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セブ島貧困救済プロジェクト企画展「彩の躍動と夢の飛沫 セブから広島へ」を開催(12/23追記)

11月24日~12月5日の間、本学の図書館M2階展示ギャラリーで企画展「セブ島貧困救済プロジェクト企画展『彩の躍動と夢の飛沫 セブから広島へ』」を開催しました。
この企画展は8月から9月に人文学部の学生9名がフィリピンのセブ島を訪問し、国際ボランティア団体DAREDEMO HEROと共に支援活動による成果物を展示したもので、貧困層出身の高校生へ美術作品制作を支援して完成した作品や、一般にはあまり知られていないセブ島貧困地区の現状や、9月30日にセブ島を襲ったマグニチュード6.9の地震災害、11月4日、9日の大型台風25号、26号の被害状況に関する写真等も展示を行いました。

被災したセブ島へ、支援ボックスの設置

また、被災したセブ島の状況を受け、セブ島で活動した学生たちを中心に、「学用品・日用品での物資支援」 を募る支援ボックスの設置を実施しました。
不要になったノート・筆記用具・消しゴム・タオル・衣類などの提供を呼びかけ、物資支援を行います。
支援物資の募集は展示期間と同じで、12月5日で締め切りました。今回の募集は、教員・職員・学生を対象とし、大学全体から多くの協力を得ることができました。現在、梱包作業を終え、近日中に発送の予定です。
ご協力いただいたみなさまに、心より感謝を申し上げます。
(2025年12月23日 追記) 

学生のコメント

この度のアート作品の展示から支援物資に至るまでの活動では、多くの学びを得ることができました。現地への支援をしたいという気持ちからここまでの活動につなげることができ、大変幸せに感じております。現地での活動を一過性のものにするのはでなく、継続して影響を及ぼすことができる取り組みは、非常に有意義であったと考えております。学生である私にとって、企画者として社会人と実際に関わり合うという経験はとても貴重で、言葉遣いや行動一つとっても学びが多く、大変刺激的でした。改めまして企画に御助力頂いた方々、並びに支援物資を提供してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
(人文学部英語英文学科3年 田川 祥多さん)

たった2週間の出会いが、ここまで人を動かすとは思っていませんでした。セブ島での短い滞在を終えた後も、支援を続けたいという思いが消えることはなく、強い熱を持って行動できたことに、純粋な幸せを感じています。9月と11月に大きな災害を経験しながらも、今なお前向きに暮らすセブの人々の姿から、環境ではなく心の在り方が人の豊かさを決めるのだと学びました。図書館での展示により、セブ島での活動成果を学内に運び、広める役割を果たせたと実感しています。人文学部の皆さん、少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ来夏のセブ島実習に参加し、現地の実情を知っていただけたらと思います。
(人文学部英語英文学科3年 丹下 厚弥さん)

私が展示や事後活動を通して学んだのは、発信することの重要性です。セブ島インターンシップでは、貧困地区や農村地区に訪問し、写真だけでは決して伝わらない社会構造の問題を知ることができました。ガイドツアーを行うことで、貧困の現状だけでなく、その背景にある構造や改善に向けた取り組みを、新聞社や高校生など多くの人に伝えることができました。学んで終わりにするのではなく、発信することで学外や次世代にも現状を共有でき、セブ島の未来を見据えた支援につながると感じています。
(人文学部人間関係学科社会学専攻3年 淺野 奨太さん)

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