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留学生の就活体験記—桂 鄧金(けい とうきん)さん(大学院商学研究科経営学専攻2年)

「仕事を通じて成長したい」

「社会の問題解決に貢献したい」と話す桂さん

中国出身の桂さんは本学商学部経営学科を20203月に卒業。同時に自動車部品メーカーの「株式会社キーレックス」(本社・安芸郡海田町)に入社。同社で2年勤務した後、再び本学の門をたたき、2022年に商学研究科へ入学した経歴の持ち主です。4月からは税理士法人などを傘下に持つ「ティグレグループ」(本社・大阪市)に就職が内定しています。桂さんに就職活動の体験や将来の夢について聞きました。

-いったん就職をした会社を辞め、再び本学に入学したのはなぜですか?
前職では営業部門に配属されたのですが、コロナ禍のため外回りよりも内勤の営業事務がメインでした。人と関わりながら仕事を進めていく内に、学生時代から興味のあった人材マネジメントに対する思いが更に強くなり、そのために学び直しが必要だと思ったからです。 

-「人材マネジメント」とは具体的にはどんなことですか?
社員を会社の戦力に育て、その人の自己実現の手助けをする一方で、その社員の成長が会社の利益追求に合致するよう、適材適所に人材を配置することです。

-就職活動はどのように行いましたか?
自分の履歴書を掲載できる就職サイトを利用し、スカウトを待つ形でした。試験は30社以上を受けましたが、自分の力が一番発揮できそうなこの会社を選びました。

 -入社試験はどのような形式で行われましたか?
オンラインの面接を最初に行い、適性検査と論文試験を経て、最終面接に臨みました。面接では経歴のことを詳しく聞かれましたね。

 -就職活動で困ったことはありましたか?
面接では会社が抱えている課題についてのケーススタディが与えられ、その解決策について論理的に答えることが求められました。知識をインプットできていても、それを自分で表現(アウトプット)するのは大変なんです。それでもチャレンジ精神を発揮し、いろんな本を読んだり、ケーススタディに特化した面接を集中的に練習することで、克服しました。

-新しい会社ではどんな仕事を担当しますか?
経営コンサルタント業務を担います。コンサルティングする相手はすべて会社の経営者クラスの方々です。そういった顧客にアドバイスをするためには、自分が勉強し、知識を身につける必要があります。そして仕事を通じて私自身も成長したいと考えています。

-将来の夢は?
日本の社会にも会社にも、生産性の向上やデジタル化など多くの課題があります。コンサル業務を通して、課題の解決や日本経済の発展に自分の力が少しでも役に立てたらうれしいです。