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商学科

幅広い業界の商品・サービスを理解した上でめざすキャリアに特化した学びを究める

商品やサービスが生産者から流通・販売を通じて消費者に至るまでの「取引」を中心に学びます。1年次に商学の基礎を学び、2年次以降に「流通・マーケティングコース」「地域・観光コース」「金融ビジネスコース」の3コースを用意。ゼミ活動の中で実践に取り組み、学んだ知識を活かしながら、社会で役立つ専門性はもちろん、知識や経験、行動力も伸ばしていきます。

4年間の学び

1年次

基礎を理解

「取引」という人の行動から、モノやカネの流れの全体像を把握していきます。

●社会科学から商学を学ぶ

社会における個人や企業のミクロ的活動やモノやカネのマクロ的な動きについて実態をふまえた理論や制度を学ぶ上で、必要な知識や技術を身につけます。

2年次

コースを選ぶ

3つの中からコースを選び、4年次まで自分の専門性を培います。

●流通・マーケティングコース

物やサービスの提供者とそれを求める人が出会う場である「市場」を生む方法を、理論と実践から学びます。

●地域・観光コース

地域課題の調査・分析手法や観光について学び、地域・観光振興を実現するための力を身につけます。

●金融ビジネスコース

国内外の金融を深く追究しながら、金融に関わる高度な専門知識を理論と実務の両面から学修します。

3年次

テーマを追究

2年次からのテーマを、実践を交えながらさらに深掘りしていきます。

4年次

4年間を集約

自分が興味のあるテーマを詳しく調べ、卒業研究としてまとめ上げます。

●卒業研究テーマ例

ソーシャルメディアと消費者購買行動

コロナ禍の購買行動は巣ごもり消費と言われたが、スマホの機能は一段と進歩し、購買は大きく影響を受けた。リアルとバーチャルの使い分け、ソーシャルメディアによって情報は共有され、購買モデルも深化した。

広島県における観光と宿泊の動向と課題

広島県の観光客数や外国人観光客数、宿泊者数や宿泊施設の分布などのデータの分析を通して、広島県における観光と宿泊の現状を明らかにするとともに、それらが現在直面している課題の解決策を考えた。

財務諸表からみる銀行の競争優位性

本研究では、主成分分析という分析手法を用いて、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表のデータを基に、東証一部上場銀行のランキングを作成し、年ごとにランキングの特徴的な変化を明らかにした。

K-POPアイドルSEVENTEENの競争優位

現在、世界的にK-POPはブームとなっており、BTSやTWICEなど、世界的に認知度の高いアーティストが多数存在している。その中で、SEVENTEENは2015年にデビューした多国籍13人組グループである。この研究では競争が激化しているK-POP市場で絶えず注目すべき成果を出してきているSEVENTEENの人気の理由やその競争的優位性について述べる。

資格取得

取得できる資格・免許状

授業での資格取得のほか、多彩なキャリア支援講座やきめ細やかなサポートを実施し、難関国家資格、公的資格、および民間資格の取得を支援しています。

  • 高等学校教諭一種免許状(商業)

特長的な学び

マーケティング論

産業構造の変化や消費者ニーズの多様化などに企業が対応するには、特別な価値を生み出し、長期にわたり持続する顧客関係を構築するためのマーケティング力が必要です。授業では、企業の商品開発戦略、プロモーション戦略、価格戦略、流通戦略を中心に、市場調査、デジタルマーケティングなどについて幅広く学びます。

研究 in FOCUS

観光を多方面から分析

海外での聞き取り調査の様子

富川 久美子 教授

観光地の発展の経緯や観光が地域に与える影響、それと観光政策との関係を研究テーマとしています。自治体がどのように観光を促進してきたのか、そこに観光者のニーズや不満は反映されているのか、などの解明に取り組んでいます。データ分析をし、現地調査では関係者や観光者への聞き取り、観光者の行動観察なども行います。

TOPICS

SEMINAR in FOCUS ◎徐 康勲 ゼミナール

独自の発想を大切にしながら
今一番の関心事をマーケティングする。

基礎理論や市場調査方法から、企業とコラボした商品企画提案などの実践練習まで、マーケティングの面白さと実現の難しさを学べるゼミです。ユニークなのは、ゼミ生の研究テーマ。神楽、サッカー選手のセカンドキャリア、K-POPアイドルの競争優位…などさまざまです。ゼミ生はマーケティングの知識をベースに、主体的に関心分野の研究を進めていきます。

本格的な商品開発に挑戦できるゼミです。

実践的なマーケティングの方法や関連する資格について学べる徐ゼミに魅力を感じました。特に、企業と協力して行う本格的な商品開発は、在学中に絶対に経験したいと考えていました。ゼミでは毎回、チームで意見交換を行います。論理的な思考力やプレゼンテーション力、文章作成力など、社会に出てから役立つスキルが身につきました。

中島 采音 広島県立五日市高校出身

4年間で成長したこと

株式会社北川鉄工所 就職

竹谷 加那子 2024年3月卒業 広島県立呉宮原高校出身

商品開発を行うゼミや産学官連携の授業など、理論研究に加えて実学を重視している商学科を選択しました。「海外ビジネス研修」の授業では、中国の旅行会社から提示されたテーマに沿ってグループごとに企画案を提案。私がリーダーを務めたグループの旅行プランが旅行会社に採用され、大きな自信につながりました。ゼミでは、アジア経済について研究し、商品の販売戦略をグループで考え、企業に発表しました。実学での学びが実践力を身につけることにつながったと思います。授業での学びはもちろん、学内の行事やボランティア活動にも積極的に参加し、価値観の違う人と出会って刺激を受けることができた4年間でした。これからも保守的にならず、さまざまなことに挑戦していきたいと思います。

進 路

地域経済の活性化に貢献

多様な進路の中から、興味のある業界を選ぶことができます。

▼就職実績(2023年度)

●主な就職先

アイリスオーヤマ/イズミ/北川鉄工所/近畿日本ツーリスト/国税専門官/中国四国博報堂/東京海上日動火災保険/TOPPAN/西日本旅客鉄道/広島銀行/広島市Ⅰ種行政/広島信用金庫