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第79回ドキュメンタリー・アワーを開催しました

学習支援センターでは、「LSCドキュメンタリー・アワー」という、本学の教員が自ら選んだ映像資料を、教員の解説とともに視聴し、楽しみながら見識を深めるイベントを行っています。

79回のLSCドキュメンタリー・アワーは、商学部の世良和美先生にCSRについて解説して頂きました。
まず、ある食品メーカーを舞台にしたドラマ仕立てのDVDを視聴しました。自社とは直接関係がないと思われた海外の取引先による児童労働問題が無関係であるとは言えず、自社または自分自身も責任が問われるかもしれないこと、CSRが身近な問題であることを、ドラマの事例を通して学びました。そして、世良先生からCSRの歴史、CSRの言葉の意味、責任の種類や様々なモデル、社会と企業の関係、インテグリティー(誠実さ)を持って対処することなどの解説がありました。
CSRの言葉の意味はCorporate(企業の)Social(社会的)Responsibility(責任)であり、責任とはResponse(応答)ability(~しうる能力)、すなわち社会からの期待や要請に誠実に応答していくことと理解できることや、その対応が誠実であった実例等をわかりやすく説明されました。
さらには、サブタイトルにある「変わらないCSR」として、社会の中に企業が存在する構図が提示されました。社会とは、具体的には投資家、政治家、消費者、従業員、地域社会、業界団体などから構成される「ステークホルダー」であり、企業はその社会に求められてはじめて成り立つという構図は変わらない、とも解説されました。
また一方で、「変わるCSR」として、CSRの範囲や感度の変化が挙げられました。例えば、育休制度と言えば女性が取るものという認識から男性も取ろうと世の中の感度が変化してきたことや、SDGsという言葉は、年限に定めている2030年以降は新たな名称、新たな範囲で取り組むことになるのではないか、といった例が紹介されました。


アンケートでは、「CSRという言葉は聞いたことがあったが、本質を知らなかったので、理解したいと思った。映像の事例をもとに歴史から現代における意義について学ぶことができ有意義な時間を過ごすことが出来た」「CSRについての考え方が時代によって変化するものとしないものの2つの視点があって、現代社会にあった社会的責任を考えながら社会人として働かないといけないという意識を持つことができた」「誰もが知っておくべき内容だと思う。就活などでも学生は福利厚生以前に知っておくべき内容だと思う。」などの声がありました。

LSCドキュメンタリー・アワーは、学習支援センターが企画しており、次回は2025年度前期に開催する予定です。皆さんのご参加を、お待ちしています。

問い合わせ先

学習支援センター

協創館(8号館)1階
Eメール: skill@js.shudo-u.ac.jp
電話: 082-830-1426