11月12日、法学部法律学科では、「著作権使用料をめぐる訴訟でJASRAC優位から大逆転した音楽教室」と題する講演会が開かれました。
国際大学GLOCOM客員教授であり、米国ニューヨーク州およびワシントンD.C.の弁護士である城所岩生先生を学術講演会の講師としてお招きし、司会は広島修道大学法学部助教の譚天陽先生が務めました。
講演では、音楽教室における演奏行為をめぐるJASRACとの訴訟について、提訴から最高裁判決、そして判決を受けての使用料の決定に至るまでの長い歩みを年表資料に基づき解説されました。講演内容を通じて、音楽教室事件は、著作権法解釈においても重要な判決であるだけでなく、社会的にも広く影響を及ぼした事件であることが確認できました。音楽教室事件の解説を終えた後、城所先生から、学生たちの人生の先輩として、グローバル時代における英語力の重要性、そして日本国内における国際的視野を持つ弁護士の希少性に触れ、スキル向上を目指してほしいという助言をいただきました。
さらに、城所先生の著作を映画化した『LIBERTY DANCE』を講演会資料として一部上映しました。著作物が社会とどう結びつき、創作者と利用者双方にとっていかに大切な存在であるかを、学生が視覚的に実感する貴重な機会となりました。
講演会の終盤には、著作権使用料のあり方や、米国と日本における著作権に対する考え方の違いなど、全245名の参加学生から途切れることなく質問が寄せられ、活発な議論が行われました。本講演会は、著作権法制度の社会的役割を理解し、法学を学ぶ意義を再確認する有意義な場となりました。
国際大学GLOCOM客員教授であり、米国ニューヨーク州およびワシントンD.C.の弁護士である城所岩生先生を学術講演会の講師としてお招きし、司会は広島修道大学法学部助教の譚天陽先生が務めました。
講演では、音楽教室における演奏行為をめぐるJASRACとの訴訟について、提訴から最高裁判決、そして判決を受けての使用料の決定に至るまでの長い歩みを年表資料に基づき解説されました。講演内容を通じて、音楽教室事件は、著作権法解釈においても重要な判決であるだけでなく、社会的にも広く影響を及ぼした事件であることが確認できました。音楽教室事件の解説を終えた後、城所先生から、学生たちの人生の先輩として、グローバル時代における英語力の重要性、そして日本国内における国際的視野を持つ弁護士の希少性に触れ、スキル向上を目指してほしいという助言をいただきました。
さらに、城所先生の著作を映画化した『LIBERTY DANCE』を講演会資料として一部上映しました。著作物が社会とどう結びつき、創作者と利用者双方にとっていかに大切な存在であるかを、学生が視覚的に実感する貴重な機会となりました。
講演会の終盤には、著作権使用料のあり方や、米国と日本における著作権に対する考え方の違いなど、全245名の参加学生から途切れることなく質問が寄せられ、活発な議論が行われました。本講演会は、著作権法制度の社会的役割を理解し、法学を学ぶ意義を再確認する有意義な場となりました。
講師略歴
城所 岩生(きどころ いわお)
国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM) 客員教授
米国弁護士(ニューヨーク州、ワシントンD.C.)
東京大学法学部卒業、ニューヨーク大学修士号取得(経営学・法学)
NTTアメリカ上席副社長、成蹊大学法学部教授、サンタクララ大学客員研究員などを歴任
国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM) 客員教授
米国弁護士(ニューヨーク州、ワシントンD.C.)
東京大学法学部卒業、ニューヨーク大学修士号取得(経営学・法学)
NTTアメリカ上席副社長、成蹊大学法学部教授、サンタクララ大学客員研究員などを歴任