大学時代は、幅広い分野の基礎に触れるとともに、経済科学部の高度なITスキルを修得できるという特色を活かし、情報分野の専門性を高めることに力を入れていました。企画立案やマーケティング、プレゼンテーションなど総合職に求められる基礎的なスキルを学びつつ、プログラミング言語など専門的なITスキルも学べたことが、IT企業に勤務する今につながっていると感じています。部活動では、バレーボール部に所属し、主将を務めました。主将として部員をまとめるなかで、組織運営の難しさと目標に向かって仲間と頑張る楽しさを経験したことも、今の自分の土台をつくっています。講義やゼミナール、部活動を通じて、相手に自分の想いを伝えるためにはどのような発言をすれば良いかを考え、人との関わり方を学びました。コミュニケーションスキルを磨けたことが、現在の業務に生かされています。その他にも、大学の図書館で本を読み漁り、将来に繋がる知見を深めました。
大学以外でも、積極的に将来のキャリアに繋がる経験をするよう心がけていました。3年次生の時には、企業主催の自分自身をプレゼンテーションする大会に参加しました。審査員の方々からのフィードバックは、自己理解とプレゼンテーション能力の向上に役立ちました。また、経営者や一線で活躍するビジネスパーソンに会える場にも積極的に参加しました。

大学卒業後は、ヤフー株式会社に就職しました。ヤフーでは、飲食店を対象に、ヤフー検索やキャッシュレス決済システムPayPay、経営統合したLINEなどを用いて各種提案を行う営業部に所属しています。
入社1年目には個人店への飛び込み営業で「とにかく現場を知る」ことに注力、2年目は大手法人担当チームに属して、顧客とともに全国規模の集客施策を構築しました。3年目には営業部のマネージャーとして、40人のチームを任され、組織運営の難しさを痛感しつつも、やりがいのある日々を送りました。
4年目の現在は、引き続きマネジメント業務を行いながら、新事業の立ち上げに参加しています。その他、新卒採用の面接も担当しています。

大学生活に真面目に向き合ってみてください。「真面目に向き合う」というのは、学生時代にしか得られない経験を積むこと、自身の将来をしっかり考えることだと思います。大学時代はとにかく可能性を広げる時期です。決して消極的にならず、他の学生に臆することなく、経験を積んでください。大学時代に“頑張る習慣”をつけた社会人は強いです。後悔の少ない大学生活を過ごせるよう応援しています。 

※掲載内容は全て取材当時（2022年）の情報です。