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心理学科

I.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

心理学科は、次の3つの能力・態度を修得した者に学位を授与します。

(1)科学的心理学の知見・方法・理論の歴史的展開と現状を自ら調べ考えることによって、人間の「こころ」の働きについて学術論文として客観的かつ論理的に記述できる。
 
(2)人間の「こころ」と行動を科学的に数量化し統計的に分析する能力、並びに得られた結果に関する他者との議論を通じて、「健康」問題に代表される日常の身近な課題に対して適切な探究方法を考案し、自律的に解決できる。
 
(3)人間の「こころ」と行動に関する基礎知識を元に、自他共に信頼し、他者の言葉に耳を傾け、他者の行動に関心を持って共感的な人間関係を構築し、協働して問題解決に当たることができる。

II.教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

心理学科は、ディプロマ・ポリシーを実現するためのカリキュラム・ポリシーを次の通りとします。
  1. 科学的心理学の知見・方法・理論の歴史的展開と現状に関する基礎的知識を体系的に教授する科目を、主専攻科目の《健康科学部総合科目》、《専門基礎科目》、及び《専門標準科目》に配置します。
  2. 人間の「こころ」と行動を科学的に数量化する方法、及び得られたデータを統計的に分析する技術を教授する科目を、《健康科学部総合科目》及び《専門基礎科目》に配置します。
  3. 人間の「こころ」と行動に関する基礎知識を元に、「健康」問題に代表される日常の身近な課題に対して適切な探究方法を考案し、他者と共感的な人間関係を構築しながら自律的に解決する能力を涵養する科目を、《専門発展科目》に配置します。

III.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

心理学科では、学士課程教育を受けるために必要な基礎知識及び技能を備え、入学後の学修において必要な柔軟な思考力、創造力、主体性を持った問題発見能力・問題解決能力、及び倫理性を持ち、多様な価値観を持つ他者と協働・協創して「こころの健康」に強い関心と探究心を持って学ぶことができる人を求めます。心理学科が求める学生像は、次の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を有する人です。
 
(1)知識・技能
高等学校における主要教科に関する基礎的な知識・技能を有する人。すなわち、日本語や英語で書かれた文献を読解し、論述や口頭でのコミュニケーションを行うための基礎的な国語力や英語力、社会の動向に関心を持ち、図表や資料を読み取ったり、図表を用いて表現したりするための数学や理科、社会に関する基礎的な知識・技能を有する人。

(2)思考力・判断力・表現力
「こころの健康」に強い関心を持ち、地域や社会における日常の身近な問題に気づく観察力、その問題を解決するために文献を読解し、それをもとに考察し、自らの結論を導く思考力・判断力、その結論を論理的な文章や口頭発表によって説得的に示す表現力、及びこの問題解決プロセスに主体性を持って取り組む態度を有する人。

(3)主体性等
自らの考えや意見を明確に表現するとともに、多様な価値観を持つ他者の考えや意見も尊重し、互いに理解し合う共感的な人間関係を築きながら、積極的に他者と協働・協創する力を有する人。

【入学前に学習しておくことを期待する内容】
大学での学習には幅広い分野の基礎知識が必要です。したがって入学を希望する人は、高等学校における教科・科目の教科書レベルの基本的な知識を幅広く習得していることが大切です。
特に、大学での授業や演習で文献を読んだり、レポートを書いたり、自分の意見を発表するために、国語の基礎学力が必要です。また、自分の興味関心を広げるために、様々な本や記事を読むこともおすすめします。

2.入学試験制度と評価

心理学科は、以下の入学試験制度ごとに、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を多面的・総合的に評価します。それぞれの入学試験制度における評価の比重と評価方法については、別表をご覧ください。
 
(1)一般選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、個別学力検査と調査書によって多面的・総合的に評価します。前期C日程では、取得した英語資格も加味します。後期日程では、個別学力検査で合否ラインの得点帯の受験生について、調査書に記載される主体性に関する情報を評価して、個別学力検査の得点に加点したうえで合否判定します。
一般選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて評価・判定します。

(2)共通テスト利用選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、大学入学共通テストの成績と調査書によって多面的・総合的に評価します。
共通テスト利用選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて評価・判定します。

(3)一般・共通テスト併用選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、一般選抜(前期日程)の個別学力検査、大学入学共通テストの成績および調査書によって多面的・総合的に評価します。
一般・共通テスト併用選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて評価・判定します。

