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学術講演会「東日本大震災からの復興の取組~ふるさと岩手・三陸の創造~」を開催しました。

10月20日、国際コミュニティ学部地域行政学科学術講演会「東日本大震災からの復興の取組~ふるさと岩手・三陸の創造~」を開催しました。
講演者は、この3月まで岩手県復興防災部復興くらし再建課総括課長であり、現在は、岩手県県南広域振興局副局長(兼) ILC推進局首席ILC推進監の前田敬之氏です。
前田敬之氏は、2011年3月11日の東日本大震災の発生以降、震災復興に県庁内部のさまざまな部署で携わってこられました。
この講演では、行政外部ではなく、いわゆる内部者の視点で、発災以降の岩手県の取組をお話ししていただきました。
とはいえ、単に行政の立場からの施策紹介にとどまらず、東北にはいまも震災の傷跡は残っている、先日も6歳の女の子の行方不明者が発見されたことが地元ニュースになっていた、といった広島に居ては知ることのできない話などもご紹介いただきました。

南海トラフ地震による大きな被害が想定されるなか、我々は、岩手県をはじめ東北地方での災害予防や復旧・復興の経験、そして教訓を活かすことが必ず求められる事態に直面します。
聴講者は、この講演から、防災や復興を考える際のヒントを多く得ることができ、大変有意義な時間を過ごしました。

講師略歴

前田 敬之(まえだ たかゆき)
1993年3月東北大学法学部卒、1993年4月岩手県入庁、
2003年3月政策研究大学院大学政策研究科修了、
2022年4月岩手県保健福祉部地域福祉課総括課長、
2024年4月岩手県復興防災部復興くらし再建課総括課長、
2025年4月岩手県県南広域振興局副局長