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教職課程 teacher training

本学の教職課程について

本学の教職課程は、幼稚園教諭から高等学校教諭まで幅広い教員免許取得の教育課程が編成され、複数の教員免許が取得可能です。例えば、教育学科では幼稚園と小学校、小学校と中学校、中学校と高等学校のように学校教育を系統的に捉え、基礎免許状(幼稚園、小学校、中学校又は高等学校いずれかの教員免許)の取得に加えて、特別支援学校の教員免許を取得できるようにすることで、学生が幅広い見方・考え方を身に付けることを可能にしています。
また、教職を志す学生が自主的・主体的に集い、教育についての議論を交わすことができる教職課程専用の学習室や演習室を整備し、さらなる学生の学びをサポートしています。

教職課程の特色

 保育士から高校まで幅広い免許種を用意

 時代のニーズに対応した教育者の育成

 特別支援学校教諭一種免許状取得可能

 社会教育主事任用資格取得可能

 栄養教諭一種免許状取得可能

4年間のスケジュール

教員免許状を取得するまでのスケジュールは次のとおりです。この他に、学年・免許種別にガイダンスを実施するなど手厚いサポートを行っています。
※教育実習等の時間や期間については学生が取得する免許種によって異なります。
※介護等体験は小学校、中学校の免許取得希望者のみ対象です。

各種サポート

教員を目指す学生を手厚くサポートするための学修環境や様々な取り組みがあります。

充実した施設

教職課程演習室(7号館3階)

最新の設備を備えた施設で学べる
教員免許取得を希望する学生のための施設として、小学校課程実習棟、音楽実習棟、保育実習室、図工室、機能訓練室、観察室、ピアノ実習室、教職課程学習室・演習室を備えています。
2022年度より教職課程学習室を移設し、教員免許取得を希望する登録学生が自由に勉強できるスペースが誕生しました。また、模擬授業を行う教職課程演習室を新設し、電子黒板やデジタル教科書を使用したICT教育を行うと共に、教育実習や教員採用試験の準備ができる教職課程専用の教室を整備しています。正課授業の他に学生同士でのグループ学習や模擬授業も可能となっており、授業で教わったことを具体的に再現できるスペースとして活用されています。 

教員採用試験受験報告会

学生同士の交流を通して教員へ
広島修道大学では、学生が互いに協力しながら自主的に教員採用試験対策を活発に行っています。その一つに教員採用試験受験報告会があります。本報告会は、当該年度実施された教員採用試験を受験した各学部・学科の4年生が主体となって企画する、教員を志望している1~3年生に向けたイベントです。自治体別及び免許種・教科別のグループに分かれ、4年生から後輩たちへ採用試験に向けた勉強方法や採用試験の内容などについて実体験を基に説明します。本報告会は、教員を目指す1~3年生の教員免許取得へのモチベーションとともに、教員採用試験合格への意欲を高める絶好の機会となっています。

学校教育インターンシップ

広島市の「大学生による学校支援活動」をはじめ、呉市、廿日市市、附属学校と連携して行う授業です。おおむね、5月くらいから年度末(3月)まで週に1回、連携自治体の学校(幼、小、中、高、特別支援)及び附属学校(中、高)に赴き、教育活動に参加します。活動内容は活動校の先生方と相談して決めることになりますが、学習指導補助や学級担任の補助など、様々な活動を行います。また、毎回の活動記録を作成することを通して、自身の経験と学びを振り返り、年度末に同じ活動をしている他の学生や教員とその共有を行い、実践を踏まえた学びを生み出しています。この事後の学習と実践の場での既定以上の時間数の活動を総合的に評価し2単位を認定しています。

広島県教育委員会連携事業

広島県教育委員会が実施する広島県教師養成塾の出前講座を活用し、全学部の教職課程履修学生を対象に、1年次「教職の魅力」、2・3年次「教育実習参加の心構えやマナーと学校現場での事例をもとにしたケーススタディ」、4年次「教育現場の実践演習を中心にした教員としてのあり方について」という流れで、大学4年間を見通した系統的な講座を開講しています。大学における教員養成段階で教育委員会の方から直接お話を聴き、学校教育の諸事象について考察する場を体験することで、大学で学ぶ理論と教育現場における実践の往還による、教員としての実践的指導力の育成を図ることができます。教職の魅力の再発見と、意識の向上につながっています。

