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  3. 教育研究上の目的と教育方針(3つのポリシー・アセスメントプラン)
  4. 地域行政学科の教育方針

地域行政学科の教育方針

I.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

地域行政学科は、国際社会と連動する地域社会のダイナミクスを理解し、政治・行政・政策の知識をもとに地域社会の発展に貢献する人材の育成を目的とします。そのために学生が卒業するまでに身につけるべき能力を、学士課程の学位授与の方針として、以下の通り定めます。

1.知識・技能

講義やゼミナール、地域体験などでの読む・聴く・書く・話すことの反復をとおして、広島や日本のさまざまな問題や地域社会の課題を実践的に理解できる基本的知識を収集・整理・理解し、活用できるようになること。

2.思考力・判断力・表現力

修得した知識と技能を持って、自ら課題を発見し、課題の解決に取り組み、地域社会の持続的発展の方策を企画・提案・実行することのできる思考力・判断力・表現力等の能力を持つようになること。

3.協創力

多様な立場や価値観を尊重し、主体性を持って、地域社会のさまざまな立場の人々と相互協力し、活力を生みだす市民としての知性と良識を身につけていること。

II.教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

地域行政学科は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を実現するために、教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を次の通り定めます。学修成果については、シラバスに明示した成績評価基準による厳格な成績評価とともに、広島修道大学アセスメントプランに基づいた教育課程全体の評価の二つで評価します。

1.基礎から発展へ

政治学と行政学を中心に政策科学的観点を加味し、順序性のある学修を可能にするために、ナンバリング制により主専攻科目を配置します。法学・経済学分野を含め、概論科目を1年次に集中的に配置するほか、地域体験科目の履修を推奨します。地域課題の発見・解決に継続的に関わるため、実践科目を配置します。

2.視野の拡大

地域課題の多様性を理解するために、法律・経済・国際政治など隣接する学問分野の科目を履修できる学際的なカリキュラムを工夫します。

3.経験の拡充

地域社会の発展を担うことのできる実践的な力を養うために、課題解決型科目およびキャリア教育科目を配置し、4学期制のもと、地域で活動するカリキュラムを構築します。

III.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像 

地域行政学科は、様々な入学試験制度による選抜を通じて、学士課程教育を受けるに必要な基礎学力と主体性を備えた人を、受け入れます。選抜過程では、国際社会と連動する地域社会のダイナミクスを理解し、政治・行政・政策の知識をもとに地域社会の発展に貢献する志向を備えているかどうかを判断します。
地域行政学科が求める学生像は、次の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を有する人です。

(1)知識・技能
高等学校における社会・国語・英語の教科に関する知識・技能。具体的には、ローカルなコミュニティの有り様から社会をとらえる視点と政治・行政や生活者としての知識、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の四技能、論理的に思考・表現する際の基礎となる日本語能力及び国際的なコミュニケーションの基礎となる英語の知識。

(2)思考力・判断力・表現力
政治や社会の問題を解決するために文献を読解し、それをもとに自ら考察する思考力・判断力、その考察を論理的かつ説得的に示す表現力。

(3)主体性等
多様な価値観の共存を探りながら、主体性を持って多様な人々と人間関係を創造する能力及び自らの意思を明確に表明しつつ相互理解を図り、地域と協働して課題解決を目指し、社会の発展に貢献する能力。

【入学前に学習しておくことを期待する内容】
大学での学習には幅広い分野の基礎知識が必要です。したがって入学を希望する人は、高等学校における教科・科目の教科書レベルの知識を幅広く習得していることが大切です。特に、社会については高等学校の学習を基本として、入学までに可能な限り社会を読み解く力の向上に努めてください。国語の基礎学力は、大学での授業や演習で文献を読んだり、レポートを書いたり、自分の意見を発表するために必要です。また、自分の興味関心を広げるために、日本や世界の地域社会に関する様々な本を読むこと、多様な体験をしてみることを勧めます。

2.地域行政学科の教育を通じて養う能力

政治学、行政学、政策学等に関する知識を習得し、地域の価値・魅力に気づく力を伸ばし、社会における課題の発見及び解決に取り組むことのできる能力、その成果を表現するために必要な思考力・判断力・表現力を持ち、多様な人々と協働する能力を養います。