1. ホーム
  2. 国際交流
  3. 国際交流 NEWS
  4. 留学生の就活体験記—孫瑩(そんえい)さん(商学部経営学科4年)

留学生の就活体験記—孫瑩(そんえい)さん(商学部経営学科4年)

「世界で活躍できる人材に」

「お世話になった日本へ恩返ししたい」と話す孫さん

中国出身の留学生の孫瑩(そんえい)さん(商学部経営学科4年)が、自身の就職活動の体験記を寄せてくれました。孫さんは、自動車のドアの継手(ヒンジ)などの車体部品を製造している「ニイテック」(広島県安芸郡坂町)に就職が内定しています。就職活動で苦労したことや、将来の夢などを聞きました。

——どんな仕事に就きたいと思っていましたか?
母国語が生かせて、何かに挑戦できる仕事に就きたいと考えていました。

——就職する会社はどうやって見つけましたか? 受けたのは何社ほどですか?
マイナビなどの就活サイトで自分の条件を絞って見つかりました。また、学校のキャリアセンターや友人からも勧められました。受けたのは全部で20社ほどです。 

——エントリーシートを書くとき、どんなことに気を付けましたか?
その会社のホームページやネットの情報を収集することが大切です。自分の志望理由にマッチして、会社のどんな点に魅力を感じたのか、自己P Rの言葉遣いにも気をつけて書きました。

——面接はどのように進められ、どんなことを聞かれましたか?
一般的には3回面接があります。コロナの関係でオンラインで行う会社が多かったですが、最終面接は対面でした。
面接で聞かれたのは自己PRや志望理由のほか、趣味や自分の特長、学生時代最も力を入れたこと、挑戦したことや失敗したこと、日本に留学し日本で就職する理由、周りの人から見た自分の性格などですね。
ほかにも具体的な仕事の企画や会社にどんなことを与えられるかといった質問もありました。

——就職活動中に困ったこと、大変だったことは?
どんな業界に就職したらよいのか迷いがあったことと、面接で自分の気持ちを日本語でうまく表現できるかどうかが一番心配でした。

——この会社に決めた一番の理由は?
私の住んでいる広島県にあり、自動車用車体部品の精度の要となる技術を持つ企業として、これからも世界の製造業の発展に貢献できると思ったからです。
製造業の自動化がさらに進む上でも、この会社の可能性は大きいと考えています。また、中国にもグループ会社があり母国語を生かせます。自分の将来のキャリアを考えたときに具体的にイメージができるため、私にとって最適な選択と思い決めました。

——将来の夢は?
私の夢は「日本の技術やものづくりを広め、母国や他の途上国の発展に貢献すること」です。海外出身の一人として、会社のシェアを世界で広める手助けが出来たらと希望しました。
留学経験を生かしてグローバルな視野を養い、世界で活躍できる人材になりたいです。お世話になった日本への恩返しもでき、また世界の製造業の発展にも貢献ができると嬉しいです。