各教育委員会が開催しているセミナー・研修会

卒業生の紹介

教員としてのプライドが私の支え

渡邉 陽一 校長

広島市立中広中学校 校長
人文学部 人間関係学科・社会学専攻 1986年度卒業
広島県立広島皆実高等学校出身

■教師を目指したきっかけ
私は、社会学への興味が強かったため、社会学専攻へ進学し、教職課程を履修し、教員免許状を取得しました。
大学卒業後、民間企業に就職しましたが、教職課程で学んだ経験から学校現場で働きたい思いが強くなり、3年間の臨時的任用教員の経験を経て、広島市で教諭として採用されました。
私が中学校の教員になったのは、中学時代の担任だった先生の影響が強かったと思います。時に厳しく、時にやさしく生徒を見守る面倒見の良い父親のような先生で、充実した中学校生活を送ることができたので、自分が教員になるなら、担任のような教員になりたいと思うようになりました。
■教員という仕事の喜び
教員の仕事は大変なことも多いですが、私はこの仕事にプライドを持っています。
毎年多くの生徒たちとの出会いがあり、この出会いは一生のものです。今も多くの卒業生と繋がっています。私と同じ学校で後輩の教員として頑張っている教え子もいます。保護者として私の学校を支えてくれている教え子もいます。教員ならではの繋がりです。
また、卒業式やその他の行事での生徒の成長に感動し、涙が流れることも少なくありません。世の中を見渡す中で、実際に感動の涙を流せる仕事がどれだけあるでしょうか。このようなドラマチックな仕事がどれだけあるでしょうか。
教員は、出会いや感動の場面に恵まれた、たくさんの喜びを感じることのできる仕事だと思います。

教員採用試験合格者の声

悔しさを、教員を目指す力に変えて

中野 太雅さん

広島県・市公立学校教員採用試験 (高校商業)合格
商学部商学科2021年度入学
広島県立広島商業高等学校出身

私が教員を目指すきっかけになったのは、高校3年生の時に赴任してきた先生でした。先生は、授業で生徒が意見を出し合える雰囲気を作ってくださり、いきいきと学ぶことができました。また、私は野球部のマネージャーをしていましたが、部活動においても常に気にかけてくださいました。先生のあたたかい人柄にふれ、自分も先生のような教員になりたいと思いました。
高校3年生の時、全国高校野球選手権広島県大会で優勝をしましたが、コロナウイルス感染症の影響で甲子園が中止となり、出場することができませんでした。「教員になってもう一度甲子園を目指したい」悔しい経験が私に教員を目指す力を与えてくれました。甲子園に行くという夢を、これから出会う生徒たちに託して、私も恩師のように、商業の勉強の楽しさを生徒たちに伝えながら、野球の指導にも関わっていきたいです。

特別支援学校の教員として、一人一人に合う指導と支援を追求する

木原 梨子さん

広島県・市公立学校教員採用試験 (特別支援学校)合格
人文学部教育学科2021年度入学
AICJ高等学校出身

特別支援学校で教員をしている母から、学校での様子や教師のやりがい等の話を聞き、特別支援学校に興味を持ったことが教員を目指すこととなったきっかけです。
特別支援学校では、子どもたち一人一人の個性に合わせた指導や支援をしていくことが必要です。大学卒業後は子どもたちと向き合いながら、他の先生方や保護者と協力し、子どもたちの持っている力を伸ばしたいと思っています。
広島修道大学は教員採用試験対策を支援する学修環境が充実しています。私は教職課程学習室をよく利用していました。この学習室には個々に仕切られた机と教員採用試験対策の教材がたくさん用意されているので、集中して対策に向き合うことができます。
その他模擬授業等で使える教職課程演習室が用意されていて、友人たちと模擬授業や意見交換をしながら学ぶこともできます。大学の施設を活用しながら、自分に合った学習方法を見つけてみてください。

