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教育学科ゼミナール紹介

木村ゼミナール

指導教員:木村 和美 教授

分野

教育社会学、人権教育、同和教育

ゼミの内容

ゼミでは教育に関する疑問に対して社会学の視点から研究をしています。社会学の視点とは「あたりまえを疑う」ということです。学生は先行研究を精読し、自ら問いを立て、全員でディスカッションをすることで社会問題、教育問題への理解を深めています。教育機会の不平等や格差の問題、いじめ、性の多様性など、学生の関心は多岐にわたります。各自の問題意識を学生間で共有し、多様な視点からアドバイスを得ながら個々の研究を進めています。

光本ゼミナール

指導教員:光本 弥生 教授

分野

保育学、幼児教育、幼小接続

ゼミの内容

「今、保育・教育の現場で何が起こっているか」、「子どもたちの願いはどこにあるのか」。自らの問題意識と向き合いながら、一人一人の学生が研究を進めています。
時には、保育・教育現場に出向き、そこでの様々な「声」に出会い、自身の研究課題をブラッシュアップしていきます。また、その考えを仲間に発信し、再考しながら取り組む研究は、共同的な一面も含んでいます。 
 「教育現場」と「研究室」、「実践」と「理論」、そしてゼミナールの仲間との「集団思考」と「個人思考」の往還を学びの基軸としています。

谷口ゼミナール

 指導教員:谷口 直隆 准教授

分野

 国語教育、コミュニケーション論、社会言語学

ゼミの内容

言葉は変化します。地域や社会、世代によっても異なります。「言葉の学び」を考えるとき、まずは、わたしたちの言葉の実態を知り、理解することがとても大切だと考えています。ゼミでは、受講生の日常生活の言葉や言葉の学びを記述的に研究し、説明する活動を行っています。方言や若者言葉、小説や映画、ドラマやアニメ、マンガの「言葉」(言語・非言語)など、様々な言葉や言語文化を対象に、「見えないルール」を解き明かし、言葉の学びを考えることにつなげています。

永田ゼミナール

指導教員:永田 成文 教授

分野

社会科教育、地理教育、ESD(持続可能な開発のための教育)

ゼミの内容

徳之島高等学校での授業風景(2023)

小学校・中学校の社会科、高等学校の地理歴史科・公民科の社会系教科を対象として研究していきます。社会科の授業理論を参考に、先行実践がどのような目的、内容、方法を設定した授業を構想して実践しているのかを考察したり、児童・生徒の社会認識の形成や公民的資質の育成という視点から分析していきます。2024年度は「豊かな歴史意識を育成する中学校社会科歴史授業の方策-歴史叙述に着目して-」を題目とした卒業論文などが提出されました。写真のように指導教員も教育現場で授業を行っています。

中西ゼミナール

指導教員:中西 紘士 准教授

分野

 体育科教育、教師教育

ゼミの内容

このゼミナールでは、小学校の校内研修への参加や1日学校体験など、実際の学校現場に足を運ぶ機会が多く、大学で学ぶ知識と現場のリアルをつなぐ学びを大切にしています。ゼミ生は、こうした経験をもとに、体育科に限らず、算数科・国語科・学級経営・教師への信頼感など、自分の興味・関心に基づいて研究課題を決定し、研究に取り組んでいます。
また、同学年の横のつながりだけでなく、学年を超えた縦のつながりも大切にしながら、ゼミ生主体で活動を運営しています。スポーツ大会の開催や、採用試験に向けた勉強会などを通じて、集団性や協調性を育むことにも力を入れています。

西森ゼミナール

 指導教員:西森 章子 教授

分野

教育方法学、教育工学 

ゼミの内容

ゼミナールは、「ひとを対象とした研究」を練習する場所、進めるために研究を共有する場所です。ゼミ生は、幼児・児童・生徒、教師など、学校教育の「ひと」だけでなく、様々な環境における「ひと」を対象とする研究に取り組んでいます。大切にしているのは、「研究してみる」「自分の研究を伝える」「他者の考えを聞く」「課題を見出す」ことです。特に「自分の研究を伝える」ときは、他学年のゼミ生も参加します。その他、研究手法を学ぶグループ勉強会、教員採用試験に向けた勉強会、3・4年生合同の授業練習会などが、ゼミ生によって運営されています。 

