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学長メッセージ「学生のみなさんへ」

 広島修道大学2020年度前期の授業開始は4月6日(月)を予定していました。その後、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大のため、4月20日(月)に開始を繰り下げました。学生の皆さんに、また教職員へも注意喚起を行いつつ、授業の開始に備えてきました。
 しかし残念ながらウイルスの猛威は衰えず、前期における対面による授業の実施は断念し、オンライン方式などを中心とする非対面型授業を展開することにしました。まず履修者が確定している少人数の授業から4月20日(月)にスタートします。連休後の5月7日(木)からは非対面で実施できるすべての授業を開始します。

 新型コロナウイルスに対する本学の対応は今年1月下旬の注意喚起に遡ることができます。3月3日(火)には「緊急対策本部」を設置し、これまで17回の会合を持ってきました。そこでは本学の充実した学びを維持しつつ、いかにウイルス禍に立ち向かうのか、最善の方策を立てるために力を尽くしてきました。
 しかしながら、4月17日(金)に、本学学生1名のウイルス感染が判明しました。罹患した学生が、1日も早く快復することを心より願っています。なお、本学生は3月以降、キャンパスには立ち入っていないことを確認しています。
本学として、より一層の感染防止策の強化と、安心安全な教育及び研究環境の実現に努めていきます。

 しばらくの間、通常の授業の形態と異なることでさまざまな不便をお願いすることになります。第一に、ウイルス禍を終息させなければなりませんので、ご理解ください。これまでも幾度となく言及し、公的にも強調されてきたことですが、学生の皆さんにはあらためて「3密」を避け、不要不急の外出を控えるようにお願いします。

 この災禍によって世界は否応なく変容することでしょう。グローバリゼーションの流れは急速に弱まり、国家の壁は高くなります。それがどの程度続くのか。私たちが慣れ親しんだ世界に戻ることができるのか。今を生きる人類全体に突き付けられた重い課題です。それはまた、世界を学び、地域に生きる、我々広島修道大学の教育研究にとっても鋭意取り組むべき課題となります。
 学生の皆さんにおいても、くれぐれも健康に留意し、自らの行動にも責任を持ち、いよいよ再開する本学の学びに使命感をもって取り組んでいくよう期待しています。
2020年4月18日
広島修道大学
学長 三上 貴教