(4)総合型選抜
志望理由書にもとづいて心理学科で学修することの意義について強い関心を持って入学を希望していることを確認します。その上で、集団活動試験及び集団討論にもとづいて、問題解決のための柔軟な思考力・情報収集力、問題解決の成果を分析する能力と判断力、分析結果を論理的な文章と適切な図表とによって説得的に示す表現力、及びこの問題解決プロセスに主体性を持って他者と共に取り組む協働・協創力等を評価します。
総合型選抜では、学力の3要素のうち、思考力・判断力・表現力、主体性等に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(5)学校推薦型選抜(公募)
志望理由書にもとづいて心理学科で学修することの意義について強い関心を持って入学を希望していることを確認します。その上で、小論文形式による個別学力検査にもとづいて、知識・技能、身の周りの日常的な問題に気づく観察力や思考力、問題解決の成果を分析する能力と判断力、及び分析結果を論理的な文章によって説得的に示す表現力を評価します。さらに、集団面接、志望理由書、及び推薦書等によって、高等学校等での正課・課外活動への主体性を持った取り組み、及び多様な価値観を持つ他者に対する包容力と協働・協創力等を評価します。
学校推薦型選抜(公募)では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置き、推薦書等にもとづく主体性等の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(6)学校推薦型選抜(指定校)
志望理由書にもとづいて心理学科で学修することの意義について強い関心を持って入学を希望していることを確認した上で、面接にもとづいて主体性、多様な価値観に対する包容力、及び協働・協創力等を評価します。
学校推薦型選抜(指定校)では、学力の3要素全てを同じ比重で評価し、調査書、推薦書の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(7)学校推薦型選抜(附属校)
【専願】
志望理由書にもとづいて心理学科で学修することの意義について強い関心を持って入学を希望していることを確認した上で、面接にもとづいて主体性、多様な価値観に対する包容力、及び協働・協創力等を評価します。面接の結果に重点を置き、志望理由書と推薦書にもとづく知識及び思考力等の評価を加味して多面的・総合的に評価します。
学校推薦型選抜(附属校・専願)では、学力の3要素全てを同等の比重で評価し、調査書、推薦書の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

【併願】
志望理由書にもとづいて心理学科で学修することの意義を理解し、学習意欲があることを確認した上で、面接にもとづいて主体性、多様な価値観に対する包容力、及び協働・協創力等を評価します。面接の結果に重点を置き、志望理由書と推薦書にもとづく知識及び思考力等の評価を加味して多面的・総合的に評価します。
学校推薦型選抜(附属校・併願)では、学力の3要素全てを同等の比重で評価し、調査書、推薦書の評価を加味して多面的・総合的に評価・判定します。

(8)帰国生選抜
帰国生選抜は、総合型選抜と同じ方式で評価・判定します。

(9)外国人留学生選抜
日本留学試験の成績によって日本語運用能力を評価します。さらに、志望理由書にもとづいて心理学科で学修することの意義について強い関心を持って入学を希望していることを確認した上で、面接によって知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性、協働・協創力、及び日本語でのコミュニケーション能力等を評価した上で、日本留学試験の成績と面接結果を同等の比重で評価・判定します。

(10)編入学試験・学士入学試験
英語、小論文、面接の試験科目を課して、第3年次に入学するために必要な知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性等を有しているかを多面的・総合的に評価します。(2021年度は実施しません。)

3.心理学科の教育を通じて養う能力

心理学科では、人間の「こころ」の心理学的・生理学的な仕組みと働きについて科学的に探究し、「こころの健康」の回復・保持・増進に向けて、他者と協働・協創して、問題の解決に当たることのできる能力を身につけます。
具体的には、心理学の実験や実習、研究法に関する科目を通じて、基礎的な知識・技能、科学的な思考力・判断力・表現力、学修及び協働・協創への主体性を身につけます。これらの基礎的な力を土台として、「こころ」の健康を研究する上での基礎となる人間の行動全般について理解し、ビジネスや生活など社会のさまざまな場面の問題把握と解決に役立つ専門的な知識・技能を身につける心理科学領域科目群、「こころ」の健康を支える社会・組織について心理学の観点から理解し、意識調査やビッグ・データなどを分析して人間の心理・行動特性を見出すための専門的な知識・技能を身につける心理調査領域科目群、「こころ」の健康状態を観察・分析し、その回復・保持・増進を支援するための専門的な知識・技能を身につける心理臨床領域科目群を通じて、基礎から臨床まで特定の領域に偏らず幅広い領域の専門的な知識・技能、思考力・判断力・表現力を修得します。また、公認心理師養成に対応したカリキュラムも整備されており、公認心理師資格の取得を目指す人は、公認心理師に求められる実践的な知識・技能、思考力・判断力・表現力を身につけることもできます。
そして、自らが興味を持った研究テーマについて主体性を持って取り組む卒業論文を通じて、4年間で培った専門的な知識・技能、思考力や判断力、表現力を十分に発揮し、大学での学修の集大成とします。
さらに、公認心理師や臨床心理士などのより高度な専門職業人を目指す人や、4年間の学修をさらに深めより発展的な学修を求める人のために、本学大学院人文科学研究科心理学専攻への進学も積極的にサポートします。

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