近年急増した南会津のニホンジカはどこから来たか?
広島修道大学人間環境学部の奥田圭准教授が所属する福島大学を中心とする研究グループが研究結果について発表しました。
■研究概要
共生システム理工学研究科の兼子伸吾准教授と藤間理央氏(博士後期課程2年)を中心とする研究グループは、南会津町、森林総合研究所、広島修道大学と共同で福島県の南会津町やその周辺地域において、個体数増加が確認されたニホンジカの遺伝的特徴について研究してきました。これまで会津地方南部のニホンジカの急増は、隣接する栃木県日光市に生息する個体の分布拡大が関与していると考えられてきました。しかし、会津地方南部の集団には日光市のニホンジカ集団とは異なる系統が存在することが確認され、日光市だけでなく、日光市以外の集団もこの地域に移入していることを明らかにしました。本研究成果が『野生生物と社会』学会誌に発表されることになりましたので、ご報告いたします。
詳細は、添付の資料をご確認ください。
【奥田准教授に関するお問い合せ】
広島修道大学学長室総合企画課 吉岡・本多・俵
Tel:082-830-1102 Fax:082-830-1324
【研究に関するお問い合わせ】
福島大学共生システム理工学類 准教授 兼子 伸吾
Tel:024-548-5254 Eメール:skane@sss.fukushima-u.ac.jp(@を半角にしてください)