広島県広島市等身大ロックバンド『bokula.』のベースとして活躍している、英語英文学科4年生の橋本論周さんにインタビューをしました。 

現在は、ロックバンド『bokula.』のベースとして、全国を中心にライブ、イベントを行っています。事務所に所属し、CDや各種音楽サブスクリプションサービス、YouTube、SNSなどでオリジナル楽曲をリリースしています。卒業後は、バンド活動をしていこうと決めています。 

広島修道大学は、規模も大きく、広島の就職に強いという印象があったので、進学を決めました。英語が好きだったので、同じ高校の友達と英語英文学科を受験し、ともに合格。入学後は、一緒に合格した友達に誘われてフォークソング部に入部しました。それまでピアノなども習ったことがなく楽譜も読めなかったのですが、フォークソング部に入部したことをきっかけにエレキギターを始めました。授業の空き時間は部室でギターの練習をし、家でも暇さえあればギターの練習をしていました。修大祭のステージ発表なども出演し、2年生までは授業やサークル活動が生活の中心のごく普通の大学生活を送っていたと思います。ただ、1年生の頃からなんとなく、就職活動までにはバンドで何か結果を残したいと考えていました。修大に入って、ギターに出合えたことが、自分の人生に大きな影響を与えました。 

修大には、いくつかのバンドサークルがありますが、フォークソング部はオリジナルソングの演奏をします。サークル活動に並行して、学外でもバンドを組んで活動する先輩の姿を見て、私も2年生の時に学外での活動を始めました。しばらくして、最初に入ったバンドは解散してしまいましたが、ちょうどその頃、『bokula.』が立ち上がり、ベースのメンバーとして声がかかりました。ギターからベースへの楽器の変更に抵抗はありましたが、変更してもいいと思えるくらいいいメンバーだったので、ベースでの加入を決めました。 

2020年12月頃、現在の事務所から声がかかり、事務所に所属しました。バンドとしての活動が始まったころは、ちょうど新型コロナウイルス感染症の流行時期に重なり、2020年度（3年生）は、オンライン授業中心だったこともあり、なんとか授業にも出ていました。ただ、2021年度は（4年生）は、ツアーが月に10本など年間100本以上のライブを北海道～鹿児島で行っており、今まで以上にバンド活動中心の生活を送っていました。就職活動をせず、バンド活動を中心に生活を送っていた4年生の秋頃には、周りの友達から内定先の企業の話などを聞くようになり、1年生の頃から思い描いていた「バンドで結果を残す」という目標を叶えつつあったものの、将来への不安からこのままバンド活動を続けるか悩むようになってしまいました。周りの友達に相談しようにも、環境が全く違うため相談ができず、バンドマンの先輩や周りの社会人などに相談し、自分のやりたいという気持ちに気づくことができるようになりました。 

授業の単位が足りず、4年で卒業できないとなった時、バンドも勉強も中途半端にしたくないという気持ちから、2022年5月から2023年2月までバンド活動を休止し、学業に専念することにしました。せっかく入学した大学を辞めるという選択肢はなく、大学で学びに取り組み卒業したということはきっと自分の将来の力になると思いました。活動休止を受け入れてくれ、3人で活動を続けてくれたメンバーには感謝しています。活動できないことに不安はありましたが、約1年間バンドを離れてみて気持ちの整理もできました。
活動休止期間はひたすら勉強をして、ひたすら卒業論文を書きました。ゼミのメンバーも年下でしたが、みんな優しく馴染む事ができました。 

大学生活で何をしたらいいか、わからなくなることもあると思うのですが、大学時代の経験はとても価値があると思うので、さまざまなことを経験した方がいいのではないかと思います。楽しいことだけじゃなくて、年齢を重ねると怖くてできなくなるようなことなどにもチャレンジしてほしいと思います。自分のやりたいことにはどんどんチャレンジしましょう！ 

コロナ禍で大学生の音楽系サークルが思うように活動できないこともあったと思います。大学生活の４年間のうち十分に活動できなかった2年～3年は学生にとっては長く、サークル活動の勢いが少し落ちてしまったように思います。自分が大学に入学し、音楽を始めたように、新しく音楽を始める学生のきっかけとなるようなプレイヤーになりたいです。
また、修大のOBには吉田拓郎さんがいますが、吉田拓郎さんのように有名になって、将来は修大祭にゲストとして呼ばれるようになりたいです！ 

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