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人間環境学部 奥田圭准教授が第26回エスペック環境研究奨励賞を受賞しました

人間環境学部奥田圭准教授が第26回エスペック環境研究奨励賞を受賞しました。
本賞は地球環境保全のための調査研究や技術開発に対して資金的援助を行うことで環境問題の克服に寄与することを目的とされるものです。

受賞研究テーマ

イノシシの個体数増加が生態系に与える影響-特に地上営巣性鳥類に着目して- 

研究内容

 イノシシはドングリや草の根、果実などの植物に限らず、昆虫やヘビ、トカゲ、カエル、野鳥の卵・雛なども食べる雑食性の動物です。また、イノシシは地面を掘り返しながらこれらの食物を探すため、地上に巣を作る鳥や石の下で産卵・冬眠するトカゲ・ヘビなどの住処も破壊している可能性があります。近年、広島に限らず全国各地でイノシシが増加してきていますが、それに付随してどのような生物がどのような影響を受けているのでしょうか。私たちの研究チームでは、イノシシが高密度に生息する瀬戸内海の島嶼を舞台に、このテーマに迫っていきます。
奥田圭准教授は、「広島では誰もが一度は目にしたことがあるような身近な存在のイノシシですが、意外と彼らの生態や他の生物との相互作用(繋がり合い)は謎に満ちています。広島はイノシシがたくさん生息していて研究がとてもしやすい場所です。この地の利を活かしてイノシシの謎を一つ一つ解明していきたいと思っています。」と述べました。

地面を掘り返しているイノシシ