7月22日、コーヒーを通じて国際問題や異文化理解を深めるワークショップを開催しました。講師には、「おます珈琲」(広島市安佐南区大塚西)代表の増田慎司氏を迎え、コーヒー豆の生産から流通に至るまでの過程や、生産者の暮らしについて具体的な事例を交えてお話しいただきました。
ワークショップでは、増田氏がニカラグアやエルサルバドルへ買い付けに出向いた際の体験をもとに、現地の生産者や農園主が直面する経済的な不安定さ、フェアトレードの重要性について解説がありました。増田氏はコーヒー豆の国際相場の仕組みについても触れ「値段の高いコーヒーが必ずしもおいしいとは限らない。自分に合ったコーヒーが一番おいしいのです」と語り掛けました。
また、会場となったiCafeでは参加者が実際に焙煎されたばかりのコーヒーを試飲する時間も設けられ、香りや味わいを五感で楽しみました。学生にとっては、身近な一杯のコーヒーが、国際社会を考える入り口となることを体感できる良い機会となったようです。

コーヒー豆をめぐる国際環境について解説する増田氏

挽きたての豆をドリップで淹れる増田氏

コーヒーを味わう学生たち

全員で記念撮影