2月17日、人文学部教育学科は「修大ふぁみりーミニフェスタ♪♪」を開催しました。
人文学部教育学科は、近隣の地域住民が本学や教育学科をより身近なものに感じることができると共に、乳幼児から児童、生徒、大学生、社会人までの幅広い年齢の地域住民が文化・科学・芸術・スポーツ分野に対する知的好奇心を高め、学びの楽しさ・面白さを感じることのできるような学び(遊び)・子育て支援イベント「修大ふぁみりーフェスタ♪♪」を開催しており、第5回を昨年の11月18日に開催しました。今年度はそれに加えてそのミニ版として「修大ふぁみりーミニフェスタ♪♪」を開催しました。
参加を希望した教育学科の在学生と卒業生が教員と共に協力し合って実践を創りあげ、音楽実習室で「カプラを積み上げよう!」、修大講堂で「親子で楽しもう!りんりん♪コンサートVol.34」を開催しました。
短い参加申し込み期間や限られた宣伝方法であったにもかかわらず多くの申し込みがあり、当日は関係者を除くと延べ52組150名(大人81名、子ども69名)のご家族がお越しくださいました。
人文学部教育学科は、近隣の地域住民が本学や教育学科をより身近なものに感じることができると共に、乳幼児から児童、生徒、大学生、社会人までの幅広い年齢の地域住民が文化・科学・芸術・スポーツ分野に対する知的好奇心を高め、学びの楽しさ・面白さを感じることのできるような学び(遊び)・子育て支援イベント「修大ふぁみりーフェスタ♪♪」を開催しており、第5回を昨年の11月18日に開催しました。今年度はそれに加えてそのミニ版として「修大ふぁみりーミニフェスタ♪♪」を開催しました。
参加を希望した教育学科の在学生と卒業生が教員と共に協力し合って実践を創りあげ、音楽実習室で「カプラを積み上げよう!」、修大講堂で「親子で楽しもう!りんりん♪コンサートVol.34」を開催しました。
短い参加申し込み期間や限られた宣伝方法であったにもかかわらず多くの申し込みがあり、当日は関係者を除くと延べ52組150名(大人81名、子ども69名)のご家族がお越しくださいました。
「カプラを積み上げよう!」(音楽実習室)
「カプラを積み上げよう!」では大人と子どもに分かれてカプラでナイアガラの滝を作り、どちらがより大きな滝を作れるのかを競争しました。終了直前まで同じくらいの大きさでしたが、先に子どもたちの滝が壊れてしまいました。ただ、その直後に大人の滝も崩れてしまい、まさかの展開で結果は引き分けでした。
「親子で楽しもう!りんりん♪コンサートVol.34」(修大講堂)
「親子で楽しもう!りんりん♪コンサートVol.34」という吹奏楽による親子向けのコンサートでは2つの目的をもって開催しました。
1つめは赤ちゃんから大人まで楽しめることです。
音楽に合わせて身体を動かすことによって音楽を学ぶことを「リトミック」と呼び、特に幼児教育で実践されていますが、このコンサートのためにリトミック活動ができる楽曲を選曲して「りんりん♪オリジナルリトミックメドレー」として演奏しました。来場者アンケートにも「一緒に体を動かす活動も多かったので、赤ちゃんでも楽しめました」と書かれていたとおり、子どもたちが楽しそうに音楽に合わせて手拍子やボディパーカッションしたり、お父さん・お母さんや兄弟・姉妹、お友達と一緒にハイタッチしたり肩を叩いたりしていました。
1つめは赤ちゃんから大人まで楽しめることです。
音楽に合わせて身体を動かすことによって音楽を学ぶことを「リトミック」と呼び、特に幼児教育で実践されていますが、このコンサートのためにリトミック活動ができる楽曲を選曲して「りんりん♪オリジナルリトミックメドレー」として演奏しました。来場者アンケートにも「一緒に体を動かす活動も多かったので、赤ちゃんでも楽しめました」と書かれていたとおり、子どもたちが楽しそうに音楽に合わせて手拍子やボディパーカッションしたり、お父さん・お母さんや兄弟・姉妹、お友達と一緒にハイタッチしたり肩を叩いたりしていました。
また、カスタネットや鈴などの簡易打楽器を来場者に配布して、「マンボNo.5」(P.プラード)の演奏に合わせて色々なリズムで楽器を鳴らすという器楽活動を全員で行いました。みんなで一緒に音楽を奏でると会場が一体感に包まれました。さらに、それだけでなく希望する子どもが演奏に合わせて「アーウゥ!」と声を出す活動も合わせて行いました。後で紹介する中野小学校の児童の上手なお手本を真似て、どの子どももタイミング良く大きな声で声を出すことができていました。また、来場者アンケートにも「一緒に打楽器を演奏する活動が特にお気に入りだったようで、帰ってからも同じような楽器を振って音を楽しむようになりました」や「打楽器を持って一緒に演奏したのが一番楽しかったようで、その場では「アーウゥ!」と恥ずかしくて声を出さなかったものの、帰りの車に乗った瞬間2人揃ってそれはそれは大きな声で「アーウゥ!」と言っていました」などと書かれていたとおり、コンサートの中でも最も人気の活動であり、本番後にも楽しんだ子どもも多くいたようでした。
2つめはこのコンサートでしか味わえない楽曲を演奏し活動を行うことです。
「キャンディロボ」(山根明季子)というチャーミングな現代音楽曲を聴いてどのようなロボットをイメージするかを子どもたちに尋ねて、保護者の方に専用アプリを使ってその回答を入力していただきました。掲載している写真のように子どもたちは実に様々なイメージを抱くことがわかって、同じ音楽を聴いても感じとることは千差万別であるという音楽鑑賞の醍醐味を改めて実感することができました。来場者アンケートにも「長女はキャンディロボが一番楽しかったと言っていました」と書かれていたとおり、音楽科の授業で鑑賞活動がある小学生に特に人気の活動でした。
