有する人です。

(1)知識・技能
高等学校における英語・国語の教科に関する知識・技能を有する人。すなわち、英語圏の文学や英語学・応用言語学の文献読解、さらにこれをふまえた論述や口頭でのコミュニケーションを行うための基礎となる英語の音声・語彙・文法の知識及び「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の四技能に加え、伝達の内容に関して論理的に思考・判断・表現する際に基礎となる日本語能力を有する人。

(2)思考力・判断力・表現力
言語や文化に関わる問題に気づく観察力、その問題を解決するために文献を読解し、それをもとに考察し自らの結論を導く思考力・判断力、その結論を論理的な文章や口頭発表によって説得的に示す表現力、及びこの問題解決プロセスに主体性をもって取り組む態度を有する人。

(3)主体性等
多様な価値観を持つ他者に対する包容力を備え、主体性を持って共感的な人間関係を創造しながら、同時に自らの意図を明確に表明して相互理解を図る能力を有する人。

【入学前に学習しておくことを期待する内容】
大学での学習には幅広い分野の基礎知識が必要です。したがって入学を希望する人は、高等学校における教科・科目の教科書レベルの知識を幅広く習得していることが大切です。
特に、英語については高等学校の学習を基本として、入学までに可能な限り英語力の向上に努めてください。国語の基礎学力は、大学での授業や演習で文献を読んだり、レポートを書いたり、自分の意見を発表するために必要です。また、自分の興味関心を広げるために、様々な本を読むこともおすすめします。
最も基本的なことを具体的にあげれば、すべての科目で自ら進んでノートを取ること、授業中挙手して大きな声で発言することです。英語学習に関しては、英文法を一通り学習すること、正しい発音で大きな声で音読すること、英検等各種検定試験に積極的に挑戦することです。これらのことは「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性」等の育成に役立ちます。

2.入学試験制度と評価

英語英文学科は、以下の入学試験制度ごとに、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を多面的・総合的に評価します。それぞれの入学試験制度における評価の比重と評価方法については、別表をご覧ください。

(1)一般選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、個別学力検査と調査書によって多面的・総合的に評価します。前期C日程では、取得した英語資格も加味します。後期日程では、個別学力検査で合否ラインの得点帯の受験生について、調査書に記載される主体性に関する情報を評価して、個別学力検査の得点に加点したうえで合否判定します。
一般選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて評価・判定します。

(2)共通テスト利用選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、大学入学共通テストの成績と調査書によって多面的・総合的に評価します。
共通テスト利用選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて評価・判定します。

(3)一般・共通テスト併用選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、一般選抜(前期日程)の個別学力検査、大学入学共通テストの成績および調査書によって多面的・総合的に評価します。
一般・共通テスト併用選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて評価・判定します。

(4)総合型選抜
志望理由書にもとづいて英語英文学科で学修することの意義を理解し、強く入学を希望していることを確認した上で、英語力試験にもとづいて基礎となる英語能力を評価します。さらに、面接にもとづいて、「思考力・判断力・表現力」及び「主体性等」を評価します。
総合型選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(5) 学校推薦型選抜(公募)
志望理由書にもとづいて英語英文学科で学修することの意義を理解し、強く入学を希望していることを確認した上で、資料小論文試験にもとづいて基礎となる英語能力及び思考力・判断力・表現力を評価します。さらに、面接にもとづいて、主体性と、口頭による思考力・判断力・表現力を評価します。また、出願書類にもとづき、取得した英語資格も加味します。
学校推薦型選抜(公募)では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(6)学校推薦型選抜(指定校)
志望理由書にもとづいて英語英文学科で学修することの意義を理解し、強く入学を希望していることを確認した上で、面接にもとづいて主体性、多様な価値観に対する包容力、及び相互理解を図る能力を評価します。
学校推薦型選抜(指定校)では、学力の3要素全てを同じ比重で評価し、調査書、推薦書の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(7)学校推薦型選抜(附属校)
志望理由書にもとづいて英語英文学科で学修することの意義を理解し、強く入学を希望していることを確認した上で、面接にもとづいて主体性、多様な価値観に対する包容力、及び相互理解を図る能力を評価します。
学校推薦型選抜(附属校)では、学力の3要素全てを同等の比重で評価し、調査書、推薦書の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(8)帰国生選抜
帰国生選抜は、総合型選抜と同じ方式で評価・判定します。

(9)外国人留学生選抜
日本留学試験の成績によって日本語運用能力を評価します。さらに面接によって、知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性等、及び日本語でのコミュニケーション能力等を評価した上で、日本留学試験の成績と面接結果を同等の比重で評価・判定します。

(10)編入学試験・学士入学試験
英語に関する個別学力検査によって、主に第3学年次に修学するために必要な知識・技能及び思考力・判断力・表現力を評価します。さらに面接によって主体性等を評価した上で、個別学力検査結果及び面接結果を同等の比重で評価・判定します。

3.英語英文学科の教育を通じて養う能力

言語としての英語、および英語圏の文化の諸相に関する知識と、国際化を進める社会で活躍できる的確なコミュニケーション能力を身につけ、自らの課題とテーマを学問的に追求し、主体性をもって協創する能力を身につけます。

英語英文学科