大学の充実した設備と、教員採用試験に向けた充実のサポート体制

三波 睦起さん

広島県・市公立学校教員採用試験 (中学校英語)合格
人文学部英語英文学科2021年度入学
広島県立安西高等学校出身

中学時代、私は不登校になった時期があったのですが、当時親身に接してくださった英語の先生のおかげで少しずつ通学できるようになった経験から、先生の姿に憧れて、教員になりたいと思うようになりました。
私もいじめや不登校など、多様な悩みを抱える生徒に寄り添い、サポートすることができる先生になりたいと思っています。
広島修道大学は、学内に教職課程を履修している学生専用の演習室や学習室があり、電子黒板等の設備や関係資料が用意されているので、積極的な活用をお勧めします。また、教員採用試験に合格した先輩の話が聞ける「教員採用試験受験報告会」の開催や各教育委員会の教員採用試験に関する情報提供、キャリアセンターでの二次面接対策等、大学全体で学生をサポートする体制が整っているので、とても心強かったです。

明るい雰囲気の中で、努力を重ねることができた

藤井 望天さん

山口県公立学校教員採用試験(小学校)合格
人文学部教育学科2021年度入学
高水高等学校出身

教職課程の授業はグループワークが多く、学生同士で意見を交換することができる環境だったので、仲間たちと切磋琢磨しながら学ぶことができました。みんなで一緒に頑張るという前向きで明るい雰囲気があったので、大変だったけど教員を目指して努力を重ねることができました。
教員の仕事は大変なことが多いと思いますが、自分が小学生の時から憧れてきた仕事だから、毎日試行錯誤して子どもたちと向き合いながら、教員という仕事を楽しんでいきたいと思っています。大学生活4年間は本当にあっという間です。授業も課題も忙しいですが、今しかできないことにたくさん挑戦してください。

大好きな卓球が勉強に集中する力をくれた

須々木 暉さん

岡山県公立学校教員採用試験(中学校社会)合格
人文学部教育学科2021年度入学
岡山県立林野高等学校出身

私が教員を目指そうと思ったきっかけは、中学校のときの担任の先生との出会いでした。謙虚で学び続ける姿勢と、生徒をたくさん笑わせてくれた先生の姿に憧れて、教員になりたいと思うようになりました。
子どもたちの成長を見守りながら自分自身も成長できる教員になりたいと思っています。
学生生活では、卓球部の活動にも力を入れていました。体を動かすことで勉強に集中できたと思いますし、大学の卓球部にも教員採用試験の勉強をしている仲間がいたので、一緒に教員を目指して頑張ることができました。部活動と勉強の両立は難しいと心配する人もいるかもしれませんが、勉強を頑張るきっかけになることもあるので、諦めずに挑戦してほしいと思います。

教員を目指すきっかけと 大学院への進学

伊藤 妃奈乃さん

愛媛県公立学校教員採用試験 (高校英語)合格
広島修道大学人文科学研究科英文学専攻2023年度入学
愛媛県立小松高等学校出身

私が英語の教員を目指すきっかけになったのは、大好きな英語の魅力を多く の人に知ってほしいと思ったからです。特に英語が苦手な子どもたちにどうやっ て英語の魅力を伝えるか、大学の先生 や先輩と話をする中で、自信を持って英語の魅力を伝えるためにはもっと勉強が必要だと考え、英語の専門性を高めるた め大学院へ進学しました。
大学で過ごす時間は本当にあっという間です。教員を目指すみなさんは留学や教育関係のボランティア活動への参加等、どんどん挑戦してみてください。

公立学校教員採用試験結果

パンフレット

教職課程の特色について、詳細は以下のパンフレットをご覧ください。
画像をクリックするとパンフレットをご覧いただけます。
教職課程パンフレット(PDF65KB)

情報公表

教職課程の情報公表は、以下のリンク先で掲載しています。

問い合わせ先

教学センター教務第2課 資格課程係

〒731-3195 広島県広島市安佐南区大塚東1-1-1
TEL:082-830-1127