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  3. 教育研究上の目的と教育方針(3つのポリシー・アセスメントプラン)
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社会学専攻

人文科学研究科社会学専攻は、社会学の専攻分野における学術の理論及び応用を教授研究し、高度の学識と専門能力を備えた人材を養成することを目的とする。この目的を達成するため、次の3つの方針を定めて教育活動を進めます。

I. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

人文科学研究科社会学専攻は、修士課程において以下の学位授与方針に基づき、修了に必要な単位を修得し、修士論文の審査及び最終試験に合格した場合に、修士(社会学)の学位を与えます。
  1. 現代社会に生起している諸問題・諸現象を理解するための専門的な知識と社会調査のスキルを修得し、自らの発想力と探求心を持って研究を遂行する能力を有すること。
  2. 社会学の高度な専門的知識とスキルを活かして、専門的職業人として自立できる能力を有すること。
  3. 現代社会に対応する社会学的応用力を身につけ、社会の様々な分野で活躍する能力を有すること。

II. 教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

人文科学研究科社会学専攻は、学位授与方針を実現するため、教育課程の編成方針を以下の通り定めます。
  1. 社会学に関する専門分野の授業科目を設置するとともに、自由かつ系統的な研究を可能とするきめ細かな研究指導体制を構築する。
  2. 主たる専門分野には各々「研究指導」「講義」「演習」「社会調査実習」の科目を配置し、研究テーマの設定から遂行まで一貫した指導体制を構築する。
  3. 社会学という学問分野の特殊性に鑑みて、パターン化された履修モデルを設定せず、院生個々人の研究テーマにあわせて、履修すべき科目を設定する。
  4. 研究テーマに応じた必要性により、他専攻及び他研究科で開講されている講義科目の履修を可能にし、独創的な研究を遂行する教育指導体制を整える。

III. 学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

人文科学研究科社会学専攻は、大学卒業程度の学力を有し、社会学を学ぶ意欲と資質を持つ人を広く受け入れるため、学生の受け入れ方針を以下の通り定めます。

1.入学者に求める能力

(1) 本研究科で学ぶために必要な学力を有し、社会学に深い関心と自主的に学び研究する意欲のある人
(2) 自らの研究テーマや問題意識を鮮明に持つと同時に、「自己の社会的目標」を明確に描くことができる人
(3) 社会学に関する専門的知識と課題解決能力を身につけ、専門職業人として社会で活躍することを希望する人
(4) 複数分野の知識を融合し、複眼的な視点から思考できる能力を身につけ、地域社会の一員として活動することを希望する人

2.入学試験制度と評価

社会学専攻では、下記の入学試験制度ごとに、上記の事項について評価し選抜します。

(1) 一般入学試験:個別学力試験に基づく学力評価に重点を置き、研究計画書及び口述試験に基づく研究意欲の評価を加味して、総合的に評価します。
(2) 学部生推薦入学試験:国内の大学に在学する卒業見込みの者のうち、出願時に卒業所要単位の4分の3以上の単位を修得し、かつ修得した単位の50%以上がA評価以上であることを出願資格として設け、加えて研究計画書に基づく口述試験を行い、総合的に評価します。
(3) 外国人留学生入学試験:個別学力試験に基づく学力の評価に重点を置き、研究計画書を始めとする提出書類及び口述試験に基づく日本語能力と研究意欲の評価を加味し、総合的に評価します。
(4) 社会人入学試験:個別学力試験に基づく学力試験の評価に重点を置き、研究計画書を始めとする提出書類及び口述試験に基づく研究意欲の評価を加味し、総合的に評価します。
(5) シニア特別入学試験:研究計画書を始めとする提出書類及び口述試験に基づく研究意欲の評価を加味し、総合的に評価します。
(6)社会人入学試験・シニア特別入学試験の志願者には、社会生活において無理なく研究活動を遂行できるように、長期履修学生制度を選択可能とする。

3.入学後に涵養する能力

社会学専攻修士課程の入学者に対して、カリキュラム・ポリシーに基づく教育課程を通じ、ディプロマ・ポリシーに定めるごとく、現代社会に生起している諸問題・諸現象を理解するための専門的な知識・スキルを修得しそれを実践する能力を涵養し、現代社会に対応する社会学的応用力を身につけ、社会の様々な分野で活躍する能力を有する人材を養成します。

人文科学研究科