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英語英文学科通訳コースでドキュメンタリー動画の字幕を制作

本学の英語英文学科通訳コースで、ドキュメンタリー動画の字幕を制作しました。
この動画は、セブ島のNPO法人DAREDEMO HEROが現地の貧困救済活動の一環として制作したもので、現地でのインタビューを中心に構成されています。ビサヤ語で行われたインタビューは初めに英語字幕版が制作され、それをもとに本学通訳コースの学生有志が日本語字幕版を制作しました。

貧困問題は経済的な問題だけでなく、人々の生活に関わるさまざまな社会問題と結びついています。今回の動画は、深刻な社会問題の一つである若年層の妊娠をテーマにしており、10代で母親となった8人の少女たちがインタビューを受けています。早期の妊娠・出産は、学業を断念させ多くのケースで経済的な困難をもたらすことにつながります。動画に登場するすべての母親は、子どもたちが自分と同じ苦しみを繰り返さないよう、何としても教育を受けさせ、夢をかなえさせたいと強く願っています。そして、若者が学業を優先し自分の未来を築くことの大切さを訴えます。

動画の最後には、制作に携わった通訳コース生の声も収録されています。

栢 歩花さん(人文学部 英語英文学科 4年)のコメント

字幕翻訳プロジェクトでは、プロジェクト・マネージャーとして制作に携わりました。リーダーの経験が少なく、当初はどこから手を付ければよいのか戸惑うこともありましたが、指示を出すためにはまず自分自身が内容を深く理解することと、問題を一人で抱え込まず仲間と助け合う大切さを学びました。
動画では、フィリピンのセブ島で社会問題となっている若年妊娠が取り上げられています。母として生きる少女たちの声から、同世代を生きる私たちの課題としてこの問題を捉え、社会に目を向けるきっかけになればと思います。

岡野 公香さん(人文学部 英語英文学科 3年)のコメント

観光地として知られるセブ島のリアルを知るきっかけになったのが、今回の字幕翻訳の制作でした。セブ島の貧困地域に住む同年代の少女たちが置かれている現状に、強い衝撃を受けました。特に印象に残ったのは、少女たちの葛藤です。子の成長に喜びを感じる一方で、生活の厳しさや周囲に頼れる人がいない孤独感の中で、自分のことを二の次にしながら懸命に生きる姿が捉えられていました。私たちにできることは限られていますが、この動画を通してより多くの人に現状を知ってもらい、支援や関心につながればと思います。