2022年度 羅針盤

羅針盤 vol.64 (2023.03.22)

3月20日(月)は、今年度最後の登校日となりました。大掃除の後、「協創賞」(様々な活動を通じて成果をあげた生徒・団体への奨学金給付)の表彰式が行われ、続いて全国大会に出場するバトン、器械体操の壮行式が行われました。その後、終業式が行われ、新年度に向けて「良い準備」をすることについて確認しました。
そして、中学3年生57名の卒業証書授与式が行われました。今年は、中高6か年一貫という意味合いを重視し、保護者や来賓などが参加しない簡略化した形で実施しました。答辞で「春から高校生としての自覚を持って頑張ります」と前生徒自治会長の決意表明がありました。(写真は、中学校卒業証書授与式での一コマ)

タイトル:信念を築き、貫く

羅針盤 vol.63 (2023.03.01)

3月1日(水)、高校の卒業式が行われ、3年間の学びを終えた190名の生徒が巣立ちました。 本文に記したように、2020年4月に入学した今年度の卒業生は、”コロナ禍”を過ごさざるを得なかった生徒たちでした。休校や分散登校があったり、オンライン授業が行われたり、行事の延期や中止が相次いだり…、制限や我慢という言葉をどれだけ耳にしたことか。 それでも生徒たちは諦めることなく、自分の将来を見据えて進路実現に向けて取り組みました。遅くまでの自学自習に取り組んだ生徒、先生方の指導に食らいついた生徒など、今まで見ぬ光景が散見されていました。そんな高校3年生を誇らしく思っていました。その努力が報われるときが必ず訪れるからね。(写真は、卒業式での一コマ)

タイトル:偶然の出来事を大切に

羅針盤 vol.62 (2023.01.26)

年始のとある日、島根県の3つの神社(八重垣、須佐、物部)に行く機会がありました。今年一年間を無事に過ごせますようにと祈念してきました。また、どんな一年になるかと「おみくじ」引きましたが、なんといずれも「大吉」。実に単純な人間ですので、「今年は良いことがあるぞ」とほくそ笑みながらの帰路となりました。  1月23日(月)、高校1年生の「弁論大会」が1年間取り組んだ“平和学習”のまとめとして行われました。広島と戦争と平和ということをキーワードにして、クラス代表から選抜された4名の弁士が演壇に立ちました。平和資料館を見学したこと、被爆者語り部から伝えられたこと、ロシアのウクライナ侵攻に思うことなど、様々な視点で堂々と訴えていました。(写真は、最優秀賞生徒の弁論)

タイトル:一流を目指す

羅針盤 vol.61 (2022.12.22)

FIFA第22回サッカーワールドカップカタール大会は、アルゼンチンが3回目の優勝を遂げて閉幕しました。約1か月間、世界中の人々がこの大会に釘付けになりました。母国の試合に、あるいはお気に入りのチームの戦いぶりに一喜一憂し、日本では寝不足の人も多かったのでは? さて、本校では “熱い戦い”、「クラスマッチ」が行われました。16日(金)は高校生、17日(土)は中学生がドッジボールと卓球に挑みました。それぞれ学年の枠を超えて行われましたが、下級生が上級生を破るという試合結果もありました。コロナ禍にあって、クラスが一致団結して競技に応援に心振るわす機会が少ないですが、この日ばかりはそれなりの声を発しながらの熱い一日となったようです。(写真は、中学3年生女子の試合前の様子。)

タイトル: チーム力が求められるとき

羅針盤 vol.60 (2022.11.28)

「学びの主体は生徒にあり」を念頭に本校の先生方はその具体策に取り組んでいますが、なかなか思うように進んでいないのが現状です。その現状を打破するために、本校教員はさまざまな研修を通じて学んでいます。
11月16日(水)、(株)アクティブ・ラーニング協会の中島博司先生をお招きして「学力向上につながるアクティブ・ラーニング」についての研修を行いました。目から鱗の内容に肚落ちし、学んだ様々な手法はすでに授業実践に役立てている先生も多くいます。

また、11月25日(金)には「公開研究授業」が行われました。たくさんの他校の先生方から貴重な助言をいただき、生徒主体の学習のあり方について学ぶことができました。(写真は11月16日の研修の様子)

タイトル:学び続ける、協創の先生

羅針盤 vol.59 (2022.10.25)

前号で「この時期は一年中で最も過ごしやすい時です。秋という季節を堪能するときでもあります」と記しましたが、いかがでしょうか。この好機のとき、本校では10月6日、広島グリーンアリーナにて3年ぶりの体育祭が行われました。初めての会場使用となりましたが、大きな混乱もなく終えることができました。
また、高校2年生は10月11日~15日まで、中学3年生は10月12日~15日まで、これまた3年ぶりの研修旅行が行われました。高校は、沖縄コースと鹿児島・屋久島コースの2コース、中学校は、徳島県上勝町へ。コロナ感染対策に注意を払いながらの研修旅行となりましたが、それぞれ充実したものとなりました。(写真は高2沖縄コース、読谷村での平和学習の様子)

タイトル:誇れし、我が協創生
(生徒による手話通訳/聞き逃すまい、この戦禍と実相を/自然の偉大さと達成感を味わう)

羅針盤 vol.58 (2022.09.27)