また、子どもたちに本物のクラシック音楽と演奏を味わってもらおうと、広島大学大学院で声楽を学んでいる北村渚紗さんと同じく広島大学でピアノを学んでいる行武未花さんをお呼びして、歌劇「ジャンニスキッキ」(G.プッチーニ)より「私のお父さん」を演奏していただきました。この楽曲はオペラの中で娘のラウレッタがお父さんのジャンニスキッキに対して好きな人と結婚したいとわがままにお願いする時に歌われるアリアですが、お父さん(またはお母さん)と一緒に来ている人はお父さんのひざの上に座って聴いてもらいました。すると、会場がシーンとなり、会場全体が暖かい空気に包まれました。
「キャンディロボ」(山根明季子)というチャーミングな現代音楽曲を聴いてどのようなロボットをイメージするかを子どもたちに尋ねて、保護者の方に専用アプリを使ってその回答を入力していただきました。掲載している写真のように子どもたちは実に様々なイメージを抱くことがわかって、同じ音楽を聴いても感じとることは千差万別であるという音楽鑑賞の醍醐味を改めて実感することができました。来場者アンケートにも「長女はキャンディロボが一番楽しかったと言っていました」と書かれていたとおり、音楽科の授業で鑑賞活動がある小学生に特に人気の活動でした。
また、子どもたちに本物のクラシック音楽と演奏を味わってもらおうと、広島大学大学院で声楽を学んでいる北村渚紗さんと同じく広島大学でピアノを学んでいる行武未花さんをお呼びして、歌劇「ジャンニスキッキ」(G.プッチーニ)より「私のお父さん」を演奏していただきました。この楽曲はオペラの中で娘のラウレッタがお父さんのジャンニスキッキに対して好きな人と結婚したいとわがままにお願いする時に歌われるアリアですが、お父さん(またはお母さん)と一緒に来ている人はお父さんのひざの上に座って聴いてもらいました。すると、会場がシーンとなり、会場全体が暖かい空気に包まれました。
そして、教育学科の卒業生が勤めている広島市立中野小学校金管バンドクラブと本学の附属校である広島修道大学ひろしま協創高等学校吹奏楽部をお呼びして「はずむ心のマーチ」(後藤洋)を共演しました。総勢で60名を超える奏者による演奏で、全員による練習は当日の午前中だけだったにもかかわらず、倍音がいっぱいに含まれた豊かな響きのよる多幸感溢れる演奏になりました。
さらに、この楽曲で指揮の練習をして、希望する小学生に指揮者を体験してもらいました。来場者アンケートにも「指揮者を体験できてとても上機嫌でした。帰宅後すぐに指揮者棒を持って祖父母に説明していました」と書かれていたとおり、指揮者にチャレンジした子どもにとって貴重な音楽体験となったようです。
さらに、この楽曲で指揮の練習をして、希望する小学生に指揮者を体験してもらいました。来場者アンケートにも「指揮者を体験できてとても上機嫌でした。帰宅後すぐに指揮者棒を持って祖父母に説明していました」と書かれていたとおり、指揮者にチャレンジした子どもにとって貴重な音楽体験となったようです。
最後にはこのコンサートで恒例になっている映画「となりのトトロ」の音楽(久石譲)にナレーションと歌(上記の北村さんに担当していただきました)を加えて音楽と物語の両方を楽しめるように演奏しました。来場者アンケートにも「トトロの話は大好きなので集中して聞いていた」や「トトロを観たことがなかったけど、真剣に聞き入っていたのが印象深かった」などと書かれていたとおり、「となりのトトロ」を観たことのある子どもにもそうでない子どもにも楽しんでもらえたようで、この一連のコンサートのコンセプトである「親子で音楽を親しむことによって、音楽の好きな子どもは音楽をより深く楽しめる、音楽に初めて接する子どもは音楽に興味をもつきっかけになること」が少しでも実現できた瞬間でした。
来場者アンケートに「階段にいた方がベビーカーを運ぶのを手伝ってくださり助かりました」や「大学生の方たちが親切に案内してくださったり、お見送りでは手を握ってくれるなど、とても優しくしていただいて子どもも嬉しそうでした」などと書かれていたとおり、参加した学生は活動以外にも子どもたちに積極的に関わり、学生にとって今後の教育学科での学びに向けてたいへん有意義な経験となりました。
このように教育学科はこれまでも様々な学習・子育て支援活動を行ってきましたが、それらを「修大 Education Challenge」という名称で1つにまとめることといたしました。この試みによって教育学科の教育・研究成果を地域に還元する活動を様々な年齢・ニーズをもつ人々に対して学内外でいっそう実施することができるようになりました。今後もますます独創的な企画を計画・開催してまいりますので、お誘い合わせの上奮ってご参加ください。
このように教育学科はこれまでも様々な学習・子育て支援活動を行ってきましたが、それらを「修大 Education Challenge」という名称で1つにまとめることといたしました。この試みによって教育学科の教育・研究成果を地域に還元する活動を様々な年齢・ニーズをもつ人々に対して学内外でいっそう実施することができるようになりました。今後もますます独創的な企画を計画・開催してまいりますので、お誘い合わせの上奮ってご参加ください。