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LSC第11回教育力アップセミナーを開催しました

第11回教育力アップセミナー_より効果的な授業のために

 8月27日(金)、本学新任教職員を対象に、第11回教育力アップセミナーを開催しました。

 本セミナーは、2010年度より実施しており、主に今年度採用の教員及び在籍2~3年目を中心とする職員を対象として、「大学での教育活動における課題を検証する」「教員と職員で互いの問題を共有しながら、改善のための方法を探る」ことを目的としています。今回は、新型コロナウイルス感染の影響で実施できなかった昨年度の対象者と合同で実施し、教員12名と職員12名、合計24名が参加しました。

 今回のセミナーでは、森河亮学習支援センター長の進行で3つのセッションが行われました。
 セッション1では、社会変容がもたらした高等教育のインパクトとして、①少子化②社会の貧困化③グローバル化をあげて近年の大学を取り巻く状況について、また、大学教育改革のキーワードである質保証について、①教育成果の可視化・成績評価の明確化②高大連携の促進、初年次教育、キャリア教育③FD・SDの充実などについて解説があり、本学の教育課題への対応やアクティブラーニングの必要性について学びました。
 セッション2では、「学び方の個性」を知り、「違い」は成長の「チャンス」であるので、違いをポジティブに受け止めることが大切であること。また、4段階の過程(①実体験②ふりかえりと観察③概念化・一般化④試験・応用)で起こる学びは最も効果的であるという体験学習サイクルが紹介されました。そのサイクルをいかに回し続けるかが目標達成のためには重要であることを学びました。さらに、アクティブラーニングの手法である「ライト・スクエア・シェア」の手法を用いて、「ミニッツペーパー」「授業前レポート」の手法について利点・欠点をグループ内で共有し、「違いから学ぶ」を実践しました。

 セッション3では、「マグネットテーブル」と「ワールドカフェ」という手法を取り入れたグループワークとして、各自が抱える教育課題の解決に向けて検討しました。各グループでは、「学びやすい・使いやすい・伝わる学習環境」、「学生のモチベーション向上」、「勉強しやすい環境作り」、「発信」「計画性・柔軟性・協働性」「学生との関わり」などについて、それぞれ意見交換がなされました。
  参加者からは、「アクティブラーニングの技法がよく理解できた」、「自分と似たような悩み・課題を持っている教職員と情報共有ができて有用だった」「コロナ禍で他人と交流する機会がかなり減っている分、皆さんと今の状況を意見交換できたのはとてもよかった」などの声が寄せられました。

問合わせ先

学習支援センター

協創館(8号館)1階
Eメール: skill@js.shudo-u.ac.jp
電話: 082-830-1426