帰還困難区域内に生息するヘビやイノシシに
DNA損傷や環境ストレスの増加はみられないことを解明
広島修道大学人間環境学部の奥田圭准教授が所属する研究グループによる、低線量放射線による長期被ばくが野生動物に与える影響についての研究成果が国際的な論文誌『Environmental International』にて正式発表されることになりました。
■概要
福島大学環境放射能研究所のトーマス・ヒントン客員教授は、コロラド州立大学(CSU)とジョージア大学(UGA)と共同で大学院生プログラムを始動し、低線量放射線による長期被ばくが野生動物に与える影響について研究してきました。放射線影響研究においては、さまざまな自然環境下での野生動物が吸収した放射線量の定量化が難しいため、慢性的な低線量被ばくが野生動物の健康に及ぼす影響については、多くの議論がなされています。本研究では、福島で慢性的な被ばく状態に置かれた野性イノシシやヘビを調査した結果、DNA損傷やストレスが確認されないことを示しました。
この研究成果が国際的な論文誌『Environmental International』に正式発表されることになりましたので、ご報告いたします。
詳細は、添付の資料をご確認ください。
【奥田准教授に関するお問い合せ】
広島修道大学学長室総合企画課 吉岡・本多・俵
Tel:082-830-1102 Fax:082-830-1324
【研究に関するお問い合わせ】
福島大学 環境放射能研究所 特任助教 石庭 寛子
電 話:024-504-2726メール:ishiniwa@ier.fukushima-u.ac.jp(@を半角にしてください)