今、大学で英語を学ぶ意味。
今、世界は急速に変化しています。そして、世界の変化の多くが英語で語られ、記述されています。言語はただの道具ではなく、世界を捉え、作り出していく力です。新しい世界で生きるためには、教えられたことを踏襲するだけでなく、自分の言葉で考え行動する力が必要です。英語英文学科では、外国語としての英語を通して世界を見ることで、激動の世界をしたたかに生きる知性を育みます。
学びのポイント
- 2コース制、1プログラムで専門分野をより深く研究
- 2年次からのゼミナールで専門領域の学習スタート
- 多彩な海外プログラムに対応する柔軟なカリキュラム
4年間の過ごし方:英語を学ぶ。英語で学ぶ。
年次配当科目
1年次
英語ネイティブ教員の授業をふんだんに受けつつ、毎日、英語を使い、英語で学びながら、総合的な英語力を高めるための学習習慣を確立します。1年次の学びが、2年次以降の専門分野の学びや留学、さらに通訳翻訳の実践などの土台となります。
Pick up Study

Active English
BARRS, Keith 教授
コミュニケーションを通じて英語の基礎力を固める。
1年次の必修科目Active Englishは、週4日、午前中に開講します。スピーチ、ロールプレイ、ディスカッションなどの活動を英語のみで行い、基礎的な語彙や文法知識を強化しつつ、英語でのコミュニケーション能力を育成します。
2年次
2年次からは専門分野の学びを始めます。英米文化・文学コースと英語学・英語教育学コースの2コースから、前期と後期で異なるゼミナールに所属し、幅広い視野から専門分野について学びます。前期・後期のそれぞれで複数のゼミナールに所属することもできますので、さまざまな分野の基礎的な知識を身につけた上で、より高度な学びのための専門分野に進めます。さらに両コースとも、並行して実践的な通訳翻訳プログラムに参加可能です。
英米文化・文学コース
演劇や詩、小説などの研究を通して、英米の歴史や文化を紐解きながら、異文化への理解を深めます。
英語学・英語教育学コース
英語の構造・成り立ち・コミュニケーションの仕組みなどについて、より専門的に学びます。
3年次
前期・後期で同じゼミナールに所属することで、専門分野についてより深く学び、自分自身の課題を見つけ、研究を進めるための知識と技能を身につけます。3年次でも複数のゼミナールに所属し、異なる専門分野を横断し研究課題を見つけることも可能です。
4年次
3年次に所属したゼミナールの教員の指導を受け、研究テーマを設定し、卒業研究を進めます。これまでに身につけた英語力、専門知識、研究技能を集約し、4年間の集大成を卒業論文などにまとめ、口頭発表を行います。
過去の卒業研究論文
ゼミナール
英語英文学科のゼミナール紹介は、リンク先ページをご覧ください。
Pick up Seminar
ゼミナール/大澤 真也 教授

学生の声
ー楽しく学べる英文法!みんな夢中で学んでいますー
ゼミでは英文法を学んでいます。堅苦しい内容ではなく、歌詞や広告、映画のセリフなどを取り上げて文法を考えていくため、みんな楽しく学んでいます。
高尾 紗弥
広島県・比治山女子高校出身
ー楽しく学べる英文法!みんな夢中で学んでいますー
ゼミでは英文法を学んでいます。堅苦しい内容ではなく、歌詞や広告、映画のセリフなどを取り上げて文法を考えていくため、みんな楽しく学んでいます。
高尾 紗弥
広島県・比治山女子高校出身
高度な実務能力の養成:通訳翻訳プログラム
2年次以降は、専門分野の学びと並行し、通訳翻訳プログラムに参加できます。AIの進化、新型コロナ感染症の世界的流行などにより、通訳翻訳の世界は急激な変化を遂げています。通訳翻訳プログラムでは、常に激動の時代における業界の最新状況をカリキュラムに反映し、これからの時代に求められる通訳・翻訳の実践力を身につけます。
本学通訳翻訳プログラムは、2018年から広島県地域通訳案内士制度の開始以来、4年連続で合格者を輩出し、合格者は合計12名となりました。英語英文学科では、複言語・複文化の理念を踏まえ、実社会で地域に貢献できる人材を輩出し続けています。
通訳コース
通訳の基礎訓練から始め、通訳について学び、段階を踏んで、通訳の実務に必要な力を身につけます。授業はすべて本物の会議通訳機材と通信設備を完備した教室で行い、対面での通訳から遠隔同時通訳まで、ますます多様化する通訳現場に対応した訓練を行います。上級クラスでは、学内・学外でさまざまな実践の機会を得て、実務経験を積むことも可能です。2021年度からは、健康栄養学科と合同でセブ島貧困層住民の栄養改善プロジェクトにも取り組んでいます。
翻訳コース
入門クラスで、翻訳の基本を学んだあと、上級クラスでは文芸翻訳と実務翻訳のそれぞれを学ぶことができます。実務翻訳の授業は、(株)アビリティ・インタービジネス・ソリューションズの協力のもと、実践的な指導を受けることができます。同社でのインターンシップ制度も完備しており、翻訳会社での実務現場で最新の業界事情を学ぶこともできます。
留学制度:広島から世界を見る。世界から広島を見る。
広島修道大学には、個人の興味・目的・能力に合わせ、多様な留学プログラムが用意されています。英語英文学科では留学にも対応しやすいカリキュラム編成を採用しており、世界中に広がる海外協定校での学びを国内での学びに効果的に組み込めます。1年間の長期留学を組み入れても4年間の卒業が可能です。
取得できる資格・免許状
英語英文学科では以下の免許が取得でき、広島の内外で本学英語英文学科出身の教員が活躍しています。
英語英文学科 中学校教諭一種免許状(英語)
高等学校教諭一種免許状(英語)
進路
英語力で地域に貢献
多様な業界の中で、英語を活かせる進路を選べます。
就職データ

主な就職先
アイリスオーヤマ/アルフレッサファーマ/コストコホールセールジャパン/国家公務員(一般職・大卒程度)/シャープマーケティング ジャパン/ヒルトングループ/広島県・広島市公立学校/広島市職員Ⅰ種(行政)/ホギメディカル/マツダエース/ライフデザイン・カバヤ/楽天カード
卒業生(大学院生)による学科紹介
大学院で学ぶ英語英文学科の卒業生が、学科の学びを紹介します。

人文学部英語英文学科を卒業。
大学院の人文科学研究科英文学専攻所属。
広島県の中学教員(英語)に合格。
私の目標はずっと、航空会社のCAでした。必死に力をつけ、英検準1級、TOEIC710点を取得したものの、コロナ禍で突然、長年めざしてきた夢への道が閉ざされました。未来が見えない厳しさに直面しましたが、私だけでなく誰もが辛い状況だからこそ、俯くのではなく地元広島の力とならなければと一念発起。そこで観光イベントを盛り上げる2020広島観光親善大使を務め、宝物と言える経験をしました。就職後も身につけた英語力を活かし、広島銀行が注力している観光事業に携わっていきたいと思います。