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株式会社イズミとの産学連携事業として 「総合小売業界を学ぶ」を実施

7月31日~8月2日、総合小売業(GMS)の代表的企業である株式会社イズミ本社にて、総合小売業について幅広い観点から学ぶ特殊講義「総合小売業界を学ぶ」を実施し、本学の学生54名が参加しました。

連携協定締結先である株式会社イズミとの産学連携事業として、株式会社イズミの歴史や会社・店舗の活動を通じて小売業の仕組みや消費者購買行動・ライフスタイルの変化について理解を深めることを目的に、株式会社イズミの各部署に所属する役員等の方々にご講演いただきました。

初回の講義冒頭、参加学生に向けた矢野学長の挨拶に続き、「小売業界の現在と未来」をテーマに、株式会社イズミの歴史と歩みをふまえた時代背景から分かる小売業界の現状をお話しいただきました。
初日2コマ目の商品戦略では、お客様の食生活を守り、食生活を豊かにする美味しい商品を開発することなど、食品本部の使命・役割についてお話しいただきました。また商品開発では、本学商学部徐ゼミナールでの共同開発の取り組みなどを紹介していただきました。

2日目は、午前中にイズミの出店戦略の推移を説明していただき、グループに分かれて食品スーパーを出店するとしたらどこに出店するかを具体的に議論して発表するという実習がありました。
午後は、小売業におけるサステナビリティ経営として、SDGsの目標達成に向けてさまざまな取り組みを行っていることが紹介されました。さらに「地域創生カードゲームを通じてSDGsを学ぶ」というゲームが行われ、学生が積極的に関わりとても盛り上がりました。

3日目は、午前中にマーケティング戦略として、GIS(地理情報システム)とスマホの位置情報を使用した店舗ごとの顧客層別の強みを具体的に説明していただきました。午後には、DX戦略について、デジタル化すれば良いのではなく、データを活用して新たなビジネスの仕組みを創造することが大切であると学び、具体的にAppleやGoogleなどの入社試験を解くという課題も出されました。
また、株式会社イズミが取り組むダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン活動である「ゆめCANプロジェクト」についてもお話しいただき、学生にとって小売業界の最新の動向を知る貴重な経験となったようです。

参加学生からは、「企業が成長していくには組織を変えていくこと、人材育成をしていくことが必要と分かった。」、「小売業界の課題について、お客様の変化に合わせて商品を売ること、少子高齢化対策、また人材育成が発展に繋がるというのが分かった。」、「革新と未来のある企業だと再確認できた。」といった声が寄せられました。

本学は株式会社イズミと2023年9月29日に包括的連携協定を締結しています。今後もこの度の産学連携事業をはじめ、学生による商品開発や本学学生限定のインターンシップ等さまざまな連携事業を予定しています。

*GIS(地理情報システム)…地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術。

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