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英語教育ワークショップを開催しました

3月26日、英語教育ワークショップを行いました。英語教育ワークショップは、英語英文学科の中高英語教員志望学生を対象に、英語教育研究のうちの一つの分野に特化したワークショップを通して、英語教員になるための知見を身につけ、意欲喚起を図ることを目的に毎年開講しています。今年度は、新型コロナウイルス感染症感染防止対策として、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。

今年度のテーマは、「小中高連携」とし、酒井英樹教授(信州大学学術研究院教育学系)をお招きし、「小中高連携を意識した英語の授業づくり」を題目にご講演いただきました。学習指導要領の改訂で英語教育に関して変わった点と変わらなかった点を整理しながら、小学校、中学校、高等学校の学びの接続を意識した授業をどのように構築していくかを学びました。酒井先生は理論的な話の中に、先生の自己紹介や具体的に教室でできる活動を交えながら、和やかな雰囲気で講義をしてくださいました。
その後、30分の質疑応答の時間が設けられましたが、設定されていた時間枠では足りないほどの多くの質問が寄せられました。「小中高連携」がテーマということもあり、英語英文学科だけでなく学内外問わず、広く案内し、小学校の教員を目指す教育学科の学生を含む本学の学生20名と広島市の小学校・中学校・高等学校の現職英語教員25名の参加があり、計45名となりました。現職教員と共に学ぶことは、学生への良い刺激になったと思います。

学生からは、「小学校の学習指導要領をしっかりと読んで小中高の英語教育の発展の仕方を勉強してみたい」「授業のDo→Learn→Do againのサイクルは有用で、その過程を繰り返しながら、先生から心を開いて生徒とコミュニケーションすることが大事だと気づいた」などといった振り返りのコメントが寄せられました。2022年度以降も英語英文学科では、英語教育で問題となっているトピックを選んで、ワークショップを行います。