第15回教育力アップセミナー 組織的な教育力を高めるために
9月9日(火)、本学教職員を対象に、第15回教育力アップセミナーを開催しました。
本セミナーは2010年度より実施しており、着任早々の教職員を対象として、大学が置かれた状況や本学の特長の理解を促し、あわせて組織的な教育力を高めることをねらいとしています。今年度は、教員6名、職員10名の合計16名が参加し、教員・職員の垣根を越えて活発に議論し親睦を深めました。
今回のセミナーは、松川太一学習支援センター長の進行で、①アクティブ・ラーニングの手法について体験・理解する ②本学の現状と課題、そして改善策についてデータに基づいて考える ③教職員の相互理解を深め、今後の課題改善に向けた協力関係をつくる、以上3つを目的として行われました。所属の異なる教職員が4つのグループに別れ、自己紹介を兼ねたアイスブレイクの後、協同してグループワークに取り組みました。
はじめのセッションでは、高等教育においてアクティブ・ラーニングがどのように導入・活用されてきたのかについて学びました。また、FD(Faculty Development)・SD(Staff Development)、さらにはリーダーシップ教育などの高等教育政策との関連について理解を深めました。さらに、IR(Institutional Research)の視点から、より良い高等教育政策を実現するためには、各部局が保有するデータを集約し、多面的・多角的に議論・分析することの重要性を確認しました。
実践のセッションでは、「どうすれば入学定員充足を維持できるか?」をテーマに、各グループで解決策を検討し、全体で発表を行いました。この過程となるデータ分析の場面ではジグソー法が用いられました。ジグソー法とは、グループのメンバー各自が異なるトピックの「専門家」となり、他グループの同じ専門家同士でそのトピックを習得した後、自グループに戻り習得したことを教え合うという協同学習の手法の一つです。これにより、参加者全員がアクティブ・ラーニングを実際に体験するとともに、本学を取り巻く環境と現状について理解を深めることができました。
参加者からは、「専門・学務の領域を超えて、グループの人たちと話ができ、勉強になった。」「それぞれ異なる情報を持った状態で、グループの中で解決策を考えることが難しかった。」「グループワークを通して、大学内部や外部の現状を知ることができ、それについて考える良い機会になった。」「部局を超えた取り組みは今後も続けていきたいと思った。」などの声が寄せられました。
問合わせ先
学習支援センター
協創館(8号館)1階
Eメール: gshien@js.shudo-u.ac.jp
電話: 082-830-1426
Eメール: gshien@js.shudo-u.ac.jp
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