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LSC第12回教育力アップセミナーを開催しました

第12回教育力アップセミナー_組織的な教育力を高めるために

8月26日(金)、本学新任教職員を対象に、第12回教育力アップセミナーを開催しました。

本セミナーは2010年度より実施しており、着任早々の教職員を対象として、大学が置かれた状況や本学の特長の理解を促し、あわせて組織的な教育力を高めることをねらいとしています。
新型コロナウイルス感染への不安も拭いきれませんでしたが、前期授業を対面で実施したことなどに鑑み、アクティブ・ラーニングの手法も取り入れ対面で実施し、教員8名職員4名、合計12名が参加しました。

今回のセミナーは、松川太一学習支援センター長の進行で、①広島修道大学の現状と課題、そして改善策についてデータにもとづいて考える ②アクティブ・ラーニングの手法について体験・理解する ③所属の異なる教職員の相互理解を深め、今後の課題改善に向けた協力関係をつくる の3つを目的として、4つのセッションが行われました。
セッション1では、中教審答申「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」(2018年)に触れ、アクティブ・ラーニングの説明や手法の例について、また高等教育政策とFD・SDについて学びました。
 

セッション2では、IRについて、本学を含む多くの大学でIR(インスティチューショナル・リサーチ)が導入され、データの収集・分析・報告にもとづいた外部評価への対応、経営の改善、教育の改善が求められていること、中教審大学分科会「大学のガバナンス改革の推進について」(2014年)に触れ、学長が改革方針を策定していくことの必要性や、教職員が学内情報の集約と分析結果に基づき、学長の時宜に応じた適切な判断を補佐するためには、大学自らの置かれている客観的な状況について調査研究するIRが重要であることを学びました。次に、大学を取り巻く課題の検討を行うために、外部環境と内部環境を分析し、目標・計画を定めて達成度を検証するために、例えば、SWOT分析やKPIの設定、PDCAサイクル等による内部質保証システムなどがあることを学び、実際に、「どうすれば志願者を増やすことができるか」について、各グループごとに「ジグソー」を使って考えるワークを行い、トピックごとに「専門家」グループに分かれ、トピックについて完全に習得すると同時に、そのトピックについて他者を教える方法を考えました。
セッション3では、セッション2に引き続き、それぞれのトピックの「専門家」が各グループに持ち帰り、最終的にグループごとの意見を発表しました。

 セッション4では、各テーマ(「どうすれば退学者を減らすことができるか」「どうすれば海外留学生数を増やすことができるか」「どうすれば学生の図書館貸出冊数を増やすことができるか」「どうすれば修得単位僅少者の面談実施率を上げることができるか」)をグループごとに振り分け、『広島修道大学の現況』などのデータを基に、付箋でロジックツリーを作って、解決策を考え、グループごとに発表し、最後に、本日のふりかえりとまとめを行いました。
参加者からは、「大学の抱えている問題がデータとして分かった」「データの分析や原因の類推は難しかった」「アクティブ・ラーニングの手法が体験できてよかった。授業にも生かせると思う」「他教職員と接する機会が日常の中で非常に限られているため、いろいろな人と意見交換する機会がもててよかった」などの声が寄せられました。

問合わせ先

学習支援センター

協創館(8号館)1階
Eメール: skill@js.shudo-u.ac.jp
電話: 082-830-1426