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国際政治学科ゼミ紹介

阿曽沼ゼミ

指導教員:阿曽沼 春菜 准教授

分野

日本政治外交史 

ゼミの内容

このゼミは、明治以降の日本の政治・外交を扱います。前半は、近現代日本の政治や外交に関する文献を講読し、日本がどのような課題に取り組んできたかを学びます。後半は、広島県など地域の歴史的文化的遺産のうち外国との接点があるもの(これまでの例では広島城、広島市民球場、地域のパン屋など)の中から、受講者がそれぞれ関心のあるものを取り上げ、その来歴を調査します。
目指すのは、「歴史的に考える」というものの見方を身につけることです。過去の事実を知り、記録することを通じて、我々の社会のなりたちや日本の今後について考えます。

宇野ゼミ

指導教員:宇野 伸浩 教授

分野

民族学、政治学、歴史学 

ゼミの内容

このゼミは、世界の先住民族、少数民族がテーマです。世界の多くの国が多民族国家であり、そこにはマイノリティの人びとが住んでいます。日本のアイヌ族やオーストラリアのアボリジニは先住民族、中国のウイグル族は少数民族です。かれらは、差別や迫害を受けた苦難の歴史を背負っています。国連総会は2007年に「先住民族の権利に関する国連宣言」を採択しました。ゼミ生は先住民族や少数民族のうちの1つを自分のテーマとして、かれらの生きる世界がよりよくなるために何が必要かを考え提案し、また、かれらの生きる姿から何か学びます。 

王ゼミ

指導教員:王 偉彬 教授

分野

国際政治、中国政治外交、文明論研究

ゼミの内容

ゼミナールa・bでは比較文明研究を行います。文明に関する基礎知識や中国文明、日本文明および西洋文明等の特徴や異同点を調べ、ゼミ履修者が関心を持った異文明・異文化の問題を課題として研究します。個人、ペアまたはグループでの研究課題の設定、資料収集、プレゼンテーション等を通じ、比較研究の方法を修得し、分析や考える能力を身につけて異文明・異文化への理解を深めます。

佐渡ゼミ

指導教員:佐渡 紀子 教授 

分野

平和学、国際政治学 

ゼミの内容

このゼミナールは、参加者それぞれが関心を持つ国際社会・地域社会の課題についての研究を深め、同時に、口頭表現(意見交換、プレゼンテーション、スピーチなど)の力を向上させることをねらいとしています。参加者は、自身が設定した研究テーマについて調査・分析を行い、研究報告や原稿の相互検証を重ね、最終的には研究論文を完成させます。これまでに例えば、多文化共生、少子高齢化、国際関係に関連した課題が取り上げられました。また、口頭表現の力を伸ばすために、各回のスピーチや、ディスカッション・トレーニングのプログラムを実施しています。 

隅田ゼミ

指導教員:隅田 姿 准教授

分野

教育開発、国際協力、開発途上国

ゼミの内容

このゼミでは開発途上国における教育開発や国際協力について調査します。受講生は、関心の近い人たちでグループを作り、教育開発や国際協力に関する課題を見つけ、調査計画を立て、データを収集し、分析と執筆、そして発表を行います。調査では生の声を聞くことを重要視しており、データ収集の際は、国内外の現場に直接出向き、アンケートやインタビューをします。また、国際協力の実施機関(JICA、NGOなど)を訪問したり、専門家とのワークショップや座談会をすることで、国際協力の現場を自分の目で見て感じ学びます。

船津ゼミ

指導教員:船津 靖 教授

分野

米英・中東外交、ジャーナリズム、宗教社会学

ゼミの内容

模擬講義より

「国際社会と日本のリアリズム」と題し、ゼミ生が自分で選んだテーマを研究・発表し、期末レポートにまとめます。個人の自由や民主主義、平和を守るため、理想論や抽象論ではない現実の分析、事実の確認、知識の習得を重視します。日本語の表現力や英語力の向上を目指します。
テーマは地域研究(アメリカ、中米、旧ソ連、中東、東南アジア、大洋州)、環境エネルギー、自動車産業、通貨、日本の安全保障・外国人労働者、女性の地位などさまざまです。留学する学生もいます。教員はモスクワ、エルサレム、ロンドン、ニューヨークの特派員などの実務経験があります。就職試験や面接も担当してきました。