日中はまだ暑さが残っていますが、朝晩、めっきり涼しくなりました。この時期は一年中で最も過ごしやすい時です。読書の秋、食欲の秋、○○の秋と、秋という季節を堪能するときでもあります。
さて、本校のホームページについて「他校さんのホームページと比べ、かなり更新されていますね。学校生活の様子がよくわかりますよ」と時折お褒めの言葉をいただくことがあります。とくにブログの更新に感心される方が多いようです。授業の様子、クラブ活動の様子、行事やさまざまな活動の様子について写真と文章から、生き生きとした生徒の表情が見えるのでしょう。
○○の秋。ブログを通じて生徒の秋バージョンの様子をどうぞ見守ってあげてください。(写真は英語授業の様子)

タイトル:生徒と共に学び、成長する

羅針盤 vol.57 (2022.08.30)

8月26日(金)、2学期始業式において以下のようなことについて生徒に伝えました。
おはようございます。今日から2学期となりました。昨年の今頃、広島県は蔓延防止等重点措置が発出され、行動制限がありました。現在はそうした措置がないものの、広島県は7~8千人という感染者の急増状態です。これまでと同様、感染対策を心がける生活を継続していきましょう。
そんな中ですが、夏休みは自分の成長のために時間を有効に使えたでしょうか。1学期終業式で話しましたが、様々な行動において、容易く他者に流されないように、影響されないように、自分の“物差し”、いわゆる判断基準を育みましょう、自分の物差しで行動できるようにしましょうと話しましたが、そのきっかけはつかめましたか?

タイトル:2学期のスタートに向けて

羅針盤 vol.56 (2022.07.25)

7月22日(金)現在、新型コロナ新規感染者数が国内で18万人超となり、過去最高を更新。「今後も過去最多を更新していくことが予測される」という専門家の分析が新聞に掲載されていました。「第7波」の急拡大にあたり、一人ひとりの更なる注意喚起が求められます。
7月17日(日)、中学校のオープンスクールが行われました。児童・保護者とも過去最高の来校者となり、感染対策を講じた中でのにぎわいとなりました。学校紹介は中学生が司会をし、中学生自らが授業や活動の紹介をするなど、生徒主体の内容でした。参加した児童・保護者から、「わかりやすかった」、「学校の様子が見えた」、「あんな中学生になりたい」など、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。(写真は、当日の司会をした2人の中学生)

タイトル:自分という作品を創り上げる

羅針盤 vol.55(2022.06.28)

6月25日(土)、文化祭が行われました。また、22日(水)には文化局のステージ発表が行われ、演劇部やダンス部、バトン部などが舞台に立ちました。両日とも熱い想いに溢れた生徒たちの姿が見られました。と伝えたいところですが、残念ながら両日とも立ち会うことが叶いませんでした。それは、22日(水)早朝、新型コロナ陽性と診断され、自宅待機を余儀なくされたからです。 誰よりも何よりも? 生徒の“伴走”が好きな人間です。この期に及んで何たる不覚か。あまりにも酷い仕打ちではありませんか。本当に残念でなりません。
27日(月)現在、体調は回復しており、7月1日(金)に復帰する予定です。生徒自治会生徒たちなどを通じて、様子を聞こうと思います。(写真は、文化祭の一場面)

タイトル:『生きるぼくら』

羅針盤 vol.54(2022.05.25)

5月13日(土)、授業参観・学級懇談会とPTA総会が行われました。コロナ禍にあって2年間行えなかったので、3年ぶりということになります。そのためなのでしょうか、例年にない保護者の来校となりました。中学校と高校を比較すると、中学校の方が多いのですが、高校3年生のあるクラスは7~8割ほどの保護者が来られていました。我が子の進路について、前向きに考えていきたいという想いの表れなのだと思います。
PTA総会では、藤堂PTA会長から「3年ぶりの開催となりましたが、自身初めての総会です」と話したのち、「コロナ禍が収束を見ない中、学校や子どもたちとの新たなかかわり方の工夫を」ということにも触れられていました。(写真は、高校1年生の授業参観の様子。)

タイトル:お天道様は見ていましたよ。

羅針盤 vol.53(2022.04.28)

入学式、始業式、新学期オリエンテーションなどを終え、あっという間に4月も終わりに差し掛かります。学校の日常が始まって、間もなくゴールデンウィークに入ります。せっかく新しい環境に慣れたばかりなのに、一息ついて仕切り直しということになろうかと思います。 年度初め、本校の教育目標である「グローカル・イノベーション・リーダーを育てる」(地球的な視野で考えて、地域社会と協創できる人材の育成)の具現化として、生徒の自立(自律)を促し、さらに「自走」へと向かう生徒を育てようということを教職員で共有しました。そんな折、 本校生徒の様子で、我々が望む「自走」という雰囲気を感じさせる生徒の姿に、先日、出合いました。 (写真は、中学3年生の“GCP”の授業の様子)

タイトル:「自走」へと向かうために

羅針盤 vol.52(2022.04.13)

4月8日(金)、晴れ渡る好天のもと、2022年度入学式が挙行されました。中学生が60名、高校生が301名で、合計361名の新入生を迎えました。式は体育館で行われましたが、新型コロナ感染拡大防止のため、保護者のみなさまには教室にてzoomで式の様子をご覧いただくことにさせていただきました。
 約30分の時間でしたが、新入生の聴く姿勢は実に立派でした。学園理事長の林正夫先生からは「校歌に込められた想いの通りに歩んで欲しい」というお言葉をいただきました。また、広島修道大学の新学長、矢野泉先生は広島修道大学との連携について述べられ、「みなさんは無限の可能性を持っています。6年間及び3年間で可能性を育んでください」と激励をいただきました。

タイトル:学校は学びの場、経験の場、成長の場