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経営学科

あらゆる事業の基盤となる経営理論を身につけビジネスの現場で活用・実践する

企業の経営と管理、及び簿記・会計について理論的・体系的に学ぶとともに、経営問題の実務的な解決能力を備えた人材を養成します。経営に求められることは何かということについて幅広く学んだ上で、「ビジネス・マネジメントコース」「会計コース」「起業・事業承継コース」の3コースを用意。ゼミ活動と合わせて各分野での専門家として活躍する力を育みます。また「公認会計士」「税理士」などの難関資格の取得実現をサポートする教育も行っています。

4年間の学び

1年次

基礎を固める

専門知識の基礎を学び、さらに経営学の役割についても理解していきます。

●大学における学習のための基礎づくり

大学生活や専門学習に必要な知識を養い、学習スキル(資料収集、情報処理、レポート作成など)を習得しつつ、経営学科の学びに欠かせない専門知識や考え方を身につけます。

2年次

コースを選ぶ

3つの中からコースを選び、4年次まで自分の専門性を培います。

●ビジネス・マネジメントコース

企業、病院などの組織が、目的を達成するためにヒト、モノ、カネといった資源をどう活用すべきかを学びます。

●会計コース

投資家に会計情報をどう提供するか、経営者の意思決定に役立つ会計情報をどう作成するかを学びます。

●起業・事業承継コース

経済を活性化する起業、後継者不足から起こる事業承継問題など、中小企業経営を専門的に学びます。

3年次

テーマを追求

少人数のゼミに所属し、自分自身のテーマを追求していきます。

4年次

4年間を集約

興味あるテーマを掘り下げ、卒業研究としてまとめ上げます。

●卒業研究テーマ例

広島東洋カープの球団経営

広島東洋カープの収支構造の変化に注目し、2009年の新球場への移転とともに、放映権依存型の球団経営を脱却し、(入場料、グッズ、飲食代を中心とする)新たなビジネスモデルにどのように転換させたかを考察した。

シャープとパナソニックの会社情報と経営分析

シャープとパナソニックの有価証券報告書を入手して、経営方針や財務情報を調査した。会計情報については、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書を用いた経営分析を実施し、2社間の比較などを行った。

製薬業界の今後の動向とMR職に求められる力に関する考察

製薬業界の現状と課題について考察し、MR職に求められる能力について調査した。特に、外資系製薬企業と日本製薬企業について相違点を明確にしつつ、MR職に求められる職務内容、働き方などについて考察をした。実際の企業として、アストラゼネカ株式会社とマルホ株式会社を取り上げた。

ネット社会におけるキーパーソン・マーケティング
—インフルエンサーを活用したマーケティング—

近年、インターネット広告の台頭だけでなく、消費者サイドの口コミを活用したキーパーソン・マーケティングが注目されている。とりわけ、本稿ではインフルエンサーを活用した企業実践や地域活性化の事例を取り上げ、その成功要因を分析した。

資格取得

取得できる資格・免許状

授業での資格取得のほか、多彩なキャリア支援講座やきめ細やかなサポートを実施し、難関国家資格、公的資格、および民間資格の取得を支援しています。

  • 高等学校教諭一種免許状(商業)

特長的な学び

経営管理論

経営管理とは、組織の目的に向かってさまざまな資源を活用し、人々に働きかける活動です。この授業では、経営管理という考え方が誕生した歴史的背景から基礎理論まで幅広く学びます。事例や動画で具体的に理解しつつ、「なぜそうなるのか」との視点を大切に、考える力を鍛える授業です。

研究 in FOCUS

他者と連携した新たな価値の生み出し方

オープンイノベーションが盛んな領域の一つ「人工知能」が作成したイラスト

中園 宏幸 准教授

組織や企業、社会に対して新しい価値をもたらすイノベーション。自力のイノベーションが限界を迎えつつある今、他者(企業を含む多様な組織)との連携によってイノベーションを推進しようとするオープン・イノベーションについて、どうすれば効果的かをマネジメントの観点から研究しています。

TOPICS

SEMINAR in FOCUS ◎井奈波 晃 ゼミナール

会計に、資格と研究の両面からアプローチする。

私のゼミナールでは、簿記などの資格試験の勉強を通じて会計の基礎知識を学び、その知識をふまえて、会計の制度や理論などについて研究しています。1年以上の時間をかけて研究し、最終的にその成果を卒業論文にまとめています。本ゼミの特徴は、税理士・公認会計士・日商簿記検定1級などの難関資格を志す学生が集まっていることです。先輩に続いて、高い目標に挑戦したい人の参加をお待ちしています。

ゼミの勉強で目標だった簿記検定に合格。

入学後、就職活動に役立つ簿記検定の取得を目標にしていました。「会計の知識があまりない自分で大丈夫か」と不安がありましたが、簿記検定の取得に特に力を入れており、同じ目標をもつゼミ生と切磋琢磨できる井奈波ゼミを選び、検定に合格。資格試験の勉強だけでなく、会計知識や論文の書き方、自分の意見の伝え方なども学んでいます。

上河 優斗 岡山県・岡山高校出身

4年間で成長したこと

損害保険ジャパン株式会社 就職

西村 美紀 2024年3月卒業 愛媛県立宇和島南中等教育学校出身

日本を支える「経済」や「企業」、さらに生きる上で重要な「お金」について学びたいと考え、経営学科を選びました。活躍する卒業生から職業観などの考え方を聞く授業では、自分では思いつかなかった新たな発想を取り入れることができ、固定観念に囚われないことの大切さを学びました。また、人的資源の側面から企業の経営を考察するゼミでは、社会人として組織に所属することを想定しながら、働く人たちの視点や人材育成などの側面から企業経営の特徴や動向などについて、発表や議論をすることで学びを深めました。これらを通して、企業や経営に関する知識を修得したことや自分の意見を積極的に伝える姿勢など多くの学びを得ることができました。

進 路

地元企業・金融機関で活躍

多様な進路の中から、興味のある業界を選ぶことができます。

▼就職実績(2023年度)

●主な就職先

あいおいニッセイ同和損害保険/鹿島建設/JMS/損害保険ジャパン/中電工/常石造船/デルタ工業/東京商工リサーチ/広島市Ⅰ種行政/広島市信用組合/フジタ/山口フィナンシャルグループ