2023年度 羅針盤

羅針盤 vol.77(2024.03.26)

3月2日(土)には高校の卒業式、19日(火)には終業式、中学校卒業式と、年度末の行事が終わりました。今、学校は新年度に向けての準備に慌ただしい状況です。 高校卒業式では、協創賞コンテストで最優秀賞を受賞したMiaさんの「大西洋横断」と題した発表について触れました(「羅針盤」前号でも紹介)。「人生は一度きり。悔いの残らないような生き方を」という父親の言葉について改めて触れ、式辞としました。中学校卒業式では、陸上・山縣亮太選手が9秒95の日本新記録樹立した(2021年6月)ことについて触れました。追い風(2m)を味方につけて達成できたのは「神様のご褒美」と父に話したそうですが、お父様が「誠実に、愚直に取り組んできた亮太だから」と納得されたというエピソードを交え、式辞としました。(写真は高校卒業式、右側が答辞を読んだ川原直生くん/本文は次年度に向けて)

タイトル:『失敗は挑戦の糧』

羅針盤 vol.76(2024.02.28)

この時期、例年であれば三寒四温を繰り返しながら春の訪れを心待ちにしているときですが、今年はどうも違うようです。今月中旬には、異常とも思える気温の上昇となりました。全国で25度を超える気温を観測し、「夏日」となったところもありました。ひょっとしたら今年の夏も”地球沸騰化”などと呼ばれるような猛暑を予見しているのかもしれません。
高校卒業式が間もなくです(3月2日)。つい先日入学したかと思ったら、もう3年が経ってしまいました。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、学校生活への影響も心配されました。学校行事の開催がままならず、不完全燃焼のときもありましたが、生徒のみなさんは乗り越えてくれました。これも思い出と、いつか懐かしむときが来るだろうと思います。 (写真は、協創コンテスト・最優秀賞を受賞したMiaさん/本文は協創コンテストについて)

タイトル:『「一所懸命」』

羅針盤 vol.75(2024.01.24)

元日に発生した「能登半島地震」から3週間余りが経ちました。1月21日(日)時点で、亡くなられた方が災害関連死を含んで232人、安否不明者が22人、避難者が1万5千余人となっています。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、避難生活をされている皆様に心からお見舞いを申し上げます。
9日(火)始業式、22日(月)全校朝会での校長講話では「能登半島地震」について触れました。広島にいる私たちができることは何かと共に、”備えあれば憂いなし”について話しました。 また、今を大切に生きることがいかに意味あることなのかについても。いつなんどき、災害に遭遇するとも限らない。日々の生活、家族や友だち、想いを込めて取り組んでいることなど、心残りがないようにしようじゃないか、と。
(写真は、大学入学共通テスト受験者の激励会の様子)

タイトル:『「愚かであれ」』


羅針盤 vol.74(2023.12.22)

”アクティブ・サタデー” の12月16日(土)、今年最後の学校行事が行われました。高校は、クラスマッチ(卓球、バレーボール)、中学校は、「KPC」(Kyoso Presentation Contest」が行われました。2学期末試験を終えての行事ということで、体育館では高校生の歓声が響き渡り、協創ホールでは真剣な眼差しで中学生がプレゼンテーションに聞き入っていました。
特に中学校の「KPC」は、各クラスの代表の生徒が「日本語部門」と「外国語部門」で発表し、金賞めざして頑張りました。また、ゲストスピーチとして、高校1年生の孫さん、留学生(スイスから)のミアさん、広島修道大学の留学生(中国から)の金さん、3人のスピーチも行われました。
以下、「KPC」について触れてみました。
(写真は、「KPC」での一場面。生徒のプレゼンテーション)

タイトル:『「グローカル・イノベーション・リーダー」をめざす』


羅針盤 vol.73(2023.11.30)

11月29日(水)、職員会議において、生徒自治会2名と高校1年7学級代表5名の7名が校則の見直しを求めるプレゼンテーションを行いました。これまで生徒自治会は、校則の見直しに向けて少しずつ取り組んでいます。一方の1年7学級(39名)は、「探究」の時間を通じて「校則を見直す」ことを課題設定し、グループに分かれて取り組んでいます。特に1年7学級が一定の取り組み成果を先生方に伝えたいということで、この度の機会となりました。すべて自分たちで取り組んできましたが、時に生徒自治会と議論し合い、意見を参考にしながら取り組んできました。また、この日のプレゼンに向けて何度も原稿やスライドを作り直し、”いい準備”を重ねてきました。 1年7学級のこれまでの取り組みをまとめてみました。

タイトル:『校則を見直す』

羅針盤 vol.72(2023.10.25)

10月16日(月)~20日(金)、研修旅行が実施されました。中学3年生がシンガポールとマレーシアへ、高校2年生は沖縄コース、鹿児島・屋久島コース、そして、カンボジアコースからの選択でそれぞれ行ってきました。コロナ禍の中、海外コースは断念せざるを得ませんでしたが、数年ぶりの海外研修旅行の実施となりました。
学校の研修旅行(本校では修学旅行と言わず、多様な学びを先行する趣旨から研修旅行と言う)は、いつもは行けないところに行ってみる、なかなか経験できないことを経験してみるというのが目的です。どこを選定するかというのは困難な作業ですが、費用も勘案しながら上記を今年度の行先にしました。
私は、昨年は沖縄へ、今年はカンボジアへ帯同しました。生徒や現地の様子、感想などを記してみました。

タイトル:『学びと感動のカンボジア』

 

羅針盤 vol.71(2023.09.29)

