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受付終了

国際コミュニティ学部 国際政治学科 学術講演会「大国の無責任エゴと国連そして日本」

 この学術講演会は国際コミュニティ学部 国際政治学科の「メディア論」の授業内で行います。
一般の方のご参加も可能です。(参加無料)

【タイトル】「大国の無責任エゴと国連そして日本」
【 日時 】6月 19 日(木)14:50~16:20 (4限)
【 会場 】広島修道大学・学術ホール (7号館1階)

【講師】西田 恒夫氏(元日本国際連合大使)

1970年東京大法学部卒、外務省入省。
東ドイツ・ソビエト連邦・アメリカ各大使館勤務。
東欧課長、法規課長、報道課長、ロシア課長、ロサンゼルス総領事などを経て経済協力局長、総合外交政策局長、外務審議官(政務担当)を歴任。
カナダ大使を経て2010-13年国連大使。
2014-17年広島大学平和科学研究センター長、2016-22年国連大学理事。
第二次世界大戦の終結から80年が経ちました。しかし、世界は依然として戦争や紛争を繰り返し、テロは頻発し、貧困と疫病が蔓延しています。さらに、気候変動の影響により、豪雨、洪水、山火事などの異常気象が地球規模で猛威を振るっています。
この10年を振り返ると、世界経済の停滞、貧富の格差の拡大、大量移民の流入などを背景に、欧米諸国では極右運動やポピュリズムが台頭し、民主主義の危機が深く懸念されています。一方、グローバルサウスでは、BRICS諸国を中心に一部では経済成長が見られるものの、政治腐敗、内戦、貧困、人権状況の悪化といった問題からいまだ抜け出せていません。
加えて、かつて自由と繁栄の象徴であり、民主主義の旗手と見なされていたアメリカの衰退は、もはや否定しがたい現実となっています。こうした国際情勢は、決して他人事ではなく、私たちの暮らしに直接的かつ重大な影響を及ぼしています。日本国内では、自然災害が頻発し、東南アジアを拠点とする国際犯罪が横行。経済は長期停滞を続け、食料品をはじめとする物価の高騰、貧富の格差の拡大が進んでいます。さらに、少子化には歯止めがかからず、地域格差や政治の劣化といった問題も深刻さを増しています。
講演では、こうした国際政治の動向・背景を分析しながら、日本の「今」と「未来」を見つめ直します。次の世代に何が待ち受けているのか、日本は再び世界において有意義な役割を果たせる国になれるのかー。
旧東ドイツ・ソビエト連邦大使館を振り出しに国連大使に至るまで、40年以上も日本外交の最前線に身を置いてきました。私自身の実体験を踏まえ、皆さんと率直な議論を交わしたいと思います。 

申込方法

申込締切:2025年6月13日(金) 16:00まで
申込方法:参加を希望される学外の方は以下のGoogleフォームにてお申込みください。
 【主催】
広島修道大学 国際コミュニティ学部 国際政治学科/ひろしま未来協創センター
【お問い合わせ】
広島修道大学 ひろしま未来協創センター
Email: gakukou@js.shudo-u.ac.jp  (※E-mailアドレスは"@"を半角にしてください)
大雨警報等の発表により、やむを得ず中止とする場合があります。事前にホームページをご確認ください。
当日はマスコミ・メディアによる取材や本学広報用の撮影が入る可能性がございます。また、取材や撮影した写真・映像が使用される可能性もございます。
2025/06/19