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卒業生からの便り Vol.14

髙橋 佑菜さん

株式会社 JALスカイ
国際線 旅客サービス部門
商学部商学科 2019年3月卒業

英語力と積極性を高めた4年間

留学中の写真(髙橋さん:下段右端)

広島修道大学での4年間は、英語力の向上と積極性を高めることを目標にしていました。1年生の終盤にアリゾナ州立大学へ約1カ月の短期留学をしたのですが、言いたいことや自分の意見を英語で話せなかったため進んで発表ができず、自身の英語力の低さと積極性に欠けていることを痛感しました。第一志望の大学に落ち、後ろ向きだった私ですが、この経験をきっかけに自分からもっと成長したいと思うようになりました。

そのような自分を変えたいという思いから、国際色豊かで積極的なゼミ生が多いと評判の新本先生のゼミナールに所属しました。ゼミナールでは中国ビジネスについて学び、SDGsビジネスの提案や、中国の経済社会事情の調査を行い、現地の課題解決に向けて広島の企業がビジネスでどう貢献できるかの議論などもしました。また、新本ゼミナール主催で行った学生と社会人総勢70名程度の異業種交流会に参加することで毎回多くの先輩方と交流でき、就職活動前に自身の選択の幅を広げる機会となりました。ゼミナールの同級生にも、多種多様な機会に挑戦している人が多く、みんなの話を聞くたびに毎回刺激を受けていました。所属していたアイセックという他大学との合同サークルでは、主に海外インターンシップの運営を行い、少しでも興味あることには意欲的に取り組んでいました。

大学時代を振り返ってみると、新本先生やゼミナール・サークルの同級生をはじめとした素敵な方々との出会いに恵まれた4年間でした。

空港グランドスタッフとして空の旅を支える

現在は空港グランドスタッフとして、羽田空港でのカウンター業務、トラフィック業務、受託航空会社業務の3つを主に行っています。カウンター業務は、チェックイン手続きなど以外にもお客さまとの会話から得た情報をさまざまな部署に引き継ぎ、快適な空の旅を過ごすサポートをすることも大切な業務の一つです。特にコロナ禍の渡航では入国できるかを不安に感じるお客さまが多く、入国にあたり申請を一緒にお手伝いさせていただきました。トラフィック業務では、出発時、関係各所と連携し飛行機が安全にかつ定時に出発できるよう、チームで全力を尽くしています。また、到着後にお手伝いが必要なお客さまのご案内やスムーズな対応のために、航行中の機内からメッセージを受け取り、準備を行います。受託航空会社業務ではアメリカン航空の地上支援作業をJAL便と同様に行っています。

新入社員の頃は特に規程の確認に時間がかかったり、お客さまからの質問に答えられないことが多く、自身の不甲斐なさに落ち込む毎日でした。その失敗を次に活かせる機会と捉え準備をしていくのはもちろんのこと、同期と事例を共有し合うことで次回同じような場面に遭遇したときに適切な対応ができるよう、自ら課題を見つけて解決できるように努めました。これは、在学時代に培った積極性が生かせているのではないかと思っています。

入社4年目を迎えた現在では、その甲斐あって少しずつではありますがスムーズに業務が出来つつあります。また、新入社員のOJTを担当することも増え、後輩への指導も実施しています。

実践的な英語力を身に付ける

これからの目標として、業務が機械化されていくなかで、これまで以上にお客さまとのタッチポイント(接点)を大切に、”JALらしい“温かいおもてなしや、お客さまに寄り添ったサービスを空港で提供していきたいと考えています。また、英語に関して全体の底上げを図りたいとも思っています。大学時代の英語の勉強は、TOEICでの高得点をめざして文法やリスニングをメインに行っていました。現在の仕事では正しい文法だけではなく、コミュニケーション力も求められていると感じます。スピーキングにはあまり自信がないので、日々勉強を続け、英語を普段使われないお客さまにとっても、理解しやすくかつ丁寧に対応できるようにしていきたいです。

修大生へのメッセージ

コロナ禍で始まった学生生活は思い描いていたものとは違ったかもしれませんが、少しずつ日常生活を取り戻しつつあるのではないでしょうか。そのような中でも、積極的に興味のあることややりたいことに取り組み、そこでの出会いを大切にすることで、自身のぶれない“軸”ができあがっていくと思います。ぜひ自分らしい、自分にしかできない4年間を謳歌してください。キラキラと輝く修大生とお会いできるのを楽しみにしています!

※掲載内容は全て取材当時(2022年)の情報です。