第14回教育力アップセミナー 組織的な教育力を高めるために

9月6日に本学新任教職員を対象に、第14回教育力アップセミナーを開催しました。
本セミナーは2010年度より実施しており、着任早々の教職員を対象として、大学が置かれた状況や本学の特長の理解を促し、あわせて組織的な教育力を高めることをねらいとしています。今年度は、教員8名・職員7名の合計15名が参加し、教員・職員の垣根を越えて活発に議論し親睦を深めました。

今回のセミナーは、松川太一学習支援センター長の進行で、①広島修道大学の現状と課題、そして改善策についてデータにもとづいて考える ②アクティブ・ラーニングの手法について体験・理解する ③所属の異なる教職員の相互理解を深め、今後の課題改善に向けた協力関係をつくる、以上の3つを目的として行われました。
参加者は3つのグループに分かれ、自己紹介後、メインテーマに入りました。
参加者は3つのグループに分かれ、自己紹介後、メインテーマに入りました。

最初のセッションでは、中教審「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」(2012)などに触れ、様々なアクティブ・ラーニングの手法や取り入れ方などについて学びました。そして、IR(インスティテューショナル・リサーチ)において目標となる数値・各部局が保有するデータとしての数字を鑑みて客観的に議論・分析することが、ミッションを遂行する上で必要であるということを学びました。

実践編では「どうすれば入学定員充足を維持できるか?」をテーマに、参加者がジグソー法を用いて外部環境と内部環境のデータを分析しました。ジグソー法は、グループのメンバー各自が異なるトピックの「専門家」となり、他グループの同じ専門家同士でそのトピックを習得した後、自グループに戻り習得したことを教え合います。その後、各自持ち帰ったデータや意見を最終的にグループ内でまとめ発表がなされました。参加者全員がアクティブ・ラーニングを体験すると共に、本学を取り巻く環境と現状を知ることのできる機会となりました。
参加者からは、「IRをデータのみで解析する場合、解析内容に制限が出ることが難しかった」「ディスカッションには十分時間を取ることが必要であることをあらためて認識した」「ジグソー法について、授業で使ってみようと思った」「データを活用した現状・課題の捉え方について知見を深めることができた」「普段話さない方々と話すことができた。大学の現状について改めて理解することができた」などの声が寄せられました。
問合わせ先
学習支援センター
協創館(8号館)1階
Eメール: gshien@js.shudo-u.ac.jp
電話: 082-830-1426
Eメール: gshien@js.shudo-u.ac.jp
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