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ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島

2025年10月11日

「ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島」中間発表会を開催しました

本年度、学生が宮島の地域課題について情報収集し、効果的なビジネス・ソリューションを考案、課題解決の実現に向けたイノベーションに挑戦するプログラム「ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島」を実施しています。学生たちは宮島を訪問し、島民の方々にヒアリングを重ね、宮島の現状や困りごとなどを調査してきました。

この調査した内容とビジネスプランについて発表する中間発表会を10月11日(土)に開催し27名が参加しました。 午前中は『ビジネスプランの見える化と、「考える」とは何か』をテーマに、帝京大学経済学部経営学科の三竝 康平先生に講演いただきました。アントレプレナーシップや産学連携、企業とのコラボなどの取組みをするようになった経緯をユーモアを交えてお話しいただきました。また、学生が地域活動する際の心構えなどもお話しいただきました。「重要なのは、足を使って行動し、自分の熱量や努力を助けてくれる人に見えるようにすること。そうすることでプロジェクトは自然に回っていく」というお話があり、学生たちは取組について見直すことができました。

午後からはプロジェクトに参加している学生がこれまで宮島でヒアリングしてきた内容や今後のビジネスプランを発表しました。以下は参加学生の一覧です。
宮島の空き家を活用した文化体験型カフェ
-空き家を地域文化と観光の架け橋に-
中島 翔馬さん   (商学部商学科4年)
最終フェリーを逃しても、宮島と広島本土を行き来できるシステムの構築 岸 達哉さん    (国際コミュニティ学部国際政治学科4年)
地域還元型クーポン制度を導入した分散型観光ビジネス 森 陽人さん    (国際コミュニティ学部地域行政学科3年)
サステナブル宮島・コミュニティトラベル
-観光客が「消費者」ではなく「共創者」となり、地域課題解決に直接貢献できる仕組み-
大谷 真人さん   (人間環境学部人間環境学科2年)
観光客×地元×学生の空き家を活用したカフェ
-ここにきたら宮島のすべてを知れる!-
神信 潤さん    (商学部経営学科1年)
空き家を活かす 鳴川 僚太さん   (商学部経営学科1年)
宮島の文化を未来へつなぐデジタル共創構想
-NFT技術を活用した持続可能な地域ビジネスモデル-
井手 悠斗さん   (経済科学研究科博士前期課程経済情報専攻1年)
吉田 昭太朗さん(経済科学部現代経済学科4年)
林 大智さん    (経済科学部現代経済学科4年)
宮島の文化継承
-世代を超えた交流の場による新たな担い手づくり-
大谷 真穂さん   (商学部経営学科3年)
川本 麻裕さん   (商学部経営学科3年)
かゆいところに手が届く何でも屋 池田 悠華さん   (法学部法律学科2年)
大山 素花さん   (法学部法律学科2年)
続いて、参加学生と教員との対話セッションを行いました。学生たちは事前に割り振られた各教員より様々な視点からアドバイスを受け、今後の活動のヒントを得ました。
その後は、帝京大学先端総合研究機構産学連携推進センターの中西穂高センター長、戸田裕子先生、三竝康平先生がリレートーク形式で地域課題を解決する視点について話をされました。

今後は、12月に再度教員との対話セッションを行い、ビジネスプランをさらに磨いていきます。
2026年2月27日に宮島で島民の方への最終発表会を行う予定です。

2025年7月30日

「ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島」ガイダンス・キックオフセミナーを開催しました

本年度、学生が宮島の地域課題について情報収集し、効果的なビジネス・ソリューションを考案、課題解決の実現に向けたイノベーションに挑戦するプログラム「ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島」を実施しています。

7月30日(水)にキックオフセミナーを開催し13名の学生が参加しました。はじめに、「宮島まちづくり基本構想」が策定された経緯、構想で示されている、宮島の「あるべき姿」と「ありたい姿」について説明を受けました。この宮島まちづくり基本構想を具現化していくために、今後、廿日市市とコンサルが主体となりまちづくり運営体を立ち上げ、そして、これをもとに徐々に地元が主体となる運営ができるよう環境を整備する計画を持っていることを示されました。
続いて、株式会社インサイトラボ 代表取締役 藤原明文氏を講師としてお迎えし、受講生は「レクチャー1:ソーシャルビジネスのつくりかた」では、ソーシャルビジネスという手法、ソーシャルビジネスの事例とビジネスづくりのヒント、地域資源の概要や複数のソーシャルビジネスの事例について学びました。「レクチャー2:フィールドワークの進め方」では、フィールドワークの心得やアクティブリスニングについて学び、ペアワークを通して実践しました。
最後に、次回10月11日(土)の中間報告会までにビジネスモデルのコンセプトを見定め、そのビジネスモデルの初案を作成しておくこと、そのためにリサーチやフィールドサーベイや島民ヒアリングを行なっておくことを、オープンイノベーション推進チームの国際コミュニティ学部の三浦 浩之先生が説明しました。今後、学生たちは、オープンイノベーション推進チームの教員がメンターとなりながら、中間報告会に向けてそれぞれが取り組んでいくことを確認し、終了となりました。

2025年7月4日

「ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島」始まる

本学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「大学発新産業創出プログラム 大学・エコシステム推進型スタートアップ・エコシステム形成支援」のプラットフォーム「Peace & Science Innovation Ecosystem (PSI)」に参画しています。今年度の事業の一つとして、本学の学生および大学院生を対象とする「ソーシャル・アントレプレナーシッププログラムin宮島」を実施しています。学生が宮島の地域課題について情報収集し、効果的なビジネス・ソリューションを考案して、課題解決の実現に向けたイノベーションに挑戦するプログラムです。

本プログラム企画の第一弾として、7月4日(金)に廿日市市の主催により宮島町で開催された「地域円卓会議:旧若狹家のこれからを考える」に、本学の学生12名が一般来場者として参加しました。行政、地域住民、有識者・学識経験者による情報提供の後、小グループにわかれてディスカッションしましたが、本学学生も積極的に発言し、宮島の方々と思いを共有するよう努めていました。

本プログラムでは、今後、ガイダンス・キックオフセミナー、フィールドワーク、中間発表会を経て、2026年2月には宮島にて最終報告会を開催する予定です。