
12月11日、法学部1年生の初年次セミナーの授業で、広島地方裁判所より小川貴紀判事、広島地方検察庁より川下吾一検事、広島弁護士会より目代雄三弁護士を講師としてお招きし、裁判員制度をテーマに講演会を開催しました。
最初に、小川判事より、裁判員制度について、裁判官と衆議院議員の選挙権を有する者から選ばれた裁判員とが、重大な刑事事件についてともに審理し、評議を行い、判決を考えていく手続きの流れ等を教えていただきました。ついで、川下検事より、裁判員裁判において、検察官が、挙証責任を果たすために、証拠調べに関して裁判員にわかりやすいものとなるよう工夫していること等をお話しいただきました。最後に、目代弁護士より、裁判員裁判においても被疑者・被告人の権利の保障に資するという弁護人の役割は、通常の裁判と異ならないけれども、やはり、目で見て耳で聞いて裁判員に理解してもらえるよう心がけていることをお話いただきました。
その後、質疑応答の時間が設けられ、学生から活発に質問が出されました。例えば、「裁判員の負担に対する配慮はあるか?」という質問には、小川判事より、メンタルヘルスサポート窓口が設けてられていることや裁判官が裁判員の様子をうかがいながら公判審理や評議を進めるよう注意しているとのお答えをいただきました。また、量刑について、「前例を重視する先例主義なのか?」、「裁判員の意見はどの程度反映されるのか?」、といった質問が出され、講師の方から、量刑傾向は提示されるけれども、個々の事件の特徴や事情が考慮され、また、裁判員も裁判官と対等の立場で意見を述べることができ、評決における一票の重さも同じであることを教えていただきました。
法学部1年生は、前期の基礎演習Iの授業で、広島弁護士会のご協力を得て広島地方裁判所で行われていた刑事裁判を傍聴していました。今回、実際に裁判に関わっている法曹三者のお話を聞き、裁判に関する理解が深まるとともに、関心もより一層高まりました。
最初に、小川判事より、裁判員制度について、裁判官と衆議院議員の選挙権を有する者から選ばれた裁判員とが、重大な刑事事件についてともに審理し、評議を行い、判決を考えていく手続きの流れ等を教えていただきました。ついで、川下検事より、裁判員裁判において、検察官が、挙証責任を果たすために、証拠調べに関して裁判員にわかりやすいものとなるよう工夫していること等をお話しいただきました。最後に、目代弁護士より、裁判員裁判においても被疑者・被告人の権利の保障に資するという弁護人の役割は、通常の裁判と異ならないけれども、やはり、目で見て耳で聞いて裁判員に理解してもらえるよう心がけていることをお話いただきました。
その後、質疑応答の時間が設けられ、学生から活発に質問が出されました。例えば、「裁判員の負担に対する配慮はあるか?」という質問には、小川判事より、メンタルヘルスサポート窓口が設けてられていることや裁判官が裁判員の様子をうかがいながら公判審理や評議を進めるよう注意しているとのお答えをいただきました。また、量刑について、「前例を重視する先例主義なのか?」、「裁判員の意見はどの程度反映されるのか?」、といった質問が出され、講師の方から、量刑傾向は提示されるけれども、個々の事件の特徴や事情が考慮され、また、裁判員も裁判官と対等の立場で意見を述べることができ、評決における一票の重さも同じであることを教えていただきました。
法学部1年生は、前期の基礎演習Iの授業で、広島弁護士会のご協力を得て広島地方裁判所で行われていた刑事裁判を傍聴していました。今回、実際に裁判に関わっている法曹三者のお話を聞き、裁判に関する理解が深まるとともに、関心もより一層高まりました。



