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健康科学部

I. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

健康科学部は、科学的知識と高度な技能を備えて、人々の健康の回復・保持・増進に対して主体的・自律的・実践的に貢献できる人材の養成を教育目標として、以下の3点を学士課程において身につけるべき学士力と定め、これを学位授与の方針として明示します。

1.知識・技能

講義、演習などでの読む・聴く・書く・話すことの反復をとおして、乳幼児から高齢者に至る各ライフステージにおける「こころ」と「からだ」、及びそれらの相互作用に関する基礎知識を収集・整理・理解し、さらに実習などでの体験をとおして実践的技能を適切に活用できるようになる。

2.思考力・判断力・表現力

修得した知識と技能をもとに、「こころ」と「からだ」の働きに関わる課題を主体的に探索・発見し、解決に向けた適切な方法を自律的に考案する思考力と判断力を持ち、得られた成果を科学的に数量化して分析し、客観的かつ論理的な記述によって表現できるようになる。

3.協創力

健康で幸福な社会の実現に向けて、多様な人々と協働することによって、「こころ」と「からだ」の働きに関わる問題に対する持続可能な解決プロセスを創出し、健康に関する新たな価値観を創造できるようになる。

II. 教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

健康科学部は、大学の教育目標に基づいて、ディプロマ・ポリシーを実現するためのカリキュラム・ポリシーを次の通りとします。学修成果については、シラバスに明示した成績評価基準による厳格な成績評価とともに、広島修道大学アセスメントプランに基づいた教育課程全体の評価の二つで評価します。

1.基礎から発展へ

乳幼児から高齢者に至る各ライフステージにおける「こころ」と「からだ」の「健康」に関する知識を円滑に修得できるようにするために、初年次の基礎科目から高学年次の発展的な科目へと段階的に配置し、卒業年次には学士課程における学修成果の集大成となる科目を配置します。

2.視野の拡大

主体性を持って問題を発見し、多様な価値観を持つ他者と共感的な人間関係を構築しながら問題解決に当たる協働性を涵養するとともに、問題について広い視野で客観的かつ公平に考察できるようにするために、低学年次の受動的な学修を出発点としつつも、他者との協働作業や議論、プレゼンテーションを踏まえながら自律的に学修できる科目を高学年次に配置します。

3.経験の拡充

「こころ」と「からだ」に関して科学的に数量化して分析する技能と、その分析を通じて得られた結果を活用する思考力及び創造力を涵養するために、低学年次には講義を中心とした座学と基礎的な実習によって基本的知識・技能を教授する科目を配置し、身につけた知識・技能を様々な経験をとおして実践知に高めるために高学年次にはそれらの実践的活用を目指す演習及び実験・実習の科目を配置します。

III. 学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

健康科学部では、学力の 3 要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性を持って 多様な人々と協働して学ぶ態度)に加え、人間の「こころ」と「からだ」の仕組みと働きに関して、絶えざる興味を持った人を求めます。すなわち、学士課程教育を受けるために必要な基礎知識・技能とともに、入学後の学修において必要な、思考の柔軟性、創造力、主体性を持った問題発見能力・問題解決能力、及び倫理性を持ち、多様な価値観を持つ他者と協働・協創して真摯に学ぶことができる人を求めます。

2.入学試験制度と評価

健康科学部は、上記の基礎能力や資質を確かめるために、入学試験制度ごとに「知識・技 能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を多面的・総合的に評価します。評価の比重及び評価方法は、各学科のアドミッション・ポリシーで明示します。

3.健康科学部の教育を通じて養う能力

健康科学部では、人間の「こころ」と「からだ」の心理学的・生理学的・生物学的な仕組みと働きについて科学的に探究し、健康の回復・保持・増進に向けて問題の解決に当たることのできる能力を身につけます。

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