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国際コミュニティ学部

I.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

国際コミュニティ学部は、国際社会全体をひとつのコミュニティととらえ、Think Globally, Act LocallyとThink Locally, Act Globallyの理念をともに重視し、地域社会と国際社会における多様性とダイナミズムを理解できる思考力と知性を身につけ、良識と教養ある判断力を備えた市民を育成することを目的として、学生が卒業するまでに身につけるべき能力を、学士課程の学位授与の方針として、以下の通り定めます。

1.知識・技能

講義、ゼミナールなどでの読む・聴く・書く・話すことの反復をとおして、地域社会の現状と課題や国際社会のダイナミズムを理解できる基本的知識を収集・整理・理解し、活用できるようになること。

2.思考力・判断力・表現力

修得した知識と技能を持って、自ら課題を発見し、課題の解決に取り組み、社会の将来や事態の推移を洞察することのできる思考力・判断力・表現力等の能力を持つようになること。

3.協創力

多様な立場や価値観を尊重し、主体性を持って、世界や地域に生きる多様な人々と相互協力のできる市民としての知性と良識を身につけていること。

II.教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

国際コミュニティ学部は学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を実現するために、教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を次の通り定めます。学修成果については、シラバスに明示した成績評価基準による厳格な成績評価とともに、広島修道大学アセスメントプランに基づいた教育課程全体の評価の二つで評価します。

1.基礎から発展へ

「学び」に必要な基礎的技法の修得を目的とする初年次授業科目を配置し、あわせて低学年の段階で世界や地域の現状を体験する機会を提供します。知識を修得する講義とそれを整理して自らの意見を発信できるゼミナール・演習、自ら課題を発見し、課題の解決に取り組む課題解決型科目をバランスよく履修できるよう工夫します。世界や地域において実地で貢献するための体験科目を配置します。《主専攻科目》を複数の科目群に区分し、それぞれに最低修得単位数を定め、4年間の学修に体系性を確保します。

2.視野の拡大

豊かな人間性を培い、思考力・判断力・表現力を養うために人文・社会・自然にわたる多様な学問分野にかかる授業科目をできる限り配置し、個々の興味・関心に応じて履修できるように工夫します。

3.経験の拡充

課題解決型科目、キャリア教育科目、留学制度等を利用した社会での実践や異文化体験を推奨します。

III.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像 

国際コミュニティ学部は、様々な入学試験制度による選抜を通じて、学士課程教育を受けるに必要な基礎学力と主体性を備えた人を受け入れます。選抜過程では、Think Globally, Act LocallyとThink Locally, Act Globallyの理念をともに重視し、地域社会と国際社会における多様性とダイナミズムを理解できる思考力と知性を身につけているかどうか、自己の在り方生き方を考えながら,課題を発見し解決していくための資質と能力を備えているかどうかを判断します。
国際コミュニティ学部が求める学生像は、次の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を有する人です。

(1)知識・技能
高等学校における社会・国語・英語の教科に関する知識・技能。具体的には、地域社会や国際社会における多様性やダイナミズムへの関心や問題意識、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の四技能、論理的に思考・表現する際の基礎となる日本語能力及び国際的なコミュニケーションの基礎となる英語の知識。

(2)思考力・判断力・表現力
社会の持続的発展や平和の実現のために文献を読解し、それをもとに自ら考察できる思考力・判断力と、その考察を論理的かつ説得的に示す表現力。

(3)主体性等
多様な人々とのコミュニケーションを通じて社会における相互理解を進め、様々な人々との協働を通じて国際社会・地域社会が抱える課題の解決に向けて取り組む能力。

【入学前に学習しておくことを期待する内容】
大学での学習には幅広い分野の基礎知識が必要です。したがって入学を希望する人は、高等学校における教科・科目の教科書レベルの知識を幅広く習得していることが大切です。特に、社会については高等学校の学習を基本として、入学までに可能な限り社会を読み解く力の向上に努めてください。国語の基礎学力は、大学での授業や演習で文献を読んだり、レポートを書いたり、自分の意見を発表するために必要です。さらに、英語は国際社会を理解し世界の人々とつながるために必要です。

2.入学試験制度と評価

国際コミュニティ学部で学ぶために必要な「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を多面的・総合的に評価するために、各学科で多様な入学試験を実施し、選抜します。

3.国際コミュニティ学部の教育を通じて養う能力

国際コミュニティ学部のディプロマ・ポリシーに掲げる目的を実現するために必要な知識と技能を習得し、課題発見・課題解決に取り組み、その成果を表現するために必要な思考力・判断力・表現力を持ち、多様な人々と協働する能力を養います。

国際コミュニティ学部