災害ボランティアで能登半島復旧・復興支援に参加。想いを行動に、経験と成長。
災害ボランティアで能登半島復旧・復興支援に参加した野口 彩花さん(人間環境学部 人間環境学科4年)にインタビューをしました!
災害や防災に対する関心を抱き、 備えることの大切さに気付いた経験
小学生の頃、巨大地震による津波で港町が一瞬にして飲み込まれていくシミュレーション動画を見ました。災害に対して対策をしなければ、町の全てがなくなってしまうと感じ、まずは自分にできることから行動しようと思ったことがきっかけです。それ以来、災害や防災に関する内容で興味のあるイベントなどは全て挑戦してきました。
人間環境学部を志望したきっかけ
広島修道大学の人間環境学部を志望した理由は、災害や防災の知識を高めたいと思ったからです。本学には、災害や防災に関して学べる科目があり、専門的な知識を修得できると思いました。また、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」を主に勉強することで、安全で災害に強い都市づくりや、早期復旧できる持続可能なまちづくりについて考えたいという理由から入学を決めました。
災害ボランティアとして被災地支援へ
私は約1年間で4回、令和6年度能登半島地震の被災地にて復旧・復興支援を行いました。そのうち、2024年5月の活動は、本学と公益財団法人日本財団ボランティアセンターの連携協定にもとづく共催事業でもあったため、派遣に係る交通費の補助などを大学から受け参加しました。その後、一緒に活動したメンバーと支援を継続しつつ、広島県で有事が発生した際に大学生同士が連携し合える団体として、広島県大学生ボランティア連合「晴」を結成しました。
活動では、さまざまな復旧・復興支援を行いました。その経験を通じて、多くの気づき、学び、成長がありました。そして、「日々を生きていることの大切さ」を思い知らされ、今後も困っている人の支援に徹しようと思いました。
活動では、さまざまな復旧・復興支援を行いました。その経験を通じて、多くの気づき、学び、成長がありました。そして、「日々を生きていることの大切さ」を思い知らされ、今後も困っている人の支援に徹しようと思いました。
被災地支援を通じて見えたもの

火災があった朝市
メディアでは、能登半島はすでに復興段階であると報道されていますが、現地はまだ復旧の段階で、ボランティアの数が足りておらず、被害を受けてそのままの状態になっている場所が多々あります。報道されていることをそのまま鵜呑みにするのではなく、実際に現地を訪れ自身の目で見て確かめることが重要だと感じました。
私は、ボランティア不足やその重要性、自助・共助や被災者への心理的支援などの必要性、過剰な支援物資の廃棄などの現状を現地で見て、多くの事を学びました。
また、「平時にできないことは有事にもできない」という言葉を災害支援の専門家の方から教わりました。日頃からの備えがなければ、いざという時に対応できないので、これからもさまざまなことに挑戦し、経験を積んでいきたいと思います。
私は、ボランティア不足やその重要性、自助・共助や被災者への心理的支援などの必要性、過剰な支援物資の廃棄などの現状を現地で見て、多くの事を学びました。
また、「平時にできないことは有事にもできない」という言葉を災害支援の専門家の方から教わりました。日頃からの備えがなければ、いざという時に対応できないので、これからもさまざまなことに挑戦し、経験を積んでいきたいと思います。
将来の目標

仮設住宅の夏祭りイベントでの作品
能登半島での災害ボランティアや災害・防災支援に関する講演会、地域のイベントでは、一度きりの出会いがそれぞれにありました。そのご縁を大切にして、どこかで災害が発生したら助けに行き、自身が被災したら助けてもらえるような関係性を築きたいと思っています。また、被災地に自身が行けない時でも誰かが支援してくれるような、支援が途絶えない体制を構築したいと考えています。ボランティア活動で培った行動力を武器に、今後も興味を持ったことには全て取り組み、挑戦し続け、人の心に寄り添っていきたいと考えています。
修大生へメッセージ
私は、「やらない後悔よりもやって後悔」という言葉をモットーに取り組んでおり、少しでも興味があると感じた物事には全て挑戦すべきだと思います。何かをやってみたいと思ったその瞬間が人生を変える第一歩です。初めから一人で挑戦するのではなく、周りの仲間と共に高め合いながら自身の居場所を探っていくと、充実した大学生活を送れると思います。そして、自身の活動範囲を学内だけに留めず学外に広げ、世界中の人と関わり自身を高めていくことで、信頼できる人たちとともに、成長し続けられると思います。
※掲載内容は全て取材当時(2024年)の情報です。