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第25回広島ユネスコ活動奨励賞を受賞しました

2月4日、地域つながるプロジェクトで廿日市市串戸市民センターと連携したプロジェクトと本学学生が参加するボランティアサークルの活動が第25回広島ユネスコ活動奨励賞を受賞しました。広島ユネスコ協会主催の広島ユネスコ活動奨励賞は、平和の文化と持続可能な社会を築く実践的な活動の育成と推進のため、地域の課題解決や国際交流などに取り組む学校、団体を対象に表彰しています。

本学では、社会連携活動の一環として、全学部を対象に、2010年度から地域つながるプロジェクトをスタートさせています。地域つながるプロジェクトは、学生が主体的に地域社会の課題を発見し、その解決に当たって地域の様々な人々や組織と話し合い、調査・研究を通して豊かな人間性を育成し、地域の活性化や魅力づくりにつなげていくことをねらいとしており、これまで135プロジェクト1452名の学生が参加してきました。参加学生は、地域と連携を図り地域資源の再発見や新たな意味付与など数多くの成果を残しています。

人文学部教育学科山川肖美教授を担当教員とした地域つながるプロジェクトでは2017年度から廿日市市串戸市民センターと連携し、大学で学ぶ社会教育学の知識を生かして、社会関係資本(地域内外の人のつながり)の構築やシビック・プライドの醸成を目的として、地域の人とともに活動を進化させながら、継続して活動していること、大学での学びを地域貢献に活用するとともに、広島の未来を拓く人材を育成し続けていることが認められ、学校部門で受賞しました。

当日は、山川教授と卒業生の代表として串戸市民センター職員の福松拓誠さん(卒業生でもあり、2019年度に活動し、現在は本学の学生活動を支援)が授賞式に参加しました。
あわせて、元串戸市民センター所長の松本雅知さんにもお越しいただき、2021年度に活動した3年生の堀内將裕さんとともに受賞を喜びました。

堀内將裕さんは本学と安田女子大学の学生ボランティアサークル「おとなりさん」に所属しており、社会部門で奨励賞を受賞しました。

地域つながるプロジェクト 活動の内容

2017年度、活動1年目は、地域の人と共に作成した白地図をもとに子どもたちと地域を歩いて写真を撮り、子どもの目線からみた串戸魅力マップを作成しました。2年目(2018年度)は、地域に住む多世代の人々による対話とまち歩きを通して新たなつながりを促し、多世代の目線での地域の魅力の発見・発信をし、3年目(2019年度)は、SNSによる魅力発信により地域内外のつながりづくりと地域の魅力共有に努めました。コロナ禍で1年空いて4年目(2021年度)には、地域の人が発案した「子どもがつくるまち」というドイツ発祥のシビック・プライド教育に参画しました。