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マーマレードアワードで銅賞を受賞しました

健康栄養学科・黒飛ゼミの学生が「第7回ダルメインWorldマーマレードアワード&フェスティバルin Japan」に応募し、アマチュアの部1558作品の中からみごと、銅賞を受賞しました。「ダルメインWorldマーマレードアワード&フェスティバル in Japan」は、イギリスの湖水地方にあるダルメイン城で2005年から開催されている世界的なマーマレードの品評会「World's Original Marmalade Awards& Festival」の日本大会です。

黒飛ゼミではきんかんを使った「ぽかぽかきんかん日和」、ピンクグレープフルーツを使った「爽やかな香り漂うルビーの光」、八朔を使った「紅橘」の3作品を応募しました。
今大会では過去最多となる2115作品(プロの部557作品、アマチュアの部1558作品)の応募があり、本学学生の開発したマーマレード「ぽかぽかきんかん日和」は、「アマチュアの部-学生のマーマレード-」にて銅賞を受賞しました。

受賞作品:ぽかぽかきんかん日和

■ コンセプトや紹介:
「きんかん」のマーマレードは、素材を生かすためシンプルな配合にしました。また、私たちは果物のペクチンのゲル化をいかし、緩すぎず丁度よいゲル化状態になるよう意識しました。ヨーグルトに加えたり、お湯や氷水に溶かして飲むとおいしくてオススメです。

■アワードに出場する経緯など:
昨年度、先輩ゼミ生が応募しており、私たちもチャレンジしたいと思いました。まず、昨年の先輩ゼミ生の評価結果を確認したところ、「もう少しゲル化すると良い」とアドバイスがあったため、この課題について果物のペクチンで解決することを目指しました。次に、マーマレードアワードのこれまでの受賞作品やホームページなどを見て、どのようなものを作るか検討しました。マーマレードは洋酒などとの相性が良いため、今回のグレープフルーツ、八朔のマーマレードでは広島のお酒で相性が良いものを探して加えました。

応募した三作品

 ■マーマレードの開発メンバー:
・黒飛 知香 准教授
・岩室 沙弥香 (健康科学部健康栄養学科4年)
・内山 あかり (健康科学部健康栄養学科4年)
・岡田 紗奈  (健康科学部健康栄養学科4年)
・松田 杏花  (健康科学部健康栄養学科4年)
・山根 花菜  (健康科学部健康栄養学科4年)
・吉岡 佑菜  (健康科学部健康栄養学科4年)

学生のコメント

●岩室 沙弥香さん:
マーマレードを作る際に皮の刻み方や煮詰め時間など細かな調整が難しかったですが、みんなで意見を出し合いながら試行錯誤を重ねました。その結果、納得のいく味に仕上げることができました。

●内山 あかりさん:
最初のアイデア出しの際には、斬新な組み合わせにしようと思い、「きなこ」と合わせてみました。しかし、この組み合わせではマーマレードらしさがなくなってしまい、新しい味を作り出す難しさを感じました。納得のいく味に仕上げるまでの過程は大変でしたが、商品をつくる楽しさややりがいを知ることが出来ました。

●岡田 紗奈さん:
受賞したマーマレードは、甘味やほんのりとした苦味に、キンカンがゴロッと入った食感も楽しむことができるものになりました。キンカンの中の小さな種まで丁寧に取り除き、見た目から美しく、可愛らしい印象のマーマレードに仕上げることができました。

●松田 杏花さん:
キンカンは柑橘類特有の苦みが少なく、甘味をしっかり感じられるのが特徴です。そのため、マーマレードの苦味が苦手な方も食べやすいものになっています。

●山根 花菜さん:
自宅で八朔を用いて試作した際には、かなり苦いマーマレードになりました。そこで、何か別の柑橘類はないかと考えたところ、キンカンが思い浮かびました。実際にキンカンで試作するとお酒などを加えなくても美味しく、見た目も可愛い大変満足のいくマーマレードが完成しました。

●吉岡 佑菜さん:
ピンクグレープフルーツは、お酒の種類によって風味や印象がかなり異なることが分かり、とても面白かったです。今回の経験を通じ、組み合わせによって様々な味を作り出すことができるマーマレードの奥深さを知ることができました。