樋口ゼミナール

指導教員:樋口 和彦 教授

分野

障害児心理学、生態心理学、文化心理学

ゼミの紹介

心理学、障害児教育、社会教育、プログラミング、キャリア構築など、学生の興味・関心に基づいて研究テーマを設定します。
3年次には、グループでの先行研究の読解やプレゼンテーションを通じて、論文の構成や研究手法を学びます。これらの学習を進めながら、研究テーマを絞り込んでいきます。3年次の後半から、多くの学生が現場での調査や研究を実施し、事例研究、授業研究、実験、アンケート・インタビュー調査などの実践的な研究活動を行います。
3年・4年合同の発表会、懇親会も行い、学年間交流も行います。

平田ゼミナール

指導教員:平田 香奈子 教授

分野

 知的障害児教育、発育・発達

ゼミの内容

 「一人一人に応じた支援」や「子どもたちの抱える発達ニーズ・学習ニーズ」について、実際に社会福祉施設やオルタナティブスクールとの交流を大切にしながら学んでいます。実際に交流することで、先行研究から読み取る「課題」を体験として学ぶことができ、自分事として感じることを重視しています。また、当事者・支援者・関係者…様々な立場の声を聞き、ゼミ生同士でそれぞれの考えを共有することで、個々の研究に対する視野を拡げ、深めたいと考えています。

牧瀬ゼミナール

指導教員:牧瀬 翔麻 准教授

分野

教育行政学、教育政策論

ゼミの内容

ゼミでは、「教育はどのような条件や仕組みのもとで成り立っているのか」という問いに対して、教育制度や教育政策の観点から研究を進めています。また、教育に関する時事的な関心を広げるため、教育雑誌の記事を題材にディスカッションも行っています。教育は誰にとっても身近な経験であるため語りやすい一方で、自身の考えを論理的に説明する力が求められます。そのため、「なぜそう考えるのか」「どのような背景や根拠があるのか」といった問いを大切にし、対話を重視しています。学外での活動としては、義務教育制度についての理解を深めるために、学校訪問や授業見学、教職員へのインタビューも実施しました。

松崎ゼミナール

指導教員:松崎 雅広 教授

分野

科学教育、子どもと自然、栽培と飼育

ゼミの内容

 児童、生徒の理科離れが叫ばれて久しいが、その原因は単純ではない。学校教員の教授方法や、大学入試、文部科学省の教育政策だけにあるのではなく、学校の外側にも原因が存在する。これらの根本原因を考慮しながら、理科離れ解決への方策を模索し、子どもたちへの学習機会や学習支援を構想・提案できるようになることが研究内容である。特に、保育内容(環境)と生活科における飼育や栽培活動・自然と関わる遊びなど、自然事象との関わりの中から、ゼミ生は科学的な見方・考え方の基礎の培われ方を知り、学んでほしい。

三木ゼミナール

指導教員:三木 由美子 教授

分野

アダプテッド体育・スポーツ科学 

ゼミの内容

学生の「知りたい」「やりたい」「やってみたい」から、パラスポーツを体験したり、調査方法を体験的に学んだりし、その振り返りを大切にしています。また、たとえどんなに小さな疑問でも、その“疑問”からスタートし、多くの先行研究に触れることを通して研究課題へと変化する/興味が変化することの苦しさや喜びを共有しながら取り組んでいます。さらに、4年次にはペアでの活動(月替わり)を通して、他者の研究内容や文章を客観的に理解・確認する力を磨いています。まだまだ新しいゼミですので、これから柔軟に変化していくことを目指しています。 

宮崎ゼミナール

指導教員:宮崎 康子 教授

分野

教育哲学、教育人間学、子どもの人間学

ゼミの内容

宮崎ゼミでは、文献研究を中心に、広く人間と教育をめぐる事象を対象として、それぞれの関心からのアプローチで研究を進めています。その際に、子どもが登場する物語を分析したり、教育思想について歴史的に考察したり、あるいは制服や頭髪ルールのような学校規則の教育的意義を調査したりと、互いに忌憚のない学問的な議論を通して考えを深めていきます。
ゼミの活動としては、年に2回、3年生・4年生合同の卒業研究に関わる一日検討会を開催しています。卒業生も来てくれるので、ゼミの縦のネットワークとして卒業後も機能しています。

山川ゼミナール

指導教員:山川 肖美 教授

分野

生涯学習論、社会教育学、教育とまちづくり

ゼミの内容

教育は何のためにあるのでしょうか。自分も成長・変化し社会もよりよくなり、その結果として、自分も他者も幸せな社会を創ることができれば、というのが生涯学習・社会教育の願いであり目的です。
ゼミでは、教育とまちづくりの関係について理論と実践の両面から学びます。ここでいう教育には、主に社会教育と学校教育が想定されています。社会教育には家庭教育支援も含みます。ゼミでの学びを通して、多様な人とつながり、学び合う面白さや人の一生や広く社会での教育の価値を感じでもらえたら嬉しいです。