9月26日(火)、広島サンプラザにおいて「体育祭」が行われました。室内での体育祭は、昨年の広島グリーンアリーナ続いて2回目です。昨年は午前中のみの実施でしたが、今回は終日実施に。また、保護者の参観者数は600余名もあり、観覧席からの声援は生徒の奮闘の後押しとなりました。  体育祭の花形競技のリレーは、会場の広さの関係でトラック周回ではなく、直線コースでのバトンに。しかし、大いに盛り上がりました。また、中学校の大縄跳びは、中学3年B学級が日頃の練習の成果を如何なく発揮し、3分間で191回の記録を作りました。 その他の競技や応援においても生徒の熱い想いが会場を包みました。全校生徒約900名が一体となり、仲間の大切さ、繋がる意味について、改めて気づくことができた一日だったに違いありません。本当に素晴らしかったです。
本文はアクティブサタデー、保護者交流会、探究授業、LRC(図書館)他校図書委員との交流についてです。

タイトル:『協創する人』

羅針盤 vol.70(2023.08.28)

今夏、北海道では観測史上初というか超記録的な暑さとなりました。37度前後まで達し、信じられません。過日、国連が「もはや地球温暖化ではなく地球沸騰化」という表現を使い、異常気象に強い懸念を示していましたが、北海道の暑さもその一つなのでしょうか。 ”日常”を取り戻した夏休み、生徒は学校での補習、クラブ活動や家族旅行などにと充実した時間を過ごせたのではないかと思います。特に受験生の高校3年生は、有効に時間活用ができたと思うのですが、どうだったでしょうか。 さて、2学期に向けて心身ともにスイッチを”オン”の状態にしなくてはなりません。8月28日、始業式の中で伝えたのは、「8つのマインドセット」として伝えている中の一つ、「いい準備をしよう」についてでした。本文は、始業式での講話(中略)です。

タイトル:『いい準備をしよう』

羅針盤 vol.69(2023.07.26)

7月20日(木)、中国地方は梅雨明けとなりました。平年より1日遅く、昨年より6日早いということですが、心なしかカラッとした空気感が漂っているように思います。
本校は19日(水)が終業式でした。3か月半の1学期を終えましたが、どの場面でも”4年ぶり”という言葉が使われるように、コロナ禍前の日常に回復しつつあった1学期でした。特に文化祭での賑わいは、そのことを象徴するかのような行事となりました。すでに夏休みに入っていますが、いつもの学校生活と変わらぬほど、校内はたくさんの生徒が補習授業や進学補習、クラブ活動に取り組んでいます。
1学期を振り返り、生徒の成長が見え隠れした7月16日(日)の中学校オープンスクールのこと、普段生徒に伝えている心構えについてまとめて表したことについて触れます。

タイトル:『Be Myself』


羅針盤 vol.68(2023.06.27)

晴天に恵まれた6月24日(土)、文化祭が行われました。4年ぶりの一般公開ということで、保護者やご家族のみなさまを含めたくさんの方にご来校いただきました。後日、来校者数を集計したところ、何と約4,000人の方が来校したということがわかりました。ご来校いただき、本当にありがとうございました。(写真は、文化祭の様子)

タイトル:『一人ひとりが輝いた、文化祭』

羅針盤 vol.67(2023.05.29)

5月13日(土)、授業参観、学級懇談会、PTA総会が行われました。生憎の空模様でしたが、コロナウイルスが感染症5類になったということもあり、昨年以上の保護者のみなさまが来校されました。午後からはキャリアセミナー、また広島西ロータリー主催のセミナーが行われ、校内は終日賑わいました。
さて、「G7広島サミット」(19日~21日)が滞りなく終了しました。各国首脳がどこまで”ヒロシマ”を感じてくれたのでしょうか。また、広島市民は”核なき平和な世界の確立”を願うサミット開催でしたが、どこまでその想いが叶えられたのでしょうか。
生徒は開催期間を含め4日間のオンライン授業となりました。中間試験前を有効に過ごすことができたと思いますが…。(写真は、23日、海外の大学に合格した桂さんの報告を受けて)

タイトル:『海外の大学で学ぶということ』

羅針盤 vol.66(2023.04.25)

4月21日(金)の朝、登校する生徒たちとの挨拶を交わし終えた後、校門付近をゆっくりと見回すと、校門左にある校訓碑側の”ハナミズキ”と校舎に向かう直線通路脇の”ツツジ”がなんと鮮やかに咲き誇っていることか。完全に目を奪われてしまいました。スマホで撮影し終えると、受付の職員が「とても綺麗に花が咲きましたね。心が和みますね。そうそう先生、実はですね、3月1日の高校卒業式のときなんですが…」と卒業式が終わって、校門付近で起こったことについて話してくれました。

タイトル:『ありがとうございました』

羅針盤 vol.65(2023.04.11)

4月8日(土)、晴天のもと、2023年度入学式を挙行しました。来校制限をなくし、多くの保護者のみなさまにご来校いただけたことは何よりでした。また、吹奏楽部の演奏も復活し、生演奏が式を盛り上げてくれました。 若葉が萌え、花が咲き、鳥たちが歌い舞う。自然界の生命が輝く季節の到来となりました。今日のこの良き日、入学式を挙行できましたことは、この上ない喜びでございます。ただいま中学校53名、高等学校234名の入学を許可いたしました。新入生のみなさん、入学おめでとうございます。(写真は、入学式の一場面)
vol.65は、入学式 校長式辞を掲載しております。

タイトル:『ご縁を大切にしましょう』