学部生時代に培ったSAでの経験を活かし、大学院進学後はTAとして活動
TA・SAの活動を行った井手 悠斗さん(経済科学研究科 経済情報専攻 博士前期課程1 年)にインタビューをしました!
TA・SAの活動について
TA(ティーチング・アシスタント)・SA(スチューデント・アシスタント)は、どちらも授業や演習などの教育活動を支援する役割を担っています。主な活動内容としては、受講生からの質問対応、提出物等の整理、授業運営のサポートなどがあります。ただし、両者には担う役割の深さや内容に明確な違いがあります。TAは大学院生が対象で、より専門的な知識を活かして教育的支援を行います。具体的には、学修相談や履修相談、卒業論文に関する補助など、受講生の学びをより深くサポートする役割が求められます。一方、SAは主に学部生が担当し、授業運営や基礎的な学修支援といった補助的な業務を担います。
自身の経験を活かし、TA・SAに挑戦
私がTA・SAに挑戦しようと思ったきっかけは、自分がこれまで学んできたことを、後輩や先生方のために役立てたいと感じたことです。自分自身が学ぶ中で苦労した経験があったからこそ、同じように悩んでいる後輩の気持ちに寄り添いながらサポートできるのではないかと考えました。また、人に何かを教える立場になり、相手に分かりやすく伝えるためには、自分自身の理解も深める必要があることから、指導を通じて自分の成長にもつながる点に魅力を感じました。さらに、授業運営の補助をすることで教員側の視点に立つ機会もできます。これまで受ける側だった授業がどのように設計・準備されているのかを知ることができる点にも興味を持ちました。
SAからTAへのステップアップ
学部生の時に、SAを経験したことで、現在TAとして活動するうえで大切にしている姿勢が身についたと感じています。SAでは、大人数授業でのグループワークの補助を担当しました。その際に、受講生が相談しやすい環境をつくるには、まず自分から歩み寄る姿勢が重要だと学びました。現在TAとして卒業論文の指導補助を担当していますが、SAでの経験を活かし、まずは自分から積極的に声をかけ、信頼関係を築くことを心がけています。SAで得た良好な対人関係を築く力が、TAとしての受講生に対するより深いサポートにつながっていると感じています。
「助かりました」のひとことが モチベーションに
TA・SAの活動で最もやりがいを感じるのは、受講生の困りごとを解決でき、安心したような表情や笑顔を見ることができた瞬間です。自分の説明やサポートによって理解が深まり、「分かりました」「助かりました」といった言葉をもらえたときには、少しでも受講生の学びに貢献できたという実感が得られ、大きな達成感を感じます。そうした経験が、次も頑張ろうというモチベーションにもつながっています。
修大生へのメッセージ

学生時代は失敗を恐れずに挑戦できる、人生の中でも特に自由で恵まれた時間です。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、その経験が自分を成長させ、視野を広げてくれるはずです。私自身、TA・SAとしての活動を通じて、自分なりの強みや自信を築くことができました。そして何より、私自身がたくさんの教職員の方々に支えていただき、ここまで来ることができたように、広島修道大学には、困ったときに相談できる環境と支えてくれる方々がそろっています。だからこそ、自分の可能性を信じて、興味のあることには積極的にチャレンジしてみてください。その挑戦の積み重ねが、きっと自分らしさや将来の力につながるはずです。無理なく、時に無茶しつつ、どうか全力で!応援しています。
※掲載内容は全て取材当時(2025年)の情報です。