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健康科学部心理学科の学生が自閉スペクトラム症の特性を体験できる「VR体験会」を開催しました

12月6日~8日の3日間、健康科学部心理学科の学生有志が、自閉スペクトラム症などの発達障害についての理解や周知を目的としたVR体験会を開催しました。

学生は「広島修道大学学生チャレンジ支援金」に応募し、「みんなでVR体験!発達障害を知ろう!」として採択され、広島修道大学同窓会の補助を受け活動しました。

体験会の前半は、学生有志のスタッフが自閉スペクトラム症についての予備知識やVR体験の注意事項を説明しました。後半は、企業から借り受けた自閉スペクトラム症の視覚や聴覚の特性を体験できるVRゴーグルとコンテンツ(視覚過敏と聴覚過敏)を用いて、参加学生に体験してもらい、最後は参加者同士で体験について意見や感想を共有しました。

参加学生からは、「このようなVR体験から障害で困っている人の状況を知ることで、その人を理解したり、気をつけてあげられるようになれば良いなと思いました。」との声が聞かれました。

プロジェクトリーダー 山下 桃佳さん(健康科学部心理学科3年)のコメント


発達障害(特に自閉スペクトラム症)の特性の1つには感覚過敏があります。感覚過敏を抱える方は光がまぶしく見えたり、いろんな音が大きくざわざわ聞こえたり、それが毎日起こってしんどい思いをされています。しかし、この感覚の違いは周りの人からの理解が得られにくく、偏見や支援の繋がりにくさが問題となっています。今回、VRというリアルに近い体験をしていただくことで、感覚過敏の大変さを知っていただければとても嬉しいです。今回、主に5人のスタッフで、このプロジェクトを進めてきました。全員の力を合わせることで、当初思っていた以上のプロジェクトにできたと思っています。これからも、心理学や周辺領域の学問を広く学び、新たなプロジェクトを作りたいと思います。