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合同ゼミナールでマツダ㈱を訪問、マツダの歴史を学びミュージアムを見学

1月13日、商学部の世良ゼミナールと徐ゼミナールの2年生が、広島県安芸郡府中町のマツダ株式会社(以下、マツダ)の本社を訪問しました。マツダの歴史講義やマツダミュージアム見学を通じ、広島で生まれたグローバル企業について、地域/社会貢献やマーケティングの観点から実践的に学ぶ機会となりました。

当日の講師をお引き受けくださったのは、マツダ株式会社総務部主幹の植月真一郎氏です。本学でも採用している英語テキストのマツダの記事「広島から世界へ~挑戦と開発の一世紀」に沿って、当時の貴重な写真や印象的なエピソードも交え、分かりやすくご講義いただきました。創立104年目を迎えたマツダの長い歴史の中では、原子爆弾で焦土と化した広島の復興をリードするなど地域社会に貢献してきたことや、ロータリーエンジン存亡の危機に際し、「撤退すればこれまでのお客様を裏切ることになる」と、更なる進化への挑戦の道を選んだ、といったエピソードは、それぞれの受講生の胸に、印象深く刻み込まれたようでした。

植月主幹(左端)の説明に聞き入る受講生

 その後、マツダ構内の「マツダミュージアム」へ移動し、植月氏の案内で歴代の名車や技術展示を見学しました。当日は、土曜日特別開館で様々なイベントが開催され、実際に開発に携わった社員の皆さまからも直接ご説明を受けることができました。受講生は、衝突実験の車両展示の前で、マツダの乗員保護の考え方に共感したり、デザイン展示でマツダの美学に触れました。中でも、スイッチの触感比較装置で複数の中からマツダ製を「好き」と選んだ際の開発担当者の嬉しそうなお姿は、自社や仕事に対する愛と熱意を受講生が目の当たりにする、貴重な経験となったようです。

「世界を学び、地域で生きる」という本学のスローガンと、広島で生まれたグローバル企業であるマツダの生き方には、どこか相通じるものを感じたのでした。

貴重な学びの機会を賜りましたマツダ様ならびに植月様をはじめとする関係各位に、心よりお礼申し上げます。

植月主幹によるマツダの歴史講義。受講生は熱心にメモ

展示車両に乗せていただき、オープンカーの楽しさを体験

スイッチの触感比較装置。担当者の姿から、仕事への愛と情熱を感じた