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  3. 教育研究上の目的と教育方針(3つのポリシー・アセスメントプラン)
  4. 国際政治学科の教育方針

国際政治学科の教育方針

I.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

国際政治学科は、地域社会と連動する国際社会の政治的ダイナミクスを理解することで、日本と世界各国・各地域との架け橋となる人材の育成を目的とします。そのために学生が卒業するまでに身につけるべき能力を、学士課程の学位授与の方針として、以下の通り定めます。

1.知識・技能

講義やゼミナール、異文化体験などでの読む・聴く・書く・話すことの反復をとおして、日本と世界のさまざまな問題や国際社会のダイナミクスを理解できる基本的知識を収集・整理・理解し、活用できるようになること。

2.思考力・判断力・表現力

修得した知識と技能を持って、自ら課題を発見し、課題の解決に取り組み、国際社会や地域社会の将来や事態の推移を洞察することのできる思考力・判断力・表現力等の能力を持つようになること。

3.協創力

多様な立場や価値観を尊重し、主体性を持って、さまざまな国の人々と相互協力のできる市民としての国際的知性と良識を身につけていること。

II.教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

国際政治学科は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を実現するために、教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を次の通り定めます。学修成果については、シラバスに明示した成績評価基準による厳格な成績評価とともに、広島修道大学アセスメントプランに基づいた教育課程全体の評価の二つで評価します。

1.基礎から発展へ

国際政治学科が扱う多岐にわたる領域を整理し、順序性のある学修を可能にするために、ナンバリング制により主専攻科目を配置します。国際共通語である英語による実践的コミュニケーション力を高めるために英語科目を1年次から集中的に配置するほか、海外経験を推奨します。

2.視野の拡大

国際社会のダイナミクスを理解するために、政治・法律・経済・文化などの多様な学問分野の科目を履修できる学際的なカリキュラムを工夫します。

3.経験の拡充

国際社会や地域社会で活躍するための実践的な力を養うために、キャリア教育科目を配置するとともに異文化体験を推奨し、4学期制のもと、海外留学を実現しやすいカリキュラムを構築します。

III.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

国際政治学科は、様々な入学試験制度による選抜を通じて、学士課程教育を受けるに必要な基礎学力と主体性を備えた人を、受け入れます。選抜過程では、地域社会と連動する国際社会の政治的ダイナミクスを理解することで、日本と世界各国・各地域との架け橋となろうとする志向を備えているかどうかを判断します。
国際政治学科が求める学生像は、次の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を有する人です。

(1)知識・技能
 高等学校における社会・国語・英語の教科に関する知識・技能。具体的には、コミュニティ間のグローバルなつながりから社会をとらえる視点と国際的な政治・文化・歴史への知識、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の四技能、論理的に思考・表現する際の基礎となる日本語能力及び国際的なコミュニケーションを行うための基礎となる英語の知識。

(2)思考力・判断力・表現力
 政治的・社会的な出来事や問題に気づき、その事象や問題を理解するために文献を読解し、それをもとに自ら考察する思考力・判断力、その考察を論理的かつ説得的に示す表現力。

(3)主体性等
 多様な価値観の共存を探りながら、主体性を持って人々とつながりを生む能力。同時に自らの意思を明確に表明しつつ、様々な国の人々と協力して課題解決を目指す能力。

【入学前に学習しておくことを期待する内容】
 大学での学習には幅広い分野の基礎知識が必要です。したがって入学を希望する人は、高等学校における教科・科目の教科書レベルの知識を幅広く習得していることが大切です。特に、社会については高等学校の学習を基本として、入学までに可能な限り社会を読み解く力の向上に努めてください。国語・英語の基礎学力は、大学での授業や演習で文献を読んだり、レポートを書いたり、自分の意見を発表するために必要です。また、自分の興味関心を広げるために、日本や世界の国々に関する様々な本を読むこと、多様な体験をしてみることを勧めます。

2.国際政治学科の教育を通じて養う能力

国際政治や世界の国々に関する知識を習得し、国際共通語である英語の力を伸ばし、社会における課題の発見及び解決を目指すことのできる能力、その成果を表現するために必要な思考力・判断力・表現力を持ち、多様な人々と協働する能力を養います。