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修大災ボラネットワーク登録者向け研修会を開催しました

8月3日、修大災ボラネットワーク登録者向け研修会を開催しました。特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター理事の増田勇希氏、特定非営利活動法人SKY協働センター代表の大迫雅俊氏をお招きして、被災地で災害ボランティアリーダーとして活動するための実践的なトレーニング研修に今回6名の学生が参加しました。

『修大災ボラネットワーク』とは、近年各地で勃発する災害に備え、発災時の本学学生による被災地支援体制の強化および災害ボランティアリーダーとしての意識醸成を促すことを目的として、2022年度に発足しました。6~7月に開催された災害ボランティアリーダー養成講習会を受講し、修了証を授与された学生のうち希望者のみを登録し、現在18名の学生が登録しています。災害復旧・復興支援活動への参加に備えて、災害ボランティア経験豊富な増田氏に講師を依頼し、今回の研修会の実施に至りました。

研修会前半は、講師のリアルな体験談、被災現場の実態が伝えられました。学生はケーススタディを通して、被災地・被災者への寄り添い方やボランティアリーダーとしての行動について自らの考えを意見交換しました。昼食は普段食べることがない非常食を体験し、お湯を注ぐだけで食べられるアルファ米や湯煎で温めるおかずなどを試食しました。多くの学生が初めての経験でしたが、予想以上のおいしさに驚きながらも楽しんで食事をする姿が見られました。研修会後半は、講師が実際に被災現場で使用している道具を使用し、活動に合わせた道具の選び方や使い方、土のうの作り方を学びました。学生たちは初めて見る道具やロープの結び方などに興味津々な様子でした。最後には、研修会の感想と実際に災害ボランティアとして活動するときに意識したいことを1人ずつ発表し、全体共有をしました。
5時間に及ぶ研修会でしたが、普段聞くことができない話や初めての非常食体験、道具を使ったワークショップなど充実した内容に、学生は大変満足した様子でした。
いつ起こるか分からない災害に備えつつ、いざという時に災害ボランティアリーダーとして活躍してくれることを期待しています。

参加学生の声

「実際に道具を触ったり、防災食を食べたり、講師の方のお話を聞いて、災害というものが身近に感じられて意識が変わりました。」
「土砂の種類によって使う道具が変わることや住宅の構造が多様なことなど臨機応変に対応しなければならないということが印象に残りました。」
「参加者の方がいろいろな意見を持っていて、意見交換している時がとても勉強になりました。」
「自分は良かれと思って行動していることでも、行動する前に一呼吸おいて、被災された方の話を聞いたり、やっていいことなのか確認することが大切だと思いました。」